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ヨルゴス・ランティモス監督最新作『ブゴニア』2026年2月日本公開!製作はアリ・アスター&『パラサイト』製作陣

  • 2025.12.9

『哀れなるものたち』(23)で世界を魅了したヨルゴス・ランティモス監督が、『ミッドサマー』(19)のアリ・アスターと『パラサイト 半地下の家族』(19)製作陣をプロデューサーに迎え生みだした、前代未聞の誘拐サスペンス『ブゴニア』。本作が、2026年2月13日(金)より日本公開されることが決定した。

【写真を見る】エマ・ストーンが坊主姿でカリスマ経営者に扮する

【写真を見る】エマ・ストーンが坊主姿でカリスマ経営者に扮する [c]2025 FOCUS FEATURES LLC.
【写真を見る】エマ・ストーンが坊主姿でカリスマ経営者に扮する [c]2025 FOCUS FEATURES LLC.

『女王陛下のお気に入り』(18)で人間存在の真実をあぶりだし、『哀れなるものたち』で世界を魅了したランティモス。一躍映画ファン最注目の監督となった彼が、再び誰も見たことのない痛快な傑作を送りだす。そんなランティモスと今回製作でタッグを組んだのは、狂気のその先を描いた『ミッドサマー』、『エディントンへようこそ』(12月12日公開)で監督を務めたアスターと、『パラサイト 半地下の家族』の製作チーム。この最強の布陣が、韓国の伝説的なカルト映画『地球を守れ!』(03)を現代的なエンタメ作にパワーアップ。混沌とした時代を毒気たっぷりのユーモアで描きだす、まさに“いま”こそ観たい、圧倒的エンタテイメント作品が爆誕した。

世界の未来を握るトップリーダーとして知られる、製薬会社のカリスマCEOミシェルが誘拐される。犯人は、ミシェルが地球を侵略する宇宙人だと信じてやまない、陰謀論者のテディと、彼を慕う従弟のドン。2人は彼女を自宅の地下室に監禁し、宇宙船に連れて行けと迫る。ミシェルの星の皇帝と会談し、地球から撤退するよう交渉させろというのだ。頭脳明晰で心理学の学位も持つミシェルは、なんとか2人を言いくるめようと、あの手この手で抵抗する。だが、一歩も引かない両者の駆け引きは二転三転し、やがてテディの隠された過去が暴かれ、ついに互いに命懸けの戦法に打ってでる。

カリスマ経営者ミシェルを狙ったのは、彼女の会社の末端社員とその従弟 [c]2025 FOCUS FEATURES LLC.
カリスマ経営者ミシェルを狙ったのは、彼女の会社の末端社員とその従弟 [c]2025 FOCUS FEATURES LLC.

被害者となるカリスマCEOのミシェルを演じるのは、ランティモスとは5作目のタッグとなるオスカー俳優のエマ・ストーン。本作では製作も手掛ける彼女は、陰謀論者に囚われた人質を演じるために髪を剃り、丸坊主姿に変身。自ら演技の限界を更新し続け、誰もたどり着けない境地へと向かう。彼女を”地球を侵略しに来た宇宙人”だと信じてやまない誘拐犯の2人組には、『憐れみの3章』(24)や『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(24)で圧倒的な存在感を放ったジェシー・プレモンスと、オーディションで大抜擢された期待の新星エイダン・デルビス。

陰謀論者2人は、ミシェルが地球を侵略しにきた宇宙人と信じてやまず… [c]2025 FOCUS FEATURES LLC.
陰謀論者2人は、ミシェルが地球を侵略しにきた宇宙人と信じてやまず… [c]2025 FOCUS FEATURES LLC.

「お前は宇宙人だ」と言い張る、真っ当な会話がまったく成り立たない犯人たちと、知恵で彼らを言いくるめようとする人質ミシェルのやり取り。「助かりたければ地球から撤退せよ」という支離滅裂な要求をする犯人を相手に、ミシェルはどう切り抜けるのか?彼らの駆け引きの果てに、物語はまったく予期せぬまさかの展開へと発展していく。意外で衝撃的、痛快すぎるラストが待ち受ける、前代未聞の誘拐サスペンスに仕上がっている。

日本公開とあわせて解禁されたのは、本ポスターと本予告。ポスタービジュアルは、ストーン演じるCEOミシェルに赤い血と黄色いハチミツが降りかかる圧倒的に大胆なデザインに。印象的なタイトルである『ブゴニア』は、死んだ牛からハチが生まれたという古代ギリシア信仰に由来するもの。誘拐されたミシェルに降りかかる、予測不能な展開を暗示するようなビジュアルとなっている。

さらに予告映像では、2024年の大ヒット曲チャペル・ローンの「Good Luck, Babe!」にあわせて闊歩するミシェルの姿からスタート。マックイーンのスーツ、ルブタンの靴、サンローランのバッグに愛車のベンツで身を固め、美容と護身にも抜かりがない彼女はまさに世界の経済を握るトップリーダー。そんな彼女の自宅に不気味なお面をつけた2人組が侵入し、“地球防衛本部”へと誘拐されてしまう。ミシェルを宇宙人だと言い張る誘拐犯たちとの噛み合わない会話劇、そしてその先の衝撃的展開を予感させる映像に期待が止まらない本予告となっている。

アカデミー賞前哨戦となる、第83回ゴールデン・グローブ賞ではミュージカル・コメディ部門の作品賞主演女優賞(エマ・ストーン)、主演男優賞(ジェシー・プレモンス)の3部門にてノミネートされた『ブゴニア』。ランティモス×アリ・アスター×『パラサイト 半地下の家族』製作チームで贈る、前代未聞、予測不能な唯一無二の映画体験を見逃すな!

文/サンクレイオ翼

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