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【60代ファション】着なくなった服を捨てずにリメイク! お気に入りの服と長く付き合うための「染め直し」という選択

  • 2025.12.8

月刊誌『素敵なあの人』の公式ブロガーの日常を綴った素敵ブログ。 今回は、素敵ブロガー・上林恵子さんが実践している、大好きだった服を“一軍復活”させるための、上林さん流・洋服の見直し術をご紹介します!


夏が長く続いたせいか秋が短くて、気がつけばもう師走。
先日片付けも兼ねて夫婦で“洋服の見直し”をしました。といっても、いわゆる断捨離ではありません。

もう一度、ワードローブの1軍へ復活させたいアイテムを見極める“小さな点検作業”のようなものです。
見直しのポイントは、

⚫︎色が似合わなくなったもの
⚫︎襟や袖口に黄ばみが出てきたもの
⚫︎どうしても取れないシミがついたもの

どうしても取れなかった油染み

大好きだけれど、このままではもう着なくなりそうな服を、私は“染め直し”に出します。

天然素材のものが中心ですが、縫い糸がポリエステルだと染まらずステッチだけが際立ち、偶然できる“飾りステッチ風”の表情も実はお気に入り。

前回染めたチノパン。染まらなかったベージュのステッチがポイントに。

夫婦共にベージュや白を黒に染めるのが定番ですが、カラフルな色にもできるので、毎回染色屋さんと相談しながら決めています。

同色で複数点を出すと割安になるので、私と夫のものをまとめてお願いすることが多いんです。

今回は夫が DIESEL のベージュ系ジャケット を、私は CHIKA KISADA のブラウス、MAISON JEJIA のパンツと同素材のサスペンダー の計4点を染めに出しました。

前回はうっかりネームタグを外さずに出してしまい、見事に真っ黒になったので(笑)、今回はタグもボタンもすべて外して染色屋さんに送りました。

3週間後に届いた真っ黒に染まったアイテムは、より一層モード感が増して、なんとも良い雰囲気に。

色が変わるだけでこんなに印象が変わることに、改めて染め直しの面白さを感じています。

今まで上下で合わせたことがなかったブラウスとパンツも、黒になった途端に統一感が生まれ、思った以上に素敵なコーディネートになりました!

ネックレス:CON RITMO
ブーツ:Maison Margiela

以前は白いアイテムを買うときシミや黄ばみを気にして慎重になりがちでしたが、染色屋さんとの出会いで「もし目立つ汚れが出ても染めればいい」と思えるようになり、少し高額な白い服でも気兼ねなく選べるようになったんですよ。

リング:CON RITMO

元の色を楽しみ、役目を終えそうになったら色を変えて、また新しいものとして楽しむ。

そんなふうに服と長く付き合えるって、とても豊かで素敵なことだと思いませんか?
ぜひ、皆様にも試していただきたいです!

そして、今年もこのブログにお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください。

この記事を書いた人 上林恵子さん

50代半ばに見つかったステージ3bの大腸癌をきっかけに第2の人生をスタート。ファッション・ジュエリー・アート業界に40年携わっていた経験を活かし、ライフ・アカンパニストとして活動中。夫と愛猫と暮らす孫7人のグランマ。

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