グリコがポッキーなど600万個を自主回収「安全性に問題なし」

江崎グリコは8日、「ポッキーチョコレート」や「ポッキー極細」などチョコレート菓子20品目、合計約600万個について、本来の風味と異なる商品が流通したとして自主回収することを発表しました。

回収の主な要因は、製品の主原料となるカカオ豆を貯蔵している物流倉庫での改修工事の際にカカオ豆と香辛料を同じ場所で保管し、カカオ豆に香辛料の香りが移ってしまったためとしています。同社では「当社工場での受入れ時に麻袋の外観確認や臭気確認を行っていましたが、発見できませんでした。におい移りは均一ではなく、チョコレート製品の製造過程において、製造ロット間でばらつきがあり、検査でも検出できませんでした」としています。

同社によれば、8日までに健康被害の申し出はないしとしており、「そのままお召し上がりいただいても安全性に問題はございません」としています。

発覚の経緯は、10月15日に、同社のお客様センターに「冬のくちどけポッキー」で「いつもと味が違う」との指摘が寄せられ、その後、同様のご指摘が増加。調査を開始し、11月下旬に原因が倉庫保管に起因することを特定、自主回収を決定したとしています。

再発防止のため、倉庫保管ルールや検査体制の見直し、品質管理の徹底を図るとしています。業績への影響も現在、精査しているとしています。

対象商品

詳しくは公式ホームページをご確認ください。

回収方法

対象商品が手元にある場合はインターネット上の受付フォームか電話で連絡が必要となります。

回収に来た宅配業者に対象商品を渡し、後日、商品代金相当の「QUO（クオ） カード」を送付するとしています。

受付フォーム（24時間受付）：

フリーダイヤル

0120-122-859（月曜日から金曜日の9時から17時受付）

※12月13日と14日は受付

SNS上の反応

いつも慣れ親しんでいるポッキーなどの自主回収の発表を受け、SNS上ではコメントが相次ぎました。

SNS上に寄せられたコメントは具体的にはどんな反応だったのでしょうか。

一緒に見ていきたいと思います。

「なんか変な味がした」「廃棄せず安く放出して欲しい」

SNS上に寄せられたコメントを見てみると、多くのユーザーが「変な味がした」と既に風味の変化に気づいている声も見受けられました。また、「安全性に問題ないなら廃棄はもったいない」「安く売って欲しい」と言った声も寄せられていました。このほか、カカオ高騰による状況下での大企業の初歩的なミスを指摘する意見のほか、レシートがないため返金ができないことへの不満の声も見受けられました。

ライターコメント

今回の自主回収はポッキーだけでなくGABAやLIBERAも回収対象となります。自主回収の理由として「香辛料の香りが移った」のが原因とは少し驚きでした。安全性に問題はないとはいえ、いつもの味を楽しめないのは少し残念な気がします。ホームページを確認して、対象商品を持っている人はQUOカードと交換できるので、急いで確認をお願いします。