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低迷のJ3松本山雅、“昇格請負人”石﨑信弘監督の就任を発表!今季八戸をJ2初昇格に導いた67歳「私は覚悟しています」

  • 2025.12.8

J3の松本山雅FCは8日、トップチーム監督に、石﨑信弘氏が就任することが決まったと発表した。

石﨑氏は1958年3月14日生まれの67歳。広島工業高校から東京農業大学を経て、1980年に東芝へ加入。DFとして活躍し、選手生活の晩年にはコーチとして指導者の道へと進んでいった。

1995年にNEC山形(翌年からモンテディオ山形)の監督に就任すると、1999年に大分トリニータへ移って以降はJリーグクラブの監督の歴任。2006年に柏レイソル、2011年にコンサドーレ札幌(当時)、2014年にモンテディオ山形でJ1昇格を成し遂げている。

2023年からヴァンラーレ八戸を率い、3年目の今季、J3で2位に入りクラブ初のJ2昇格を成し遂げた石﨑氏。ただ、シーズン中に「家庭の事情」で離脱したこともあり、J2昇格決定後に今季限りでの退任を発表していた。

以下は、12月6日に発表された八戸の退任コメントと、松本での新監督就任コメント。

ヴァンラーレ八戸公式

「この度、ヴァンラーレ八戸の監督を退任する事を決断いたしました。

クラブの悲願であったJ2昇格を果たし、新たなステージへ向かうこのタイミングで自分がチームを離れるのは大変心苦しい思いです。それでも家庭の事情により生活環境を変える必要があり、熟考の末、この決断に至りました。

就任以来、選手.スタッフとともに日々努力を重ね、スポンサー、サポーターの皆さまの力強い後押しのお陰で、ここまでチームを前進させる事が出来ました。支えて下さった全ての方々に心から感謝しています。

J2という新たな舞台に挑むチームが、より大きな飛躍を遂げる事を心より願っています。3年間という間ではありましたが、本当にありがとうございました。」

松本山雅FC公式

「はじめまして。松本山雅FCの監督に就任した石﨑です。松本山雅FCの監督に就任できたこと、これほど胸を震わせる瞬間はありません。このクラブ、この街、この緑を背負って戦えることに、魂の底から燃えています。

私は、ただの勝利では満足しません。前へ出る。奪いに行く。走り倒す。倒れても立ち上がる。アグレッシブで、貪欲で、執念むき出しの山雅をつくります。観る者の心臓を掴み、魂を揺さぶるサッカーを、このピッチに叩きつけます。

そしてどんな瞬間も共に戦ってくれるサポーターの皆さんの声こそ、山雅の命です。あの緑のうねりが選手を前へ押し出し、苦境を突破する力になる。あなたたちの想いが、このチームを動かします。

さらに、クラブを支えてくださるパートナーの皆さまの熱い支援があるからこそ、私たちは挑戦できる。その後押しを、必ず結果で返します。

私は覚悟しています。このチームを、更に誇り高く、胸を張って語れる存在に押し上げる。そのために全てを懸けます。

松本山雅FC、ここから本気でぶち上げます。ともに走り、叫び、闘い、歓喜をつかみ取るシーズンにしましょう!」

Jリーグの中でもサポーターが熱いことで知られ、反町康治監督時代には2度J1へ昇格した松本山雅FCだが、2021シーズンにJ3へ降格。今季は過去最低の15位に終わっていた。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

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