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「悪気がないのは分かるけど…」お見合い相手の質問にグサッ…→女性が“心のシャッター”を下ろしてしまった瞬間とは

  • 2025.12.16
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。婚活カウンセラーのりぃです。
今日は、「悪気はないのは分かるけれど、ちょっと傷ついてしまった…」そんなお見合いでの“モヤっと体験”を、会員さんの目線からご紹介します。

初対面の相手と向き合うお見合いは、誰でも緊張するもの。少しでも会話を弾ませようと頑張る気持ちは本当によく分かります。でも時に、その頑張りが裏目に出てしまうことがあるのです。

共通点を探していた相手に、ふいに聞かれた一言

お見合いを終えた女性会員さんが、控えめにこんな相談をしてくれました。

「相手の方、すごく一生懸命話してくれたんです。でも…ちょっとだけ気持ちが沈んでしまって」

詳しく聞くと、序盤は穏やかで楽しい雰囲気だったそうです。
相手の男性も緊張している様子で、なんとか話題をつなげようとしていました。

そして、ふとこんな質問が飛んできたのです。

「お見合い、何回目ですか?」
「相談所に入ってどれくらいです?」

その瞬間、女性の胸の奥に小さくチクリとした痛みが走りました。

「その質問、されたくなかったな…」そう感じたといいます。

自分でも気にしていたからこそ、余計に刺さってしまう

女性会員さんは、実は活動期間が少し長くなってきていることを気にしていました。
誰かに責められているわけではないのに、「どうして私はまだ決まらないんだろう」と落ち込んでしまうこともあったそうです。だからこそ、その質問は予想以上に胸に響いてしまったのです。

「言った本人に悪気がないのは分かってます。でも、自分の弱いところを突然触られたようで…」

その後のお見合いの時間は、どちらも気を遣いすぎてしまい、笑顔であっても心から楽しむことはできなかったといいます。

“婚活の状況”は、実はとてもセンシティブな話題

お見合いの回数や入会期間は、婚活ではセンシティブな話題

長く活動していることを恥ずかしいと感じている、「売れ残っている」と思われたくない不安がある、比べられた気がしてしまうなど、心の中にある繊細な部分を、無意識に刺激してしまいやすいのです。

だから、質問した側の「共通点を探したかった」という気持ちは本当に尊いけれど、質問された側は “触れられたくない領域に触れられた” と感じてしまうことがあるのです。

自分から話すのはOK。でも“聞く”と途端に重くなる

誤解してほしくないのは、婚活について触れること自体がダメなのではありません。自分で「今日のお見合い、すごく緊張してて…実は初めてなんです」と話すのは自然で、とても良いコミュニケーションです。

ただ、そのあとに 「○○さんは?」と聞かれると、突然ハードルが上がってしまいます。

相手が話したくないことなのかどうか、初対面では読み取りにくいもの。だからこそ、慎重さが必要なのです。

じゃあどうすればよかった?──相手を知る“安心できる質問”

共通点探しが悪いわけではありませんが、婚活の状況ではなく、まずは“人柄”に触れる質問から会話を広げていくのがおすすめです。

たとえば、休日の過ごし方や仕事内容、にぎやかな場が好きなのか、それとも少人数でゆっくり過ごすのが好きなのかなどという質問は相手も答えやすく、自然と会話が弾むきっかけになります。

無理に「婚活に関する共通点」を探す必要はありません。相手の日常や価値観に触れることで、結果的に自分との共通点も見つかっていくものです。

そして、もし共通点がなかったとしても大丈夫。「今度私もやってみますね」「○○さんのおすすめを教えてください」そんな一言があるだけで、会話は一気に温かく、前向きなものになります。

小さな思いやりが、相手の心を守る

今回のお話は、誰にでも起こり得る小さなすれ違いでした。婚活中は普段より心が敏感になり、普段なら流せることも、婚活中は大きく響いてしまう時があります。

だからこそ、「この話題は相手も話しやすいかな?」とそっと想像し、考えてみることが大切です。少しの気遣いが、安心感や信頼につながり、その積み重ねが、会いたいと思われる人になるのです。


ライター:りぃ
私は5年間、婚活パーティーや結婚相談所などで婚活をされている方のサポートをさせていただいていました。相手が求めている情報を正しく分かりやすく伝える経験を積み、今では自分の言葉で読者の方に分かりやすく伝える文章を執筆しています。リアルなエピソードや、成功・失敗に共通するポイントをお届けします。