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【ラトビア旅行で行くべきスポット】リガ郊外の「民族野外博物館」で伝統的な暮らしに触れる一日体験レポート!

  • 2025.12.8

ヨーロッパ北東部に位置するラトビア。今回は、豊かな自然の中に広がる「ラトビア民族野外博物館」を訪れ、古きよきラトビアの伝統的な暮らしと文化のルーツに触れる旅をレポートします。

「ラトビア」ってどんな国?

ラトビアはバルト三国の中央にあり、エストニアとリトアニアに挟まれています。ヨーロッパのほとんどの首都へ3時間以内でアクセスできるという、ビジネスや観光に理想的なロケーションを誇ります。豊かな自然と活発な芸術文化も魅力の一つです。さらにラトビアは世界で最も起業しやすい国の一つとして知られ、スタートアップシーンが熱い注目を集めています。

【ラトビア民族野外博物館】で民族文化に触れる

リガ郊外、ユグラ湖畔の美しい松林の中に広がる「ラトビア民族野外博物館」は、1924年に設立された、ヨーロッパでも屈指の歴史と規模を誇る野外博物館です。この広大な敷地には114個の建物が並び、ラトビアの伝統的な暮らしが保存され、国の歴史と文化のルーツを体感することができます。

300年以上の時を刻む、木造教会

博物館内に佇むこちらの教会は、1704年に建造された木造建築です。3つの宗教が関わって継承されてきたという歴史を持ち、現在も2週間に一度ミサが行われています。

天井を見上げると、天使たちがさまざまな楽器を奏でる美しい装飾が施されています。電気を使用していないため、自然の光とロウソクの灯火だけで明るさを満たしているそうです。

ラトビア式サウナ「ピルツ」の小屋に潜入

こちらはラトビア古来のサウナ「ピルツ」の小屋です。火で熱した石に水をかけて蒸気を生み出すスモークサウナで、14世紀から存在しました。サウナの中では火を使うため、火事を防ぐために家から少し離れた場所にあったそうです。

白樺の若い枝葉などを束ねて乾燥させた「ヴィヒタ」が吊るされています。サウナ中に全身を軽く叩くようにして使います。

ラトビアの伝統料理を堪能

敷地内に併設されたラトビアの伝統料理が味わえるレストランで昼食をいただきました。エンドウ豆の煮込み料理や、豚バラと玉ねぎの炒め物など、どれも素材の味を活かした素朴ながらも大変美味しい料理でした。大皿から皆で取り分けて食べるスタイルは、ラトビアの家庭ではごく一般的な習慣なのだそう。温かい家庭の味と、文化に触れる体験を同時に楽しむことができました。

食後にはこちらのデザートをいただきました。コケモモの甘酸っぱさとメレンゲのふんわりサクサクとした軽快な食感がクセになる逸品です。

伝統的なお菓子「ジンジャーブレッド」作りを体験

ラトビアのクリスマスには欠かせない伝統的なお菓子、「ジンジャーブレッド」作りを特別に体験させていただきました。生姜やナツメグ、コリアンダーなどのスパイスが練り込まれた生地の上に卵黄を塗り、その上からアーモンド、クルミ、ヘンプシードなど、好みの具材で自由に飾り付けを行います。

オーブンで焼いたらとってもいい香り♡

自分で飾り付けたジンジャーブレッドは、甘い香りとスパイスが効いた味わいで、食べごたえも満点でした!


ラトビア民族野外博物館の広大な敷地を巡りながら、昔ながらの家屋や教会を実際に見ることができたのは貴重な体験でした。ラトビアの多様な文化や伝統的な暮らし、そして歴史を楽しみながら学ぶことができました。

ラトビア民族野外博物館
📍Brivdabas street 21, Riga, LV-1024

取材・文=InRed編集部

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