好き＆買ってみたい「北海道・青森県の伝統工芸品」ランキング！ 「二風谷イタ」を抑えた1位は？ 【2025年調査】

日本の文化や職人の技に改めて注目が集まる今。 旅の記念として、また日々の生活に取り入れる美術品として、伝統工芸品が人気を集めています。

All About ニュース編集部では、2025年11月26日、全国20〜60代の男女250人を対象に、好き＆買ってみたい伝統工芸品に関するアンケートを実施しました。その中から、好き＆買ってみたい「北海道・青森県の伝統工芸品」ランキングの結果をご紹介します。

2位：二風谷イタ／43票

北海道の平取町二風谷（にぶたに）地域に伝わるアイヌの伝統工芸品「二風谷イタ」は、アイヌ文様が彫られた木製の盆や器です。アイヌ文化の芸術性の高さとその歴史的な背景が評価され、北海道の独自の工芸品として支持を集めました。生活に根差した美しさが魅力です。

回答者からは「アイヌの歴史を感じられるから」（30代女性／北海道）、「アイヌの伝統工芸品を日曜でも軽易に使用できる味のあるものなので」（50代男性／沖縄県）、「値は高いが一つあると何にでも使用でき、高級感もあるお盆だと思います」（30代女性／愛知県）といった声が集まりました。

1位：津軽塗／180票

青森県津軽地方で作られる津軽塗（つがるぬり）は、「研ぎ出し変わり塗り」という複雑な工程を経て作られる漆器です。特徴的な独特の模様と堅牢（けんろう）な作りが魅力で、「馬鹿塗り」とも呼ばれるほど手間暇がかかっています。その独特の美しさと東北地方を代表する漆器としての知名度が、圧倒的な支持を集めました。

回答者からは「同じ色や柄がないというのが魅力的でオリジナルな一品に出会えそうだから」（40代女性／大阪府）、「漆器の渋い光沢と、独特の複雑な模様が現代の和風インテリアにも合いそうで、実用的な器として使ってみたいと感じたため」（30代男性／東京都）、「きれいな漆塗りで重厚感があり、使いたいと思った」（30代女性／新潟県）といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです

文：坂上 恵