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静かに流れる時間の中でコーヒータイム!国指定重要文化財・明治生命館内に「明治安田CAFE 丸の内」が誕生

  • 2025.12.5

東京・丸の内にある明治生命館。1934年(昭和9年)に竣工した明治生命館は昭和初期におけるオフィスビルの最高峰とも言われる建築物で、1997年に昭和の建物としては初の国の重要文化財に指定された。その1階部分に2025年11月22日、「明治安田CAFE 丸の内」がオープンした。

国指定重要文化財・明治生命館に「明治安田CAFE 丸の内」オープン (C)Koji Fujii / TOREAL
国指定重要文化財・明治生命館に「明治安田CAFE 丸の内」オープン (C)Koji Fujii / TOREAL

誰でも気軽に利用できる落ち着いた空間

竣工当時の明治生命館
竣工当時の明治生命館

明治生命館は1928年に建設が決定し、当時の建築界の重鎮、曾禰達蔵さんが建築顧問を務め、当時を代表する8名の建築家によるコンペを実施。「様式建築の名手」と称された東京美術学校(現東京藝術大学)の岡田信一郎さんの設計案が採用されたが、間もなく病に伏し急逝。実弟の岡田捷五郎さんが後任に就き、1934年に竣工した。

皇居お堀側から見た明治生命館
皇居お堀側から見た明治生命館

主要な意匠は古代ギリシア・ローマを源流とする古典主義様式でまとめられ、西欧の古典主義建築にもひけをとらない圧倒的な力感をみせる外観や、各種の大理石を用いた内観、木材を主役として落ち着いた雰囲気にまとめられた回廊や諸室など、建築物としても見どころが多い。

明治生命館の展示エリア
明治生命館の展示エリア

スパニッシュ式、イギリス式、ルネサンス式など、さまざまな西洋古典様式を用いた家具は、梶田恵さんのデザインによるもので、建物との調和が見事。館内は無料で見学できるが、関連資料の展示だけでなく、建物や家具の細部にまで目を配らせると、歴史とともに明治生命館の背景や魅力が立体的に見えてくる。

そんな歴史的建造物の1階部分に新たにオープンしたのが「明治安田CAFE 丸の内」。館内の見学の前後はもちろん、丸の内エリアのショッピングの合間や仕事の後などにも気軽に利用できる。

時間を忘れてティータイムを楽しむ

「ブルーマウンテンブレンドコーヒー」
「ブルーマウンテンブレンドコーヒー」

こちらで味わえるのは、こだわりのコーヒーや紅茶、ケーキのほか、サンドイッチやハヤシライスなどの食事メニュー。コーヒーでは、「明治安田CAFE 丸の内」オリジナルブレンドの「ブルーマウンテンブレンドコーヒー」(1000円)がおすすめ。ほかにも「季節のアイスコーヒー」(1000円)や「季節のカフェオレ」(アイス/ホット各1200円)など、訪れた時期の限定メニューも楽しめる。

「ファーストフラッシュダージリンティー」
「ファーストフラッシュダージリンティー」
栗の風味が広がる「モンブラン」
栗の風味が広がる「モンブラン」
濃厚な味わいの「チョコレートケーキ」
濃厚な味わいの「チョコレートケーキ」
生クリームとイチゴの甘酸っぱさがマッチした「ショートケーキ」
生クリームとイチゴの甘酸っぱさがマッチした「ショートケーキ」

紅茶にもこだわっていて、「ファーストフラッシュダージリンティー」(ホット1200円)や各種ハーブティー(各1200円)、「水出しアイスティー」(1200円)などが味わえる。コーヒーや紅茶とともに味わいたいのが自家製ケーキ。ショートケーキやモンブランなど、素材にこだわり丁寧に作られた上品な味わいが楽しめる。ケーキをオーダーすると+800円で好きなドリンクをセットにできるのでお得。

「キャラメルチョコのパフェ」
「キャラメルチョコのパフェ」
「苺づくしのパフェ」
「苺づくしのパフェ」

またパフェもおすすめで、グランドメニューの「キャラメルチョコのパフェ」(2200円)のほか、数量限定の季節のパフェも注目。今の季節は「苺づくしのパフェ」(2500円)が楽しめる。今後も季節ごとにフルーツなどを変えて提供予定だそう。

お重を使ったオリジナルアフタヌーンティー「お堀端の玉手箱」(数量限定)
お重を使ったオリジナルアフタヌーンティー「お堀端の玉手箱」(数量限定)

また、時間を気にせずゆっくりティータイムを楽しむならアフタヌーンティーセット「お堀端の玉手箱」(5800円/1名)をぜひ。こちらは、三段のお重を使ったオリジナルアフタヌーンティーで、種類豊富なスイーツとセイボリーが楽しめる。

「お堀端の玉手箱」一の重
「お堀端の玉手箱」一の重
「お堀端の玉手箱」二の重
「お堀端の玉手箱」二の重
「お堀端の玉手箱」三の重
「お堀端の玉手箱」三の重

「お堀端の玉手箱」にはノンアルコールシャンパンを除くドリンクも付いているので、ゆっくり楽しむことができる。混雑時には1グループ90分の利用となっているが、ティータイムを過ごすには十分。

「アトランティックサーモンサンドイッチ」(奥)や牛肉を使った「照り焼きサンドイッチ」(手前)もある
「アトランティックサーモンサンドイッチ」(奥)や牛肉を使った「照り焼きサンドイッチ」(手前)もある
「和牛のハヤシライス」
「和牛のハヤシライス」

おなかが空いている人には「アトランティックサーモンサンドイッチ」や「照り焼きサンドイッチ」(各1500円)や、「和牛のハヤシライス」(2200円)もある。

国指定重要文化財という非日常の中で楽しめるスイーツや軽食は、やはりちょっと特別。慌ただしくなりがちな毎日の中、たまにはちょっと立ち止まって、ゆっくりとコーヒーや紅茶と飲みながらティータイムを過ごしてみよう。

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