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手仕事で鮮度を極限まで追求した新商品「Made By Hand」販売中

  • 2025.12.9

コーヒーの製造・販売業を行う土居珈琲は、焙煎直後のコーヒーを手作業でパッケージングしたドリップバッグ商品「Made By Hand(メイド バイ ハンド)」を11月18日(火)に発売した。

焙煎したての風味にこだわる会社

コーヒー業界では長らく焙煎の鮮度が大切と言われながらも、実際の現場では効率性が優先され、大量焙煎・長期在庫が当たり前となっていた。

その結果、店頭に並ぶのは焙煎から時間が経過したコーヒーが中心となり、消費者が「本当の焙煎の香り」を味わえる機会は限られている。

そうしたなか、土居珈琲は1971年の創業以来、生豆をストックして注文を受けた後に焙煎・出荷するオンラインモデルを構築。これまで焙煎したての風味を徹底的に守る体制を追求してきた。

コーヒーの鮮度と味わいを重視

近年、コーヒーの消費スタイルは大きく変化。日本茶が急須からティーバッグへと移行したように、コーヒーもペーパードリップよりドリップバッグが主流になりつつある。これは日本が開発した文化だ。

通常のドリップバッグは焙煎済みのコーヒーを外部の加工所に送り、大量ロットで製造される。そのため、リードタイムによる鮮度低下や大量加工に伴う長期在庫といった問題が避けられない。

こうした仕組みは、焙煎の鮮度を最優先する土居珈琲の理念とは相容れないものだった。

そこで土居珈琲は、焙煎直後のコーヒー豆を自社工房でスタッフの手作業によってドリップバッグに封入する手法を採用。外部加工に出さないことで焙煎の香りが逃げる前にパッキングできるようになり、従来のドリップバッグにはなかった「焙煎したての体験」をそのまま閉じ込められる。

一方で、製造の工程では手間も時間もかかる分、大量生産はできないという。それでも効率より鮮度と味わいを優先した結果、新商品の「Made By Hand」にたどり着いた。

手仕事から生まれる品質の高さ

日本のお茶の世界では小規模な茶園が丁寧な手仕事によって品質を守り、高い信頼を得てきた。コーヒーも同様に、「少量だからこそ、守れる味がある」と考えられる。

「Made By Hand」は工房でひとつひとつ詰められるため、出荷数量が制限される。しかし、その非効率こそが香りと鮮度を守るための必然であるとともに、商品の価値そのものだという。

土居珈琲の代表・土居陽介氏は「大量生産の効率とは真逆の方法ですが、焙煎したての美味しさを届けたいという一点を追求した結果、『Made By Hand』が誕生しました。“手仕事が守る味わい”をコーヒーでも感じていただけるきっかけになればと願っています」とコメントしている。

「Made By Hand」は10gのドリップパックが6つ入りで、公式オンラインストアにて販売中だ。

焙煎したてのコーヒー豆を手詰めしたこだわりのドリップコーヒーが、日々のコーヒーブレイクをより豊かなひとときにしてくれるのでは。

土居珈琲 公式HP:https://www.doicoffee.com 土居珈琲 公式Instagram:https://www.instagram.com/doicoffee_official

(紫原もこ)

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