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【耳の老化を防ぐ4つのコツ】専門医も実践している帰宅後の習慣とは?

  • 2025.12.7

【耳の老化を防ぐ4つのコツ】専門医も実践している帰宅後の習慣とは?

家族との会話で聞き返す回数が増えた、最近声が大きくなったと言われる……。それは耳からの注意信号かもしれません。耳の状態が変わると、日々の過ごし方や人づき合いに影響することも。ここでは、耳の健康を守るコツについて詳しくご紹介します。

教えてくれたのは
木村至信さん 馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック

きむら・しのぶ●耳鼻咽喉科医。
信州大学病院に勤務後、難聴遺伝子、遺伝子解析研究のスペシャリストとして厚生省(当時)で研究に携わり、米国ネブラスカ州国立リサーチ病院に留学。
大学病院での高度医療、癌センターでのオペ研修など医療のトップレベルの現場で15年以上勤務。
横浜市立大学医学部大学院にて医学博士を取得。
現在、横浜市内のクリニックで地域密着の診療に励んでいる。

耳の名医が教える【耳の健康を守るコツ】

これからも自分の耳と上手につき合っていくために、日々の暮らしの中で覚えておきたい4つの心得を木村さんに伺いました。

耳鼻科のかかりつけ医をもつ

めまい・耳鳴り・聞こえの変化について、気軽に相談できるかかりつけの耳鼻科をもつことをおすすめします。よい耳鼻科医は、耳・鼻・のどを入り口に全身の状態までふまえて診察して、必要に応じて内科や脳神経内科、循環器内科などの適切な科へつないでくれます。

ネットの情報をうのみにしない

インターネット上には、現在は推奨されていない耳のセルフケア方法が紹介されていたり、一人ひとりの体質や症状を無視したアドバイスが混じっていたりすることがあります。自己判断に頼りすぎず、まずは耳鼻科で相談し、適切なアドバイスを受けてくださいね。

年に一度は耳の定期検診を

特に自覚症状がない人でも年1回、閉経後の女性は半年に1回のペースで耳の定期検診を受けましょう。特に閉経後は女性ホルモンの減少により耳の粘膜がむくみやすくなります。音の伝わりが阻害される伝音性難聴や、耳管狭窄症になりやすくなるため、注意が必要です。

無音の空間で耳を休める時間を大切に

私は仕事から帰ったらテレビなどをつけず、30分間は無音で過ごしています。「音を聞き続けていると耳は疲れる」ということを意識し、毎日の生活の中で無音の時間を意識的につくりましょう。これを心がけるだけで、耳への負担はかなり軽減するはずです。

編集部おすすめ!【耳の健康をサポートするおすすめアイテム】

耳の健康をサポートするアイテムを厳選しました。毎日の生活に取り入れて、健やかな暮らしに役立ててくださいね。

補聴器

高度な人工知能搭載。先進の耳あな型補聴器

日本人技術者が一人ひとりの耳あな形状に合わせて成型。目立ちにくさと高音質・高性能を実現。
●「オーティコン オウンSI」22万円~(編集部調べ)/オーティコン補聴器(デマント・ジャパン) https://www.oticon.co.jp

アラームクロック

明るい光で目覚めるサンライズアラーム機能

明るい光で目覚めをサポートすることで起床時の耳の負担を軽減する目覚まし時計。目覚めの時間に合わせライトが明るくなる。
●「JBL ホライゾン3」1万6500円(編集部調べ)/ハーマンインターナショナル https://jp.jbl.com

スピーカー

テレビを適度な音量で楽しめる

音声を聴き取りやすく、はっきり届けるお手元テレビ用スピーカー。接続や操作が簡単で、テレビから離れた場所でも使える。
●「ミミオサウンドムーブ」2万1780円(編集部調べ)/オーディオテクニカ ☎0120-773-417

イラスト/あらいのりこ
取材・文/武田純子

※この記事は「ゆうゆう」2025年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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