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「徹夜残業」も「休日出勤」もすべて無駄!タイトな納期を乗り切った47歳SEに突きつけられた「ボーナスなし」の絶望【作者に聞く】

  • 2025.12.7

ソフトウェア開発で連日残業や徹夜、休日出勤を繰り返していたシステムエンジニア。仕事ではテストとエラー修正の繰り返しで、タイトな納期への精神的プレッシャーも大きい。クライアントの要望に応えつつ、開発を繰り返していた47歳のSEは、会社からの総合的な評価が低く「今期ボーナスはなし」と言われ、転職を決意した。退職までの100日間を漫画としてX(旧Twitter)に投稿し始め、大きな声援を浴びたTOMEさん(@tome_ura)の「100日後に退職する47歳」を紹介する。

連日残業・休日出勤の果てに「ボーナスなし」の絶望

画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
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47歳のシステムエンジニアTOMEさんは、ネットサービスの会社でソフトウェア開発をしていた。問題は山積みだが納期は決まっているため、連日の残業、徹夜、休日出勤が多かった。

そのように頑張って期限までに開発を終えたものの、会社の評価は低く、今期のボーナスはないと言われる。今回は、47歳という際どい年齢で転職を決意したTOMEさんに詳しく話を聞いた。

漫画が現実を動かした!47歳で転職を決意した瞬間

「100日後に退職する47歳」を漫画にして残そうと思ったきっかけについてTOMEさんは、元々趣味や副業でゲームアプリの開発をしていたが、本業が忙しくて全くリリースできない日が続いていたとき、シンプルな絵柄のエッセイ漫画を見て「アプリを作るよりも短時間でいろいろ発信できておもしろそう」と思って始めたと明かす。

練習のつもりで会社であったことを漫画にし、Twitterに上げたところ、「100日後に退職する47歳」というタイトルで上げた日にいきなり拡散して驚いたという。「2日目以降の内容はそれから考えました(笑)」。

退職を決めた時期についてTOMEさんは、漫画を上げ始めた当時は、年齢的なこともあって「すぐには辞めないけど、いい転職先が見つかったら考えてもよいかな」くらいに考えていたという。しかし、「漫画を続けていくにしたがって、現実の気持ちが漫画にリンクしたのかどうかはわからないですが、だんだんと本当に退職する方向に気持ちが流れて転職活動も始めてしまいました」と語る。

「結局、気がついたら、漫画の70日目くらいを描いている時に実際に退職していました。漫画を描くことに少し会社への罪悪感があり、居づらくなったのかもしれません...」とのことだ。

47歳での転職の決め手は、理由が1つではないが、職場との相性の悪さがあったことだという。「自分はどちらかというと物静かなほうだと思うのですが、職場は少し体育会系というか、根性で問題を解決する、みたいな雰囲気があった気がします。あとは漫画にも描きましたが、会社に評価されていないのではと感じてしまったことも大きいです」。

待遇面では、前職のボーナスを含めなければ今の会社の方がよいくらいで大きな違いはないという。「前職でトラブルがあって、気まずくなってしまった人ともう会わなくてよくなったのは気が楽ですが、関係を修復する機会も失われてしまったので、それがよかったかどうかは微妙なところだと思っています」。

■取材協力:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)

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