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「暑いけど寒い…」ホットフラッシュで厚着できないときの服装の工夫は【体験談】

  • 2025.12.7

年々つらくなる冬の冷え。薄手でも腰まであるダウンジャケットを頼りにしてきましたが、更年期に入ってからはホットフラッシュ(更年期に多く見られる症状の1つで、上半身などに熱感やほてり、発汗が起こる現象)で着られない日が出てきました。寒さと汗の板挟みと、「いつ来るかわからない不安」で、服選びは小さなストレスになっていきました。私がたどり着いたのはあえて「完璧を目指さない」工夫でした。

厚着でも薄着でも失敗

冷えが心配で厚着をすると、電車の中や買い物中に急に汗が噴き出し、焦って上着を脱ぐことになります。けれど汗で体が冷えて、結局つらくなってしまいます。

反対に薄着で出かけると、風が冷たくておなかや腰が冷え、心細さが増します。どちらを選んでも後悔してしまい、「今日は大丈夫かな」という不安がつきまとっていました。

「その日のちょうどいい」で割り切る

準備不足や過多を繰り返すうちに、服装に正解を求めるのをやめました。その日の体調や予定に合わせて「ちょうどいい」を探すようにしたのです。

外で長く過ごす日は腰を温める工夫を優先し、短時間の外出なら薄着にする。家の中では膝掛けやブランケットで調整する。完璧を目指さず「今日はこのくらいでいい」と思えるようになってから、気持ちがぐっと軽くなりました。

不安には「持ち歩ける安心」を

ホットフラッシュはいつ来るかわからないので、外出時はストールやカーディガンを必ずバッグに入れています。荷物は少し増えますが、「持っていれば安心」という気持ちのほうが大きいのです。

実際に使わない日もありますが、手元にあるだけで落ち着いて過ごせます。厚着一枚で解決しようとするより、脱ぎ着できるアイテムを組み合わせるほうが、今の私には合っていると感じています。

まとめ

「寒いけど暑い」という状況はしばらく続くという前提で、体調や予定に応じて調整し、「少しの安心を持ち歩く」ことで気持ちに余裕が生まれました。その気持ちの余裕が、更年期の症状を少し軽減してくれればいいなと思う今日このごろです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:伊達敦子/50代女性。2008年、2010年、2012年生まれの3児の母。フルタイムで共働きをしながら子育て中。会社員の傍ら、化粧品検定2級・1級やコスメコンシェルジュの資格を取得し、人々の美しさと自信を引き出すために活動している。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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