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「大物俳優の性加害を隠蔽」良心の呵責に苦しむ大手芸能プロ幹部を演じる横山裕がすごい

  • 2025.12.5
【写真・画像】「大物俳優の性加害を隠蔽」良心の呵責に苦しむ大手芸能プロ幹部を演じる横山裕がすごい 1枚目
ABEMA TIMES

性被害揉み消し役に抜擢されたのは大手芸能プロ幹部・明石隆之(横山裕)。柴咲コウ主演のABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』第3話で、良心の呵責と義務の狭間で引き裂かれる姿を好演する。

【映像】「大物俳優の性加害を隠蔽」大手芸能プロ幹部を演じる横山裕

華々しい芸能界の、表には決して出ないリアルな裏側をテーマにした『スキャンダルイブ』。不可解なスキャンダルに揺れる新興芸能事務所VS週刊誌の熾烈な攻防を赤裸々に描く。

横山が演じるのはKODAMAプロダクション本部長・明石隆之。井岡咲(柴咲)の独立前の同期で戦友だが、咲と共に独立した人気俳優・藤原玖生(浅香航大)の5年前のスキャンダルをリークした張本人であることが週刊文潮記者・平田奏(川口春奈)の取材で明らかになる。

【写真・画像】「大物俳優の性加害を隠蔽」良心の呵責に苦しむ大手芸能プロ幹部を演じる横山裕がすごい 2枚目
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咲に呼び出された明石は、KODAMAプロ時代の思い出のBARで酒を酌み交わす。独立して自分の道を切り拓く咲に羨望の眼差しを向けていた事を明かし、藤原の5年前のスキャンダルを蒸し返してリークしたのは、咲への嫉妬からくる裏切りだったと告白。同時に「組織に飼いならされている」「結局は児玉社長の言いなりだ」「自分が情けない」と個人的な理由だけとは言い切れない事情を吐露する。かつて同じ組織に属していた咲は明石の立場と心境を汲み取り「組織を守るためには自分の意志に反してもやらなきゃいけないことがあるのもわかる」と理解を示す。

ところが藤原に対するスキャンダル再燃の裏には、不貞&未成年飲酒という倫理違反を遥かに超える事件が隠されていた。藤原の5年前のスキャンダルが蒸し返された背景には、KODAMAプロの看板俳優・麻生秀人(鈴木一真)による性被害事件があった。藤原のスキャンダルは麻生の事件をもみ消す代わりに差し出されたスケープゴートだった。

【写真・画像】「大物俳優の性加害を隠蔽」良心の呵責に苦しむ大手芸能プロ幹部を演じる横山裕がすごい 3枚目
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明石は巨大組織KODAMAプロの“秩序”を守るための実行役として、児玉社長から「例の件を早く先方とまとめて。大詰めの局面よ。失敗は許されない」と厳命される。週刊誌に麻生の性加害疑惑の情報を提供した女性R(茅島みずき)が働くラウンジに赴き、取引を持ち掛けるために直接対面するのだった。

巨大組織の秩序を守るために汚れ仕事に手を染める一方で、かつての同僚を裏切ってまでも駒として動かざるを得ない境遇を嘆く明石。個人の正義と組織を守る正義、その葛藤の揺れを横山がシリアスな表現を積み重ねながら放出する。

芸能界の性加害問題が国内外を震撼させた記憶も新しい中での、難役オファー快諾。横山は「芸能界も過渡期の中で色々と変わっていかなきゃいけないという状況にありますよね。変化には賛否がつきもので、今回の役を僕がやるという事に関しても賛否はあると思います。そういった部分も含めて、自分にとっての挑戦になる」と覚悟を持って臨んでいると語っている

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