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お見合い後、男性「めちゃくちゃ盛り上がりました!」女性「お断りで」→理由を尋ねると…女性が放った“意外な一言”とは?

  • 2025.12.15
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。婚活カウンセラーのりぃです。
今日は、私が結婚相談所で出会ってきたケースの中でも、特に印象に残っている“お見合い後に会員さんに言われた衝撃の一言”のお話をしたいと思います。

お見合いやデートの後、会員さんから「どうでした?」と感想をいただくのは、カウンセラーにとって欠かせない大切なやり取りです。その日の空気や会話の手応えを知ることで次につなげられるからです。

ところがある日、私はある男性会員さんの報告に大きな驚きを覚えることになりました。

楽しかったのは“自分だけ”だったお見合い

お見合いを終えた彼から届いたメッセージには、明るい言葉が並んでいました。

「すごく楽しかったです!」
「めちゃくちゃ盛り上がりました!」

文章からもテンションの高さが伝わり、読んでいるこちらまで嬉しくなるほどの好感触。私はすぐにお相手の女性会員さんにも報告を送りました。

ところが返ってきたのは、意外な一言。

「今回はお断りでお願いします。」

あれ?と思い、理由を伺うと女性会員さんはこう答えました。

「ほぼ相手が話し続けていて、私は相槌ばかりでした。」
「知らない分野の話が長く続いてしまって、正直、盛り上がっている感じはなかったです。」
「切り上げたかったんですが、気づいたら3時間経っていました……。」

私は思わず固まりました。

お見合いは基本1時間。長くても1時間半が目安。それが3時間。お互い初対面で、緊張しながら関係性を作っていく場ですから、長くても1時間半程度で終えるのが理想です。しかも女性はほとんど話せず、ただ聞き役に回っていたというのです。

彼の「盛り上がった!」という感想とは真逆の世界が、女性の中では広がっていて、二人の感じ方があまりにも違う状況が生まれていました。

お断り理由に隠れていた衝撃の事実

男性会員さんの気持ちも分かります。初対面の沈黙が怖くて、自分の話で間を埋めようとしてしまう。相手が笑顔で頷いてくれると「楽しんでくれている」と誤解してしまう。しかし実際には、彼女は“温度差”と“疲れ”を感じていました。

お見合いでは「たくさん話した=成功」ではありません。むしろ“自分だけが楽しんで満足した状態”こそ要注意です。

相手がどう感じているかは、表情や頷きだけでは読み取れないこともあります。今回のケースは、そのズレがはっきり表面化した一例でした。

会話は“量”ではなく“キャッチボール”がすべて

婚活がうまくいく方の特徴のひとつに、会話の“キャッチボール”が上手いという共通点があります。

質問ばかりでは尋問になり、自分の話ばかりでは独演会になってしまう。その中間にあるのが、会話の心地よいリズムです。

相手の話に興味を持って返す。自分が話しすぎたなと感じたら「〇〇さんはどうですか?」と自然にボールを渡す。知らない話題でも、興味を持って「それってどういうこと?」と広げる姿勢を見せる。

こうした小さな思いやりの積み重ねが、“また会いたい”につながります。

会話が上手かどうかではありません。相手を思いやる気持ちが、会話の空気を決めていくのです。

「また会いたい」と思われる人が大切にしていること

このお見合いの結末は、ただの“すれ違い”に見えるかもしれません。けれど婚活の現場では、こうしたズレが結果を大きく左右することが本当に多いのです。

「楽しかった」の基準が自分だけに向いてしまうと、相手は置き去りになります。反対に、相手が心地よく話せるよう意識できる人は、自然とご縁をつかんでいきます。

会話が得意である必要はありません。話題が豊富である必要もありません。ただ一つ、相手と同じ温度で時間を共有しようとする気持ちがあれば、それだけでお見合いの成功率は大きく変わっていきます。

婚活は“相手と一緒に楽しむ時間を作れるか”。それこそが、未来のパートナーとのご縁を引き寄せるのです。


ライター:りぃ
私は5年間、婚活パーティーや結婚相談所などで婚活をされている方のサポートをさせていただいていました。相手が求めている情報を正しく分かりやすく伝える経験を積み、今では自分の言葉で読者の方に分かりやすく伝える文章を執筆しています。リアルなエピソードや、成功・失敗に共通するポイントをお届けします。