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「ママになったよ♡」夫と駆け落ちした友人から1年越しの連絡が…「変だね…」返した一言で空気が一変!

  • 2025.12.8

第一子の妊娠がわかったとき、つわりも重く、後期は切迫早産ぎみと言われてしまいました。私は仕事を調整しながら慎重にマタニティ期を過ごしていたのです。
夫は最初こそ心配して私に寄り添ってくれたものの、次第に忙しさを理由に、通院にもほとんど付き添わなくなり、家事もやらなくなってしまいました。
不安を抱えたまま、ついに出産の日——。

夫は立ち会うつもりがなく、ひとりぼっちで挑んだ出産でした。それでも生まれたと連絡をしたら、すぐに駆けつけてくれると信じていたのです。


しかし出産を報告するメッセージへの返事は「了解」のみ。「もっと喜んでくれると思ったのに」と違和感を覚えつつも、「実感がわかないだけなのかな」と自分を納得させました。


「何時ごろ病院に来られる?」と聞くと、「ごめん。今日は仕事が立て込んでて……あとで行くよ」と返信が。「出産の日は休んだり早退したりできるようにしておいてね」と何度も伝えていたのに、仕事を優先するのか……と胸がざわつきました。

それでも「あとで行く」という言葉を信じて待っていたものの、入院中、夫は一度も顔を見せなかったのです。

退院の日に届いた信じられないメッセージ

退院の日、「迎えくらいは来てくれるはず」と思っていましたが、夫は現れません。仕方なく、両親に迎えをお願いしようかと悩んでいたそのとき、夫から長文のメッセージが届きました。


「ごめん。今日は迎えに行けない。というか、もう一緒にいられない」あまりに唐突なメッセージに目の前が真っ暗になりました。


「子どもが生まれたばかりなんだよ? 退院の日なんだよ? どういうこと?」と問い詰めると、夫は「一緒にいたい人がいる」「荷物もまとめて家を出る」と言い出したのです。


相手は誰なのか問い詰めると、返ってきたのは私の幼なじみの名前でした。結婚前から3人で飲みに行くことも多く、結婚してからも付き合いがあったものの、そんな関係になっていたとは、信じられませんでした。

そして夫は「君なら仕事もできるし、ひとりでもやっていけると思ったんだよ。だけど、彼女は俺がいないとだめなんだ……」と続けたのです。

たしかに、私は夫よりも年収が高く、自立している自覚もあります。しかしそれは、不倫したうえに駆け落ちまでしていい理由にはなりません。

それでも、今病院で赤ちゃんを抱えている私には、夫が家を出るのを止められないでしょう。私は静かに、「……わかった。ひとりで育てるから、その代わり養育費は払ってね」と伝えました。

ところが夫は、「お前の稼ぎだけで十分だろ」と言い出したのです。その瞬間、「この人とは本当に終わったんだ」と悟りました。

不倫相手の言い分

私はすぐに幼なじみへ連絡をしました。「うちの夫と一緒にいるって本当?」と送ると、返ってきたのは開き直ったような返信でした。


「本当だよ〜。驚いた? 前から彼は私のことが好きだと思ってたんだけど、2人は結婚しちゃったでしょ? 正直、複雑だったんだよね。でも結局、彼は私を選んだってことだよね」

あまりに堂々としている幼なじみ……。もう何を言っても無駄でしょう。私はシングルマザーとして娘を育てる覚悟を決めました。

不倫相手の出産報告

それから1年、離婚した私は、娘のお世話と仕事に追われる日々を送っていました。そんなある日、突然例の幼なじみからメッセージが届いたのです。

「久しぶり〜! 私もママになったよ♡」彼女は「うちの子、本当にかわいくて夫も私もメロメロ!」と、まるで何事もなかったかのように一方的に話を続けます。

さらに、「あんたの子どもって4月生まれだよね? うちは3月生まれだから、同じ学年だね〜!」と浮かれた様子。「これからはママ友になろうよ♡ 幼なじみ同士の子どもが同級生なんて、本当に運命って感じだよね♡」とまで言い出したのです。

私は「……いや、それは変だね」とつい口から出てしまいます。3月生まれなら、妊娠したのは駆け落ちして間もない時期のはず……。心のどこかで引っかかるものがありました。


どうしようか一瞬迷ったものの、「変だ」と言ってしまった手前、その違和感を彼女に伝えることにしました。

違和感の正体

実は元夫は、結婚してすぐに受けた検査で「自然妊娠は難しい体質」と医師から説明を受けていました。私たちはどうしても子どもが欲しかったので、不妊治療をした上で妊娠に至っています。

その経験があるからこそ、治療などは一切受けずに妊娠したと聞いたときに違和感を覚えたのです。

そこで、私はあえて彼女にこう返しました。


「彼って、お医者さんから『自然妊娠は難しい』って言われてたんだよね。治療もしないで、そんなに簡単にできるものかな?」

彼女は急に返信のトーンを変え、「今日は忙しいから、またね」とだけ送り、その後返事が途絶えました。

幼なじみが隠していた真実

数週間後、今度は元夫から連絡が来ました。「相談したいことがあるんだ。妻が子どもを産んだのは知ってると思うけど……どうしても気になることがあって」


話を聞いてみると、「子どもの顔が自分にあまり似ていない」「出産予定日から遡って妊娠時期を計算すると、自分は仕事でほとんど家にいなかったころだった」とのこと。

加えて、自身が「自然妊娠は難しい」と医師から言われていたこともあり、「時期を考えると、自分の子どもではない気がしてしまう」と話したのです。

「一度、親子鑑定をしたいと思うんだけど……お前は、どう思う?」と元夫。「どうして今になって私に相談するの?」という困惑と、どこか呆れた気持ちが入り混じり、言葉を失いました。

私はあえて踏み込んだ発言はせず「そうしたいなら、そうすれば?」とだけ返しました。

再婚の条件!?

ほどなくして、再び元夫から電話がかかってきました。親子鑑定の結果、幼なじみが産んだ子どもは自分の子ではなかったよう……。駆け落ちしてすぐに知り合った男性と関係を持ち、できた子だったと言います。

近々離婚するとのことでした。

しかしそれだけではありません。元夫は「やり直せないか」と切り出しました。もちろん受け入れられるわけがありません。私が断ろうとした瞬間、元夫は「再婚には条件がある」と続けました。

それは、娘と元夫の親子鑑定をすること。今回のことがトラウマになっている気持ちはわかりますが、私と一緒に頑張った治療の日々が疑われた気がして悲しい気持ちになりました。もちろん娘は彼の子です。

私は「出産直後に私と娘を捨てて、私の幼なじみと駆け落ちしたのはあなた。あのとき、自分から“父親でいること”を捨てたんだよね。もう遅いよ」と言って元夫からの申し出を拒みました。

それ以降も元夫から「わが子に会いたい」というメッセージが来ますが、会わせる気はありません。また疑いの目を向けて、娘が傷つくことがあっては絶対に嫌なのです。

私一人でも十分な愛情を注いで娘を育てていくつもりです。

♢♢♢♢♢♢

妊娠・出産の時期は、本来パートナーの支えが必要とされるタイミングです。その大切な時期にひとりで不安を抱えながらも前を向いて歩き続けるのは、きっと大きな負担や葛藤があったはずです。

その強さを引き出してくれたのは、生まれてきた子どもの存在だったのかもしれませんね。大切な娘さんが大きな支えとなり、これからの道しるべにもなっていくのでしょう。親子の未来が、穏やかで温かい時間で満たされますように。

【取材時期:2025年11月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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