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なんでそんなに怒るの…?定型発達の人にはわからない〈人を責めすぎる人〉の理由とは?【もしかして…発達障害!?】

  • 2025.12.6

「職場で泣いたり、怒りをぶつけたりすることがある」「取引先やお客さんとしばしばトラブルになる」。これがいつものこととなると、発達障害の傾向がありそうです。

泣いたり怒ったり。周囲は内心うんざり…【ASD傾向】

ASDの人は急に怒ったり、相手のミスを必要以上に責めたりして周囲を困惑させることがあります。

何か問題が起きたら自分の考えを伝え、相手の気持ちもくみながらやりとりしていきたいところですが、そういう相互的なコミュニケーションが苦手です。

さらに、暗黙の了解がわからなかったり冗談を真に受けたりして、日ごろから周囲に理解されにくく、いつもストレスを抱えています。

それでもなんとかやっていこうとがんばるのは、なかなかつらいことです。

「こうしなきゃいけない」というこだわりもあるので、思いどおりにならないことに対するモヤモヤがとても大きいこともあります。

そういうことが重なって気持ちがガクンと折れると、感情のコントロールがさらに難しくなり、大泣きする、わめき散らす、ものを投げつけるなど、ますます相手に伝わらないコミュニケーションをしてしまうのです。

普段はなんとかがんばれている人も、体調が悪かったり心配事があったりすると爆発が起きやすくなります。

無理をしないでほどよく休みをとって体と心を休めることも大切ですね。

その場を離れて深呼吸。軽い運動もおすすめです

感情が爆発しそうなときは、できればその場をいったん離れましょう。

会社なら、席をはずして屋上やトイレに行き、鼻から深く息を吸い、「リラ〜ックス」と念じながらゆっくり息を吐く深呼吸をくり返します。しっかり吐くのが大切です。

しばらく深い呼吸を続けていると、少しずつ気持ちが落ち着いてくると思います。

また、ASDの人は仕事に集中しすぎる傾向があります。肩や首に力が入ってガチガチにかたまると体が緊張し、それがまたストレスを作り出します。

仕事中も、ときどき軽い運動を心がけるといいですね。肩甲骨が動くように肩を回す、肩を上げ下げする、首をゆっくり回す、廊下に出て歩くなど、少し動くと緊張がほぐれます。

家族と暮らしているのなら、会社帰りに静かな喫茶店に立ち寄って気持ちをおちつけるなど、ひとりで過ごすクールダウンの時間をもつのも効果的です。

教えてくれたのは…司馬理英子先生●司馬クリニック院長。医学博士。岡山大学医学部卒。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについての研鑽を深める。1997年に帰国し、東京都武蔵野市に発達障害の専門クリニックである司馬クリニックを開院。以来、子どもから大人までの治療を行っている。

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