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北海道の工房から毎日届くナチュラルチーズが話題。国内で唯一の専門店、清澄白河「チーズのこえ」

  • 2016.6.7
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国内で唯一の北海道産ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」。 北海道の工房からほぼ毎日直送される300種類以上のチーズに出会える同店は、オーナー・今野さんが「北海道の魅力を伝えたい」との思いで昨年11月にオープンしました。

コンシェルジュだけが“チーズの声”を聴くことができる

東京メトロ・清澄白河駅から歩くこと5分。清澄庭園にほど近い住宅街の路地裏にたたずむ、国内で唯一の北海道産ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」。

店名の由来は、“チーズは喋ることができない。コンシェルジュだけがチーズの声を聴くことができる”。

同店のオーナーである今野徹さんが、北海道庁及び農林水産省で農政の現場で働いてきた経験をもとに、「地域・つくり手・チーズの魅力」などをお客さんにわかりやすく伝えているお店です。

贅沢な生乳から作られるナチュラルチーズ

チーズは、乳酸菌が生きたままのナチュラルチーズと、加熱殺菌したプロセスチーズの2種類。「チーズのこえ」で取り扱っているのは、ここ数年、工房数の増加とともにクオリティが高まっている酪農王国・北海道のナチュラルチーズです。原料となるのは、広大な牧場で冷涼な気候のもと、栄養をたっぷり蓄えた牛たちの贅沢な生乳。チーズはそれぞれの気候や作り手によって異なるため、1つとして同じものはありません。

海外からもお客さんが訪れます

白と木で統一された清潔感あふれる店内には、100を超える道内のチーズ工房のなかから選りすぐった常時50種類ほどのチーズたちがずらり。

モッツアレラなどのフレッシュタイプからハードタイプまで、熟成期間の長短によって味わいが変化するチーズを年間300種類以上も取り扱うため、訪れるたびに新しい出会いが広がります。

取材中も、遠方や海外からチーズ好きの人たちが続々と訪れては、おすすめのチーズを尋ねます。

「好みやライフスタイル、どんな料理や飲みものと合わせたいのかを聞き出し、お客さんがその日いちばん求めているものを提案しています」と今野さん。店頭になくても好みを聞いてバックヤードから出してきてくれることも。

ここでしか手に入らないチーズも

ニセコ町のチーズ工房で作られた「二世古 空[ku:]」(1134円/100g)は、ナッツの風味が爽やかなブルーチーズ。甘めのワインにもよく合います。

「フロマージュ・ド・エール つばさのチーズ」(1782円)は、興部町のチーズ工房「アドナイ」で作られた、クリーミーで濃厚な味わいが特徴の熟成チーズです。茹でたじゃがいもやパンに乗せてオーブンで焼くと、とろっと溶けて口当たり抜群。

旨味やコクもさまざまなチーズたちは、一部を試食することもできるので、自分の好みに合うものを探すのも楽しいですね。

大人気の北海道産ソフトクリーム

そして地元の子どもたちをはじめ、とても愛されているのが、北海道から直送された搾りたてのミルクと砂糖だけで作られたソフトクリーム(380円)。

濃厚な旨味がありながらさっぱりした味わいが後をひくおいしさで、東京ナンバーワンとの呼び声も高いとか。工房のミルクも週替わりで変わるため、毎週のように訪れるリピーターも多いのだそうです。

また、お店にはチーズと合う北海道産ワインや蜂蜜、北海道産小麦粉を使ったクラッカーなども並んでいます。

今野さんの友人でもある工芸家が作られた「エゾシカの角を使ったチーズナイフ」などもあり、それら1つ1つから北海道の広大な大地と生産者の息遣い、“こえ”が聞こえてくるようです。

まだ知らないチーズとの出会いを楽しみに、「チーズのこえ」へぜひ足を運んでみてくださいね。

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