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「“ときめき”に出合ったら、頭より先に心が動いちゃう」川口春奈30歳の仕事・結婚・プライベート

  • 2025.12.6

CM起用社数ランキングで2022年から3年連続で首位をキープ。東京カレンダーの表紙を飾るのも歴代最多、7回目となる。

もはや弊誌の常連ともいえる川口春奈さんが訪れたのは、渋谷の新星『特選髙坂鶏 克つ鳥』。

希少な地鶏で食通の話題をさらう新店で、同じく多くの人の心を動かす川口さんに唯一無二な絶品串を体験してもらった。

他とは違う提案で魅せる焼き鳥店を堪能した 川口春奈が実感する“唯一無二”を突き詰める強さ
川口春奈
「ガード下の煙モクモク系焼き鳥も大好き。こういったラグジュアリーなお店は久しぶりなので、今日は楽しみです」と川口さん


映画やドラマはよく料理になぞらえられる。それは役者を“素材”に見立てた場合、その魅力をどう引き出すかは、作り手によって大きく変わるからだ。味わうものに幸せをもたらし、時に想像を裏切るサプライズがあって飽きさせない。

そんな唯一無二の素材という点では、今回、体験してもらった高坂鶏と川口春奈さんに共通点は多い。

「“川口春奈でないと”と求めてくださると、モチベーションは自然と上がりますよね。その想いに応えたい、ってアドレナリンが出るというか」

とはいえ、“素材側”にとっても自身の心が動くかどうか、は重要だ。

「ときめき、とでもいうのかな。演じてみたい!という役に出合えた時って、頭より先に心が動いている気がします。しかもそう直感した作品の現場って、同じフィーリングで共鳴し合えるスタッフさんが多くて、心地良いんですよね。私はそういう引き寄せの力を信じているので、縁やタイミングに恵まれてきた自分はラッキーですね」

だが人気者ゆえ、数ヶ月後には別の現場が待っている。

「またご一緒したいな、と思ってもスケジュールが埋まっていると、再会が何年も先になってしまうことも。だから現場での一期一会を大切にしています」

この日の撮影時も提供される一品一品を慈しむように味わい、心から楽しもうという空気が伝わってきたのは、きっとそういうことなのだろう。

「勢いだけでは押し切れない、30代になって少し慎重になったかな」


2025年は年明け早々、30代に突入。

「自分の気持ちの中で変わったことは何もない」と話すが、責任を伴う環境が増えてきたことは否定しない。

川口春奈
東京カレンダー


「窮屈さやプレッシャーを感じてネガティブになることはないんです。でも、10代、20代のあの“怖いものなし”という無敵な感じは、もうないですよね。

歳を重ねるほど知識と経験が増えるし、それと同時に人からの評価もより気にするようになったかもしれない。自分は今どんな立ち位置にいるのか知りたくて、エゴサもしばしば(笑)」

では、最新の“川口調べ”では今、自分はどう評価されていると?

「裏表のないやつだと思われているんじゃないでしょうか(笑)。陰キャな部分も隠していないですしね。私は陽キャの方が絶対にいい、とも思っていないんです。陰のある人の方がセクシーだなって感じるし、もっと知りたくもなるし。正解もないと思います」

現在、配信中の話題のドラマ『スキャンダルイブ』で演じている週刊誌の記者もまた、陰を抱えた人物だ。

「これまでやってこなかったダークなキャラクター、スキャンダルを追う立場というまったく違う世界、その全部が刺激的でしたね。脚本を読んだ時に、際どい表現や攻めた部分に面白さを感じて、さっきの話でいう“ときめき”を感じたんです。挑戦してみたい、って」

芸能事務所と週刊誌による、スキャンダルを巡る禁断の攻防戦を描く同作。本来ならば、狙われる側である川口さんが、追う側を演じてみての感想は?

「特ダネひとつで何百万、という金額が手に入るなら、そりゃあ必死になるよねって。でも芸能スキャンダルに限らず、政治や社会の問題を信念を持って伝えたいという人もいる。週刊誌記者=悪、とは言えないな、って。ただ、記者さんがどんな動きをするのか、少しでも知れたのはよかったかな(笑)」

川口春奈
「ジューシーでふっくら。焼き加減が最高」と、焼き場に立つ谷口さんの火入れの技術に感心する川口さん


年明けにはまたひとつ歳を重ねる。

「もうちょっと大人として落ち着かないと、っていうのはうっすらあるんですけど、きっと何も変わらないままかな。

結婚も縁とタイミングだと思うし、仕事に関してもやりがいはもちろんあるけれど、執着もないんです。流れに身を任せて自然に年を重ねられたら、一番いいかな。

あ、でも仕事もプライベートも健康な肉体があってこそ。美味しいごはんもお酒もだ!」

そう自分に言い聞かせるように、大きく笑った川口さん。

誰からも愛される稀有な逸材は、素材の良さにおごることはない。だからそう、彼女の無双はまだまだ続く。

川口春奈さんが今年、心に残った料理とは?


日頃のご褒美ごはんの筆頭は鮨だという川口さん。

「手巻き寿司セットを用意して、自宅で家族や友人たちとワイワイ食べたのが今年一番の思い出ですかね。好きなネタを自由に巻けるのが楽しくて、最高でした!」

■プロフィール
川口春奈 1995年生まれ、長崎県出身。2007年、芸能界デビュー。第13代リハウスガールに選ばれるなど、10代から注目を集める。朝ドラほか、多数の話題作に出演。ABEMA配信のオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』に出演中。

■衣装
ブラウス¥122,100、パンツ¥217,800〈ともにニナ リッチ/イザ TEL:0120-135-015〉、ネックレス¥275,000、多連リング¥572,000、リング¥275,000〈すべてトーカティブ/トーカティブ 表参道 TEL:03-6416-0559〉、バッグ¥1,074,700〈デルヴォー TEL:03-6432-9125〉、シューズ¥174,900〈ジャンヴィト ロッシ/ジャンヴィト ロッシ ジャパン TEL:03-3403-5564〉、ピアス〈スタイリスト私物〉


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