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ラヴェンダー、ルーの苗で手軽に作れる【ハーブのミニクリスマスツリー】プレゼントにも◎

  • 2025.12.8

ラヴェンダー、ルーの苗で手軽に作れる【ハーブのミニクリスマスツリー】プレゼントにも◎

いつもの暮らしにも、クリスマスの趣を添えてみたいと感じるこの時期。ハーブ研究家の桐原春子さんに、ハーブを使ったクリスマスのアレンジを提案していただきました。今回はラヴェンダー、ルーを使った小さなクリスマスツリーです。

扱いやすい小さな苗にクリスマスの飾りつけ

大きな木のクリスマスツリーはもちろん素敵ですが、小さくてもクリスマスツリーがあると、暮らしにポッと明かりが灯るよう! 扱いやすい小さなハーブの苗を使って、クリスマスの飾りつけをしてみませんか。

「この時期に出回るハーブ苗を購入した場合、おしゃれな鉢に植え替えるだけでもぐんと見栄えがよくなりますが、ひと手間かけて飾りつけを。飾るという行為自体が楽しく、元気になれますよ」

室内に置く場合は、水受け皿を敷くのを忘れずに。また、これらのハーブをツリーに見立てて楽しんだ後は、クリスマスの終わりとともに飾りをはずし、日当たりのよい場所で育てましょう。

独特の葉形が印象的な「ルー」をキュートに飾る

ルーは青緑色の葉が印象的なハーブ。キリスト教の世界ではよく使われ、「悔い改めのハーブ」としてミサのとき、聖水をまくのに使われました。宗教的な意味合いの強いハーブをクリスマスの飾りに使うことで物語が生まれます。

飾り方はいたって簡単。U字状のワイヤに市販のリボンつきベルを結わえ、好みの生地にポプリを包んでしばった香り玉を結びつけるだけ。これをかんざしのように、直接、バランスよく鉢土に差し込みます。これは、苗や枝の弱い植物のオーナメントとして最適です。

株元は綿で覆い、雪のイメージに。

【ルー】
ミカン科/常緑小高木

別名・ヘンルーダ。葉に強い香りがあり、猫が嫌がることから「猫寄らず」の名で売られていることも。かつては料理にも使われたが、現在は使われなくなった。独特の葉形を楽しむ他、初夏に咲く黄色の花もかわいらしく、庭の彩りに適する。日当たりを好むが、半日陰でも育つ。

Point

ワイヤを折り曲げU字状にし、折ったところに白いベルとリボンの飾りをつける。その下側に、香り玉をグリーンの地巻きワイヤで結わえる。香り玉は、布地にラヴェンダー主体のポプリを包み、リボンでしばるだけ。

ワイヤのドームで「ラヴェンダー」をやさしく包み、色と香りをプラス

こんもりとしたシルバーリーフのラヴェンダーに、ワイヤを編んで作ったドームをすっぽりとかぶせて飾りつけ。ピンクの細いリボンをドームの上からゆるっと巻き、銀色の鈴なども結わえます。

パッと目を引く幅広のリボンは、結び目にワイヤを通し、鉢の縁に引っかけただけ。枝に飾りを直接つけないので、小さい苗や枝の弱い植物に飾りつけをしたいときにおすすめのやり方です。

鉢は木の器に据え、周囲に塩を敷いてエッセンシャルオイルを垂らし、花びらを散らしたモイストポプリを。上にラヴェンダーバンドルズなども置きました。宇宙や新雪を思わせる印象的な飾りです。

【ラヴェンダー】
シソ科/常緑小高木

香りに心を落ち着かせる効果があるとされ、香料、ティー、ポプリなどに幅広く利用される。日当たりと風通しがよく、乾燥ぎみの場所を好む。高温多湿に弱いので、初夏の花後は株を丸く刈り込んで蒸れを防ぐ。梅雨時は鉢植えを軒下に置くなどして、雨を避ける。

Point

ラヴェンダーの樹高(約20㎝)の約3倍の長さのワイヤを4本用意し、半分に折り曲げる。折ったところを頂点にして上から3㎝のところを2m長さの別のワイヤの片端で束ね、8本にばらしたワイヤの中の1本に巻きつける。横のワイヤに渡してねじるを繰り返しながら、らせん状に下側に編み進める。途中で適宜ビーズを通す。頂点には白に塗ったスターアニスを飾る。

撮影/川部米応

※この記事は「ゆうゆう」2015年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

※2024年12月19日に配信した記事を再編集しています。

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