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新たな帰省スタイル「セパレート帰省」とは? メリット・デメリットを解説

  • 2025.12.9

年末年始はパートナーと一緒に義実家で過ごす人も多いもの。パートナーの家族と集まって交流できる楽しさがある一方で、気疲れや負担を感じることもありますよね。そんな中、近年増えているのが「セパレート帰省」。夫婦が別々にそれぞれの実家へ帰省することで、帰省にまつわるストレスを軽減する新しいスタイルです。この記事では、セパレート帰省のメリットやデメリット、注意点についてわかりやすく紹介します。

セパレート帰省とは? 増えている背景も解説

セパレート帰省とは、夫婦が一緒にどちらかの実家に帰省するのではなく、それぞれの実家へ別々で帰る方法を指します。従来は夫婦でそろって行くのが一般的でしたが、最近はセパレート帰省を選択する夫婦も増加しています。

その背景として考えられるのは、共働き夫婦の増加により、休みを合わせて同じタイミングで帰省するのが難しくなっていること。また、コロナ禍に帰省しない年末年始を経験したことで、「毎年必ず帰らなくてもいいのでは」というムードが生まれたことなど、ライフスタイルや価値観の変化が影響しているのかもしれません。

セパレート帰省のメリット

まずはセパレート帰省のメリットを紹介します。

交通手段を手配する負担が減る
家族全員で遠方へ帰省すると、交通費が高額になったり、飛行機や新幹線で複数人分の席を確保する必要があったりと負担が大きくなります。一人ずつの移動であれば、費用を抑えられ、座席の予約も取りやすくなります。

スケジュール調整がしやすい
共働きの夫婦は休暇が合わないこともしばしば。セパレート帰省なら、パートナーに合わせる必要なく、自分の都合で帰省のスケジュール調整ができます。

個人の時間を確保できる
一緒に住んでいると、自分だけの時間をつくるのは難しいことも。パートナーが帰省している間に趣味を楽しんだり、一人の時間を満喫してリフレッシュしたりすることができます。

気疲れを軽減できる
義実家では家事を手伝ったり会話に気を遣ったりと、ストレスを感じやすいもの。セパレート帰省であれば、パートナーの実家に行かず、お互いが無理をせず過ごせるため、精神的な負担を減らすことができます。

セパレート帰省のデメリット

一方で、セパレート帰省にはデメリットもあります。

周囲の理解を得にくい場合がある
セパレート帰省はまだ一般的とは言えないため、親や親戚から理解されないことがあるかもしれません。特に年配の方は、「夫婦そろって帰省するもの」という価値観を持っている人も多いので、無理に進めるとギクシャクしてしまうことも。

家族の交流機会が減る
別々に帰省すると、義実家との交流が少なくなり、コミュニケーション不足につながることがあります。特に子どもがいる場合、片方の実家にしか子どもを連れて行かないと、もう片方の家では孫に会える機会が減ってしまい、寂しさを感じるかもしれません。

セパレート帰省を成功させるための工夫

パートナーと十分に話し合う
セパレート帰省をするなら、事前のコミュニケーションが不可欠です。どちらか一方の都合だけで決めるのではなく、ふたりで十分に話し合い、納得したうえで帰省方法を決定しましょう。また、どちらかが帰省している間の子育てや家事の分担についても、一方に負担が偏らないよう配慮することが大切です。

帰省の前後に家族で過ごす時間をつくる
帰省の時期は別々に過ごす分、別のタイミングで家族そろってゆっくり過ごす時間を設けることで、コミュニケーション不足を防げます。

義理の親や親戚に対する配慮
セパレート帰省に疑問を抱く家族もいます。事情や理由をていねいに伝えたり、直接会えない代わりに手土産やお歳暮を贈ったりするなど、気遣う姿勢を示すことで良好な関係を保つことができます。

家族と十分話し合い、納得のいく帰省スタイルを見つけよう!

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ライフスタイルの多様化により広がりつつあるセパレート帰省。スケジュールの自由度やストレス軽減などのメリットがある一方、家族関係が希薄にならないよう配慮することも大切です。セパレート帰省は、個人の事情と家族とのつながりの両方を大切にできる新しい選択肢として、これからも広がっていくかもしれません。

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