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クリスマスにサンタを追跡! NORADの「サンタ追跡」が、子どもの地理学習に役立った!

  • 2025.12.9

世界が注目するサンタ追跡プログラム!?

クリスマスが近づくと、世界中の子どもたちが心待ちにするのがサンタクロースの到来です。子どもたちから「サンタさん、何してるかな?」「今サンタさんどこにいるの?」と聞かれたことはありませんか?北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が毎年実施する「サンタ追跡」プログラムが今年も12月1日から開始されました。このプログラムは単なるエンターテインメントを超え、世界の地理や時差を学べる貴重な教育機会として注目されています。前回のサンタさんへの手紙の書き方に続き、今回はサンタさんを追跡するNORADサンタ追跡プログラムについてご紹介をします! 誰でも簡単に見ることができ、無料で毎日楽しめるのでぜひ試してほしいと思います。アクセス方法は次のページに記載してます!

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始まりは広告の誤りから - 1955年の感動的なエピソード

NORADのサンタ追跡プログラムには、心温まる誕生秘話があります。すべては1955年12月24日、アメリカの百貨店が新聞に掲載した「サンタへの電話」広告の誤植から始まりました。広告に記載された電話番号が間違っており、サンタに電話をかけようとした子どもの電話が、なんと大陸防空司令部(CONAD)の司令官ハリー・ショップ大佐の「レッドテレホン」(軍事用ホットライン)にかかってしまったのです。オペレーション室の責任者、ハリー・ショップ大佐は部下に指示をして、サンタが北極から南に向かっていないかレーダーをチェックするように伝えました。そして、「サンタは今、北極から南に向かっているよ」と答えました。その後も次々とかかってくる子どもたちからの電話に、部下たちと一緒に対応を続けました。翌年、この心温まるエピソードが報道機関の注目を集め、毎年恒例の伝統として定着。1958年にはNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)がこの任務を正式に引き継ぎ、現在まで69年間も続く世界最大のサンタ追跡プログラムとなりました。

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時差を学べる教育的価値 - 世界中のランドマークを巡る

NORADサンタ追跡プログラムの最大の教育的価値は、世界の時差と地理を自然に学べることです。サンタは国際日付変更線から旅を始め、各地の深夜0時に合わせて世界中を巡ります。学習できる内容時差の概念:なぜ世界各地で時間が違うのかを実感世界地理:有名なランドマークの位置と特徴文化の多様性:各国のクリスマス文化の違い科学技術:レーダーや人工衛星の仕組みサンタは東から西へと進み、シドニー、東京、ソウル、北京、ムンバイ、ロンドン、ニューヨークなど、世界各地の有名なランドマークを訪れます。子どもたちは「今サンタがいる場所は何時だろう?」「日本の夜中にアメリカは何時?」といった疑問を通じて、自然に時差の概念を理解できます。

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親子で楽しむ学習のすすめ

サンタ追跡プログラムを楽しめるNORADのサイトには、追跡機能だけでなく、豊富な教育コンテンツが用意されているのも魅力です。12月1日からクリスマスまで、毎日新しいコンテンツが追加され、無料で楽しむことができます。サイトで楽しめるコンテンツカウントダウンカレンダー:クリスマスまでの日数カウントミニゲーム集:プレゼント包装ゲームやトナカイのレースなど音楽プレイヤー:世界各国のクリスマスソングライブラリー:サンタやクリスマスに関する豆知識多言語対応:日本語を含む9言語で利用可能なので英語の学習にも。

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地球儀や世界時計と併用で学習効果を高める!

まずは地図や地球儀を用意して、サンタの現在地を一緒に探してみましょう。「この国の言葉で『メリークリスマス』は何て言うかな?」「この国のランドマークはなんだっけ?」「日本からどのくらい離れてるのかな?」と会話を膨らませることで学習効果がさらに高まります。世界地図と世界時計、NORADアプリの併用でサンタさんの現在地を地図で確認しながら、世界はこんなに広いんだよ~!日にちが異なる国があるんだよ。と子供たちに毎年教えてあげられることが私の楽しみでもあります。各国のクリスマスの文化が紹介されていたり、人工衛星やレーダーシステムについても学ぶページがあります。どのようにしてサンタの居場所を追跡してるのか?などを見ると、とってもリアルで本当にサンタさんがいるように感じます。公式サイトからは、追跡プリグラムに参加している様々な企業・国際機関のページにもアクセスでき、そこでもまたゲームなどが楽しめます。NASAのページには宇宙のことや惑星のゲームなどもありとってもおすすめです!さらに、クリスマス当日には「サンタカム」という特別な映像コンテンツが配信されます。これはその時間に世界各地の有名な建造物の上空をサンタが飛んでいる様子をCGで再現したもので、エッフェル塔、自由の女神、富士山などの上をサンタさんが走ります。子どもたちにとって地理学習の絶好の機会となります。子どもたちは各国のランドマークに興味を持ち、夏休みにここに行ってみたい!エッフェル塔と東京タワーは形が似てるね!などいつも違う発見があり、更に興味を持った国を深掘りすることで子どもたちの探求心を養います。

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アクセス方法と楽しみ方

それではアクセス方法をご紹介します!公式サイト:www.noradsanta.org/jaX: @NORADSantaモバイルアプリ:iOS・Android対応の無料アプリ【NORAD Track Santa Claus】電話番号:+1-(877)-446-6723(日本からは国際電話)公式サイトは携帯でもタブレットやPCでもご覧頂けます。毎年12月1日にサイトがオープンしますので今はもう既にアクセス可能となっております。クリスマスイブの夜は、世界中から約10万件の電話と1200万件のウェブアクセスがあるそうです。1500人以上のボランティアが24時間体制で子どもたちの質問に答えているため、電話をかけて実際にNORADスタッフと話すことができるのも魅力です。(24日以前に電話をかけると、24日になったら掛けなおしてね!とアナウンスされます)国際電話になりますが、年に一度の機会ですのでお子様に「Hi, can you tell me where Santa is right now?」(こんにちは、サンタさんが今どこにいるか教えてくれますか?)このフレーズを練習して電話をしてみるのもとても良い機会になりますよ!

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NORADサンタ追跡は、一つのミスから生まれた奇跡的なプログラムですが今では世界最大の教育エンターテインメントに発展しました。単にサンタの位置を追うだけでなく、時差、地理、文化、科学技術など、多岐にわたる学習機会を提供してくれます。この冬休み、お子さまと一緒にサンタを追跡しながら、世界の広さと多様性を感じてみてはいかがでしょうか。きっと毎年クリスマスがもっと楽しくなるはずです!

【Profile】SAYA(@sayaka__kawakami)

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7歳女の子・3歳男の子の2児の母。子どもたちは日本育ちでもバイリンガルに。親のマインドセットや、英語×非認知能力でAI時代に負けない子を育てるメソッドを発信。英語ができないママでも、日本の幼稚園・公立小学校に通っている子でも挑戦できるバイリンガル育児を提案しています。また親子で楽しく学べる日本と海外の教育・マインドの良いところを取り入れた、ハイブリッドなバイリンガルキッズを生み出す親子英語オンラインコミュニティを運営。

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