見下していた友人と再会…自分とは正反対の幸せそうな姿を見て「私たちとは大違い」

本来上下関係なんてないはずの友達を見下し、都合よく利用しようとする人っていますよね。でもそんな薄っぺらい優越感は、ある日突然音を立てて崩れていくこともあるもの。特に結婚相手によっては、幸せとは言い難い生活が待ち受けていることもあるでしょう。今回は夫のモラハラに苦しむ女性が、見下していた友人と再会した話をご紹介いたします。

幼い頃からかわいくてモテる優樹菜は、大学の入学式で隣同士だったのをきっかけに成美と仲良くなります。しかし成美を地味な引き立て役だと思っている優樹菜は、普段から成美を便利屋として利用していました。
この日彼氏とケンカしてしまった優樹菜は、慰めてくれた成美に苛立ちます。そして「その地味～な見た目じゃ結婚なんて一生無理か」と暴言を吐いたのでした。それでも言い返さなかった成美ですが、翌日から優樹菜を避けるようになります。見下していた成美から無視された優樹菜は、内心イライラするのでした。
そんなふたりも仲違いしたまま社会人になり、優樹菜は職場の上司・泰三と社内不倫をします。奥さんと別れる気がない泰三から「好きな物を買ってあげる」と言われた優樹菜は、指輪を買ってもらうことにしました。ジュエリーショップで綺麗な女性を発見し、見惚れる優樹菜ですが、その人が成美だとわかりハッとします。
成美から声をかけられ、泰三に婚約者のフリをさせますが、成美は本当に婚約者・潤と指輪を選んでいたと知り驚きます。急に泰三がおじさんに見えてきた優樹菜は、店を出てすぐに別れを告げました。そして成美から結婚式に招待されますが、自分のほうが立場が上だということを知らしめるために式に参加することにしました。
泰三と別れた優樹菜は婚活に励み、マッチングアプリで知り合った翔真と交際します。しかし優樹菜からお金を借りたり、デート中にスマホをいじったりする翔真。それでも成美に勝ちたい優樹菜は、強引に妊娠、結婚へ持ち込みます。結婚式どころか写真すら嫌がる翔真との新婚生活がはじまりますが、当然優樹菜への愛情はなく、冷めた態度を取るのでした。
いよいよ成美の結婚式当日。自分が主役だと思い込む優樹菜は白のワンピースを着ていき、周囲からドン引きされます。その後も成美にマウントを取りますが、ことごとく空回りしたのでした。結婚式から帰宅後、翔真から早く夕飯を作れとモラハラを受ける優樹菜。できちゃった結婚で両親からも祝福してもらえなかった優樹菜は、「なんで成美ばっかり……」と怒りをあらわにしたのでした。
モラハラに加え、経済的DVまで受けるようになった優樹菜。そこに追い打ちをかけるように、社内不倫をしていた泰三の妻から慰謝料請求の内容証明が届きます。300万円という大金に真っ青になる優樹菜ですが、帰宅した翔真にバレてしまいます。翔真に慰謝料を肩代わりしてもらう条件として奴隷になる誓約書を書かされ、さらにモラハラがエスカレートします。それでもひとりで女の子を出産し、舞花と名付けました。
1か月の里帰りを終え帰宅しますが、女を連れ込んでいた上、相変わらずモラハラばかりする翔真。経済的DVまで受け、自分の食事を減らした結果、とうとう母乳が出なくなってしまいます。舞花のために頭を下げてお金をもらった優樹菜でしたが、SNSの投稿から成美も出産したと知ります。幸せそうな成美と自分を比べて涙を流したのでした。
舞花が1歳になり、誕生日パーティーを開いてくれた両親。しかし翔真が来ないことや、また痩せてしまった優樹菜に違和感を覚えます。何とかごまかし帰り道の公園で休みますが、心身ともに限界だったため足に力が入らなくなります。呼吸も浅くなりパニックになる優樹菜に、通りすがりの人が声をかけてきて……？

成美との再会

「私たちとは大違い」

呼吸が浅くなりパニックになっていた優樹菜に声をかけてくれた成美。しかし自分とは対照的に幸せそうな姿を見て、ますます惨めな気持ちになったのでした。相変わらず成美に暴言を吐いた優樹菜ですが、舞花の泣き声を聞き涙した姿が切ないですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。