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“中つ国”を救ったイライジャ・ウッド&ショーン・アスティンが東京コミコン2025のステージに!「LOTR」最新作では「ゴラムについて詳しく興味深いエピソードが明かされる」

  • 2025.12.7

さかのぼることおよそ25年前、2人の勇敢なホビット族の青年が影の国モルドールに向けて“中つ国”を旅し、やがて火の山に“ひとつの指輪”を放棄し、世界を救った姿に世界中が歓喜した。ファンタジー巨編「ロード・オブ・ザ・リング」三部作より、フロド・バギンズ役のイライジャ・ウッド、サムワイズ・ギャムジー役のショーン・アスティンが、「東京コミコン2025」のメインステージに登場した。

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フロドとサムのような変わらぬ友情
フロドとサムのような変わらぬ友情

映画さながらの仲睦まじい様子でファンを沸かせるウッドとアスティン。2人を迎えたトークショーではもちろん、「ロード・オブ・ザ・リング」撮影時の思い出について語られることに。

ホビット族は身長が人間の子どもぐらいしかなく、尖った耳と毛むくじゃらの大きな足が特徴。「物凄くすばらしい、雄大なロケーションで撮影もしたし、エキストラの方も大勢いて、いろんなことが思い出深いのですが」と前置きするウッドだが、やはり日常的にホビットになり切ったことが最も強い思い出だという。

「毎朝4時に起きて、メイクアップのトレーラーに行ってメイクをしてもらって。そして、ホビットの足を付けてもらいました。週末にはみんなでブランチにも行きました。撮影にかかわったみんなが家族のような存在だったので、一緒に過ごした時間がとても懐かしく思い出されます」。

日常的にホビットのメイクをしたことが最も思い出深い
日常的にホビットのメイクをしたことが最も思い出深い

同じ質問を受けたアスティンからは「火の山でフロドをこの腕に抱きかかえたシーンをよく憶えています。私はすごく泣いていました。なぜなら、フロドが衰弱しきっていて、すごく寂しそうで孤独に見えたからです。だからサムは、彼を背負って火口に向かって歩いていったんです」という感動的な答えが。指輪の力に負けそうになり、一歩も進めなくなったフロドを目の当たりにしたサムが、「指輪は運べませんがフロド様は運べます」と一気に抱え上げ、一歩一歩再び歩きだす光景が甦ってきた。

フロドを背負って火の山を歩いたシーンをよく憶えている
フロドを背負って火の山を歩いたシーンをよく憶えている

さらに、2027年12月に全米公開が予定されているシリーズの最新映画『The Hunt for Gollum(原題)』にも話題が。この作品にはフロドが再登場するという情報もあるそうで…。

「フロドの登場について、私は否定も肯定もできないです。ただ最近、ある“ウィザード”が『ガンダルフとフロドが出るんじゃないかな』と話していました」と明言は避けつつも、ウッドはファンの期待を膨らませる。続けて、「とてもエキサイティングだと感じているのは、監督をゴラムの動きと声を演じてきたアンディ・サーキスが務めていることです!彼自身が牽引役となり、ゴラムの視点で語られるストーリーを紡いでいくからです。ゴラムはなぜあのような姿になってしまったのか?『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』でもプロローグ的に描かれていましたが、もっと詳しく興味深いエピソードが明かされると思っています」とも説明。どうやら新作はシリーズの世界観をより広げるものになっているようだ。

何度も向かい合っては笑顔に!
何度も向かい合っては笑顔に!

あのころと変わらない友情を見せてくれたイライジャ・ウッドとショーン・アスティン。果たして、『The Hunt for Gollum』にフロドは登場するのか?公開を楽しみにしつつ、それまで何回でも、「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」を観返したい。

取材・文/平尾嘉浩

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