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12月6日・7日の紅葉見頃はここ!まだまだ見頃を楽しめる全国の紅葉名所ガイド

  • 2025.12.5

年の瀬が1日ずつ押し迫る12月。季節はいよいよ冬本番でも、関東、東海、関西を中心にまだ見頃が続く紅葉スポットは数多く存在する。今回は、今週末(12月6日(土)・7日(日))に美しい光景を楽しめそうな全国の紅葉スポットをピックアップして紹介する。

東京タワーを鮮やかな紅葉が彩る/芝公園の紅葉 画像提供:公益財団法人東京都公園協会
東京タワーを鮮やかな紅葉が彩る/芝公園の紅葉 画像提供:公益財団法人東京都公園協会

※各スポットの見頃は2025年12月3日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

※そのほかの内容は取材時点の情報です。また、写真は2024年以前のものです。

2025年の全国紅葉見頃状況の分布図(2025年12月3日現在)
2025年の全国紅葉見頃状況の分布図(2025年12月3日現在)

【関東】今見頃の紅葉名所

■【関東・茨城県】西蓮寺 / 樹齢1000年以上のイチョウの大木で境内一面が黄金色に

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

樹齢1000年を超えるイチョウを鑑賞/西蓮寺の紅葉 画像提供:行方市観光協会
樹齢1000年を超えるイチョウを鑑賞/西蓮寺の紅葉 画像提供:行方市観光協会

782年(延暦元年)に創建されたとされる天台宗の寺院「西蓮寺」には、樹齢1000年以上で幹の周りが約8メートル、高さが約27メートルとされる2本の大銀杏の大木があり、見応えは十分。茨城県の天然記念物にも指定されており、見頃である11月下旬以降は境内一面が黄金色に染まる。地面はイチョウの葉でいっぱいになり、まるで黄色いじゅうたんが敷かれたような光景が広がる。大銀杏の隣には、天台宗のシンボルであり国指定重要文化財の「相輪塔」がある。

■【関東・東京都】浜離宮恩賜庭園 / 江戸時代から続く由緒ある庭園で味わえる色鮮やかな紅葉

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

潮入の池周辺の紅葉/浜離宮恩賜庭園の紅葉 画像提供:公益財団法人東京都公園協会
潮入の池周辺の紅葉/浜離宮恩賜庭園の紅葉 画像提供:公益財団法人東京都公園協会

国の特別名勝および特別史跡に指定されている都立浜離宮恩賜庭園は、潮入の池や2つの鴨場をもつ江戸時代から続く池泉回遊式庭園。11月中旬から12月上旬にかけて、潮入の池周辺や4つの御茶屋周辺など園内各所でトウカエデやハゼノキ、サクラ、モミジといった約260本の木々の黄葉・紅葉を楽しめる。都会の真ん中にある徳川将軍家ゆかりの庭園で秋の景勝が堪能できる。

■【関東・東京都】神代植物公園 / モミジ以外にも秋を楽しめる植物公園

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

紅葉に囲まれた公園内を散策できる/神代植物公園の紅葉 画像提供:公益財団法人東京都公園協会
紅葉に囲まれた公園内を散策できる/神代植物公園の紅葉 画像提供:公益財団法人東京都公園協会

東京都にあり、約4800種類、10万本の樹木が植えられた日本を代表する植物公園。イロハモミジやオオモミジなど約55種100本が植えられている「かえで園」や、「えびね・あじさい園」周辺の流れ沿いのメタセコイアとラクウショウなど、園内各所に紅葉を楽しめる樹木が植えられている。例年、11月上旬から園内各所で色づき始め、11月下旬から12月上旬にかけて「かえで園」の紅葉が見頃を迎える。

■【関東・千葉県】本土寺 / 約1000本のモミジが境内を彩る

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

色鮮やかな紅葉が境内を彩る/本土寺の紅葉 画像提供:本土寺
色鮮やかな紅葉が境内を彩る/本土寺の紅葉 画像提供:本土寺

水戸光圀の寄進と伝えられる古松、老杉の参道を抜け仁王門をくぐると、鮮やかな赤に染まる約1000本ものモミジが境内を彩る。また、五重塔や仁王門、回廊といった建造物と紅葉が織りなす風情ある景観から、多くの参拝者が訪れる。木々の色づき始めは例年11月中旬からで、オオサカズキのほか、徳川家康の側室・秋山夫人の墓近くにあることからその名がついた自生のシュウザンコウなどが観賞できる。

■【関東・千葉県】養老渓谷 / 紅葉観賞が楽しめるハイキングスポット

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

渓谷を紅葉が鮮やかに彩る/養老渓谷の紅葉 画像提供:大多喜町観光協会
渓谷を紅葉が鮮やかに彩る/養老渓谷の紅葉 画像提供:大多喜町観光協会

養老川上流の養老渓谷は、市原市朝生原から大多喜町粟又まで約6キロにわたる広いエリアで、ハイキングのメッカといわれている。色づいた山々を眺望できる大福山展望台、中瀬遊歩道や滝めぐり遊歩道といった川沿いの散策コースのほか、懸崖境・筒森もみじ谷などがあり、楽しみ方はさまざまだ。(※2025年10月現在、川沿いの遊歩道は一部通行止めの箇所があります。)

【東海】今見頃の紅葉名所

■【東海・静岡県】目の霊山 油山寺 / 天然記念物の御霊スギと紅葉の共演

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

モミジやカエデが色づく/目の霊山 油山寺の紅葉 画像提供:油山寺
モミジやカエデが色づく/目の霊山 油山寺の紅葉 画像提供:油山寺

目の健康などを祈願する「目の霊山」として広く信仰を集めている真言宗の古刹は、紅葉の名所としても有名。山門をくぐると色鮮やかなモミジが広がり、整えられた庭園との風景のコラボレーションも必見。境内では、紅葉の景色を堪能できるほかにも、三重の塔をはじめとする多くの文化財建造物や天然記念物「御霊スギ」がある。また、孝謙天皇が霊水にて洗眼し、眼病が全快された所以の滝である「るりの滝」は、神秘的な雰囲気で癒やされる。

■【東海・静岡県】一碧湖 / 湖畔散歩にぴったりな季節

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

鮮やかに色づいた湖畔の散策路/一碧湖の紅葉 画像提供:伊東観光協会
鮮やかに色づいた湖畔の散策路/一碧湖の紅葉 画像提供:伊東観光協会

今から約10万年前の爆発的な噴火でできた、一周約4キロのひょうたん型の火口湖。「伊豆の瞳」とも呼ばれる静かな湖で、歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻も、この地を愛したと言われている。秋は、木々が赤く染まり、落ち葉も積り、秋ならではの美しい景観を描き出す。紅葉の下を泳ぐカルガモなどこの時期ならではの景色も趣深い。

■【東海・静岡県】法多山 尊永寺 / あざやかな紅葉の錦絵

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

紅葉のトンネルが参拝者を出迎えてくれる/法多山 尊永寺の紅葉 画像提供:法多山尊永寺
紅葉のトンネルが参拝者を出迎えてくれる/法多山 尊永寺の紅葉 画像提供:法多山尊永寺

豊かな森に囲まれた法多山。725年、行基上人がこの地を選び、自ら刻んだ本尊正観世音菩薩を安置したのが縁起とされる。本尊は古来より俗に厄除観音と呼ばれてきた。境内は花や木々などの自然にあふれ、四季折々に異なった美しさを見せる。秋には境内が紅葉した木々の赤や黄色に染まり、あざやかな錦絵の様を呈する。燃えるように赤いモミジや、眩しいほどにあざやかな黄色のイチョウが、石段や灯篭、お堂などの歴史的建造物とあいまって、日本の秋の美しさを伝えてくれる。見上げる紅葉も美しいが、落ち葉が地面に敷き詰められた秋色の絨毯もまた一興。

■【東海・静岡県】河津七滝 / 7つの滝を眺めながら紅葉を楽しむ

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

初景滝にある「踊り子と私」の像/河津七滝の紅葉 画像提供:河津町観光協会
初景滝にある「踊り子と私」の像/河津七滝の紅葉 画像提供:河津町観光協会

伊豆半島の河津七滝は、静岡県賀茂郡河津町を流れる河津川の、約1.5キロの間に存在する7つの滝の総称だ。河津七滝で最大の「大滝」は全長30メートル、幅7メートルほどあり、玄武岩の壁から雄大に流れ落ちてくる。個性豊かな7つの滝は見応えがある。秋の紅葉の時期も美しく、例年、11月下旬に木々が色づき始め、12月上旬にかけての見頃の時期には、7つの滝を眺めながら紅葉を楽しむことができる。また、河津川上流には温泉街もあり、観光スポットも楽しめる。

■【東海・愛知県】犬山 寂光院 / 尾張のもみじでらの別名で親しまれる名所

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

本堂を彩る深紅のモミジ/犬山 寂光院の紅葉 画像提供:寂光院
本堂を彩る深紅のモミジ/犬山 寂光院の紅葉 画像提供:寂光院

愛知県犬山市の寂光院は、別名「尾張のもみじでら」と呼ばれ、秋の紅葉スポットとしても知られている。巨木を含む約1000本の樹木が、例年、11月中旬~12月上旬にかけて鮮やかに色づき、紅葉が見頃を迎える。2025年11月8日から12月7日(日)の期間は、もみじまつりを開催。

■【東海・三重県】伊勢神宮内宮神苑 / 五十鈴川の水面に映る木々が秋を感じさせる

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

川面に映る紅葉の美しさに心を洗われる/伊勢神宮内宮神苑の紅葉 画像提供:神宮司庁
川面に映る紅葉の美しさに心を洗われる/伊勢神宮内宮神苑の紅葉 画像提供:神宮司庁

伊勢神宮の皇大神宮は通称「内宮」とも呼ばれ、皇室の御祖神であり日本人の大御祖神である天照大御神が祀られている。伊勢神宮内宮は神路山を水源とする神路川・島路山を源とする島路川の二つの流れが合流した五十鈴川の上に位置している。清らかさの象徴である御手洗場の流れにモミジの鮮やかな赤が加わり、より一層心洗われる風景となる。

【北陸】今見頃の紅葉名所

■【北陸・富山県】稲葉山・宮島峡県定公園 / 大自然の中で美しい秋を見つけられる

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

渓流の美しさと紅葉を楽しめる一の滝/稲葉山・宮島峡県定公園の紅葉 画像提供:小矢部市
渓流の美しさと紅葉を楽しめる一の滝/稲葉山・宮島峡県定公園の紅葉 画像提供:小矢部市

富山県にある稲葉山山頂からは散居村や立山連峰など、四季を通して雄大な景色が一望できる。山頂付近には、牧場やふれあい動物広場、カフェレストランもあり、子どもから大人まで楽しむことができる。秋には紅葉と相まって、一層美しさが際立つ。宮島峡へ下りると、川幅いっぱいに流れ落ちる様が、小ナイアガラと呼ばれる一の滝や二の滝、竜宮淵などの渓流美と紅葉の共演を楽しむことができる。

【関西】今見頃の紅葉名所

■【関西・滋賀県】メタセコイア並木 / 約500本のメタセコイアと直線道路が造り出す絶景

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

メタセコイアのトンネルはまるで異世界のよう/メタセコイア並木の紅葉 画像提供:(公社)びわ湖高島観光協会
メタセコイアのトンネルはまるで異世界のよう/メタセコイア並木の紅葉 画像提供:(公社)びわ湖高島観光協会

果物狩りができる農業公園マキノピックランドから、キャンプやスキーを楽しめるマキノ高原へ約2.4キロにわたって続くメタセコイア並木。道の両側に植えられた約500本のメタセコイアは、秋になると美しく紅葉し、黄色からレンガ色に徐々に染まる。例年11月下旬~12月上旬頃が見頃となる。円錐型のメタコセイア並木とまっすぐに延びる道路が造り出す対称形の整った景観は、遠景となる野坂山地の山々ともに調和し、新・日本街路樹百景にも選ばれている。

■【関西・大阪府】大阪城公園 / 天守閣と園内各所で見られる紅葉の雄大なコラボ

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

天守閣を中核に据えた、歴史のロマンがあふれる公園だ/大阪城公園の紅葉 画像提供:大阪城パークセンター
天守閣を中核に据えた、歴史のロマンがあふれる公園だ/大阪城公園の紅葉 画像提供:大阪城パークセンター

大阪府にある、13棟の重要文化財をはじめ、多数の史跡や伝承地が点在し、梅林や西の丸庭園が四季折々の表情を見せる都市公園。天守閣前の推定樹齢約300年の大イチョウ、公園東側の外周園路に約1キロ続くイチョウ並木、園内各所のケヤキ、モミジなどが11月上旬頃から鮮やかに色づき始める。国内外から観光客が訪れるほか、ランニングやウォーキングなどのスポーツや音楽を楽しめるので、住民の憩いの場にもなっている。

■【関西・兵庫県】神戸布引ハーブ園/ロープウェイ / ロープウェイで空中散歩。神戸の絶景と楽しむ「布引の紅葉」

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

標高約400メートルの展望プラザから眺める神戸の街並みと「布引の紅葉」/神戸布引ハーブ園/ロープウェイの紅葉 画像提供:神戸布引ハーブ園/ロープウェイ
標高約400メートルの展望プラザから眺める神戸の街並みと「布引の紅葉」/神戸布引ハーブ園/ロープウェイの紅葉 画像提供:神戸布引ハーブ園/ロープウェイ

神戸の景色、秋色に染まる山並みを眼下にロープウェイで約10分の空中散歩。約200種7万5000株のハーブや花々が咲き集う日本最大級のハーブガーデンで、コスモスやセージなどが彩るガーデンを散策しながら、園内各所で紅葉を楽しむことができる。例年11月上旬から12月上旬頃にかけてが、紅葉の見頃の時期となる。

【中国】今見頃の紅葉名所

■【中国・山口県】功山寺 / 赤と黄で染まった参道は必見

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

山門の周りも美しく色づいた木々が多くある/功山寺の紅葉 画像提供:下関市
山門の周りも美しく色づいた木々が多くある/功山寺の紅葉 画像提供:下関市

鎌倉時代創建、唐様(からよう)建築の美しさを保つ仏殿は、日本最古の禅寺様式を残しており、国宝に指定されている。境内には功山寺に由来のある高杉晋作の像があり、幕末・維新ファンなど歴史ファンが訪れるスポットでもある。秋には美しい庭園と紅葉を見に毎年多くの観光客でにぎわいを見せ、特に総門から山門、そして仏殿へ続く石段は鮮やかな紅葉に彩られ、その風情を存分に楽しむことができる。

【九州】今見頃の紅葉名所

■【九州・福岡県】秋月城跡周辺 / 秋に輝く筑前の小京都

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

深紅のモミジが荘厳な黒門周辺に色を添える/秋月城跡周辺の紅葉 画像提供:あさくら観光協会
深紅のモミジが荘厳な黒門周辺に色を添える/秋月城跡周辺の紅葉 画像提供:あさくら観光協会

秋月は「筑前の小京都」とも呼ばれる城下町。例年、11月下旬から12月初旬にかけて、黒門周辺にある約20本のモミジが赤く染まる。紅葉と黒門のコントラストが特に素晴らしく、毎年早朝より多くの観光客で賑わう。杉の馬場には露店が並び、ゆっくりと紅葉を堪能できる。見頃については公式サイトにて要確認。

■【九州・宮崎県】高千穂峡 / 滝と紅葉の風流なコラボレーション

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

峡谷・滝・紅葉すべてのバランスが美しい/高千穂峡の紅葉 画像提供:高千穂町企画観光課
峡谷・滝・紅葉すべてのバランスが美しい/高千穂峡の紅葉 画像提供:高千穂町企画観光課

県内有数の観光地である高千穂峡は、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が冷え固まり、浸食された断崖がそそり立つ渓谷。柱状節理の険しい懸崖が特徴だ。秋には荒々しいV字型の峡谷に、モミジやカエデなどが優しい彩りを添える。例年、11月中旬から色づき始め、11月下旬にかけて、おのころ池周辺や日本の滝百選にも選ばれた真名井の滝を望む御橋が特に赤く色づく。御橋や滝見台から真名井の滝を見下ろすと紅葉の絶景ポイントとなっている。

■【九州・鹿児島県】冠岳 / 中国風の庭園・冠嶽園を鮮やかな紅葉が彩る

色づき状況:今見頃(※2025年12月3日現在)

中国風庭園 冠嶽園と紅葉する山々との景色は絶景/冠岳の紅葉 画像提供:いちき串木野市総合観光案内所
中国風庭園 冠嶽園と紅葉する山々との景色は絶景/冠岳の紅葉 画像提供:いちき串木野市総合観光案内所

霊験あらたかな冠岳は、四季を通して自然が豊かで、中国風庭園 冠嶽園をはじめ花川砂防公園など周囲の景観も美しい人気スポット。川沿いのモミジや神社付近のイチョウをはじめ、多くの種類の木々による色とりどりの紅葉が楽しめる。美しく色づいた秋の景色を楽しみに多くの人々が訪れる。串木野駅から冠岳まで観光周遊シャトルバスを運行している。詳細は公式サイト参照。

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