1. トップ
  2. 「神アニメの予感しかない」「嬉しすぎて発狂」連載開始から6年を経て“アニメ化決定”…原作ファンを驚かせた“異例の発表”

「神アニメの予感しかない」「嬉しすぎて発狂」連載開始から6年を経て“アニメ化決定”…原作ファンを驚かせた“異例の発表”

  • 2026.2.4

まだ放送前にもかかわらず、期待に胸が高鳴るような作品があります。一方で、放送が始まってから一気に評判が広まり、話題をかっさらっていく作品も今期は目立っているのです。今回は、そんな“注目集めるアニメ”を5本セレクトしました。

本記事ではその第2弾として、アニメ『氷の城壁』(TBS系)をご紹介します。連載開始から6年を経て4月よりアニメ化される、現在放送中のアニメ『正反対な君と僕』の原作者・阿賀沢紅茶先生による作品です。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

undefined
※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『氷の城壁』(TBS系)
  • 放送期間:2026年4月2日~放送予定

人と接するのが苦手で、他人との間に壁をつくってしまう高校生・氷川小雪(CV:永瀬アンナ)。幼なじみである安曇美姫(CV:和泉風花)以外は誰ともつるまず、静かに日々を過ごしていた彼女の前に、なぜかぐいぐい距離を詰めてくる男子・雨宮湊(CV:千葉翔也)が現れて――?

孤高の女子・小雪、学校のアイドル・美姫、距離ナシ男・湊、優しく穏やかなバスケ部員・日野陽太(CV:猪俣慧士)が織りなす、不器用で、じれったくて、それでも愛おしい青春のすれ違いが生み出す群像劇が今、幕を開けます。

高校生の“心の壁”を描いた青春群像劇

『氷の城壁』は、他人と距離を取りがちな高校生たちの“心の壁”が、すこしずつ溶けていく過程を描いた青春群像劇です。メインキャラクターである小雪たち4人のいろいろな気持ちが絡み合い、関係が動いていきます。

視線の揺れや言いよどみ、誤解の積み重ねといった日常の機微をていねいに拾う心理描写が本作の見どころ。表情の微妙な変化まで描く繊細さが強い武器で、沈黙の時間さえ印象的な場面となっているのが巧みです。

小雪のクールな外側と内面の脆さ、湊の空気を読む優しさが結果として自分を追い詰める危うさ――この二面性がすれ違いを生む一方で、私たちにも身近な悩みに感じられます。だからこそ他人事のように思えず、共感できるという魅力があるのです。背中を押す友人や後輩たちも物語を支えており、キャラクターの一言が心に残る作品となっています。

異例の“2クール連続”でアニメ化される阿賀沢紅茶作品

本作は、2020年1月から2022年4月にかけて電子漫画サービス“LINEマンガ”にて連載された阿賀沢紅茶先生によるウェブトゥーンを原作としています。連載開始から6年を経てアニメ化される『氷の城壁』についてSNSでは「神かよ」「ビックリ」「神アニメの予感しかない」「マジでやばい」「嬉しすぎて発狂」と、喜びの声があがりました。

2026年1月11日より放送がスタートした、共感性の高いラブコメディ『正反対な君と僕』の原作も手がけている阿賀沢先生。4月2日より『氷の城壁』も放送開始するため、阿賀沢先生が手がけた作品がなんと2クール連続でアニメ化されることになるのです。

漫画・アニメのニュースサイト“コミックナタリー”のインタビューにて、阿賀沢先生は『氷の城壁』の連載が始まったきっかけについて以下のように語っています。

「氷の城壁」はもともと趣味で描いていたものを「集英社少女マンガグランプリ」っていう企画に応募してそこから連載になったんです。ただ、読者さんの反応を見るまでは、「これはわざわざマンガにするほどの内容じゃないんじゃ……?」って感覚で。派手な設定や展開があるわけじゃないし、誰か少数の人に刺さったらラッキーくらいの気持ちで描いてました。
出典:『「正反対な君と僕」「氷の城壁」の阿賀沢紅茶先生とお友達になりたい!マンガ大好き芸人・吉川きっちょむのマンガ家交友録』コミックナタリー 2024年3月29日

“集英社少女マンガグランプリPowered by LINEマンガインディーズ 2018summer”に応募し、特別賞を受賞したのがきっかけで連載が始まった『氷の城壁』は、もともとは阿賀沢先生が趣味で描いた漫画だったとのこと。加えて、明確に漫画家になろうとは思っていなかったそうです。しかし、阿賀沢先生にしか描けないような『氷の城壁』と『正反対な君と僕』をつくり上げ、今となっては多くのファンから支持されています。

人と人の間にそびえる“見えない壁”を描き切った『氷の城壁』は、アニメ化され話題を呼んでいる『正反対な君と僕』のように、刺さって抜けないような作品です。4月からのアニメ放送開始に伴い、さらに注目を集めていくでしょう。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari