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子どもを諦め移住→直後に妊娠発覚の“うれしい誤算”「『学校どうする?』って(笑)」 山奥で⽇々を楽しむ家族4⼈の⾃由な“ポツン暮らし”

  • 2025.12.4
【写真・画像】 1枚目
ABEMA TIMES

『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が11月30日に放送され、静岡県伊豆半島の山奥で暮らす家族の自由なライフスタイルが紹介された。

【映像】自作のウッドデッキから臨む山の絶景&雲海が出た時の様子

日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!? 衛星写真だけを手がかりにその地へと赴き、地元の方々からの情報をもとに、一軒家の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく同番組。

今回は、伊豆半島の山のど真ん中で発見した一軒家を捜索。衛星写真には、田畑は見当たらず切り拓かれた敷地いっぱいに建物が建っており、建物までは広い道路も確認できた。

山あいの集落で聞き込みを行うと、住民から「人が住んでいらっしゃると思います。小学生のお子さんがいらっしゃって、移住されてきたのでは?」という有力な情報が得られた。

集落から川沿いの1本道を上っていく捜索隊だったが、人気は感じられず、山はどんどん深くなる一方。道のりが険しくなり、「なんで1軒だけ離れているのか」と疑問を抱く。ガードレールがない細い崖道が続き、スタジオのパネラー・林修も「ここ通って通学ですか」と、子どもの通学の厳しさを案じた。

そんな山道を登り続けた先、尾根から少し降りた斜面を切り開いた土地に、平屋の建物と大きなキャンピング・トレーラーが見えてきた。出迎えてくれたのは、一軒家の主の男性(50)と妻(42)。夫婦は「あんな凄い所出てて、今さら来ます?(笑)」と苦笑いしていたが、辺りは間違いなく人里離れたポツンと一軒家そのものだった。

夫婦は9歳と7歳の2人の娘、2匹の犬とともに家族で暮らしている。元々は埼玉県出身だが、「山暮らしがしたかった」という男性が15年前に伊豆半島へと移住して結婚。最初は別の場所に住んでいたが、10年前にこの山奥の家と出会った。

男性は元々大工の仕事に携わっていたが、現在は農業(米やみかん)を営んでいる。妻は山暮らしに興味はなかったというが、今では暮らしそのものを心から楽しんでいるという。

この深い山奥の一軒家に移り住むことになった理由は、大型犬の飼育のためだった。「田舎暮らしをしたんで、大型犬を飼いたいっていうのがお互いの意見だったんですよね」。世界一大きな犬種とされるグレート・デン(3)など、遠慮のないサイズの犬を飼うため、周りに吠えたりして迷惑がかからないよう、人から離れた場所を探したのだ。

【写真・画像】 2枚目
ABEMA TIMES

そして、ここに住むことを決めた背景には、夫婦の切実な思いがあった。

「子どもがなかなかできなかったんです。諦めて、“いいじゃん、2人で山の中で犬と一緒にのびのびと”って思って、ここを買った。その直後に(妊娠がわかり)『学校どうする?』って(笑)」

子どもを持つことを諦め、夫婦2人と犬とで山暮らしをしようとこのポツンと一軒家を購入した。しかし、家を購入したその直後に妊娠が発覚するうれしい誤算が。長女に続き、次女も生まれ、今では親子4人で賑やかな生活を送っている。

この一家は、そのライフスタイルにおいても自由を謳歌している。自宅横には巨大なキャンピングトレーラーを所有しており、北海道まで1カ月間の旅に出るという。子どもの学校が休みになる夏休みを利用し、仕事の農閑期を挟んで北海道での乗馬などを楽しんでいる。

子どもたちの通学は、山の麓のバス停まで送り迎えが必要だが、夫婦は娘たちには「子どもがどう思うかは自分たち次第」「グローバルに生きてほしい」と考えており、色々な場所へ連れて行っているという。

また、この山暮らしは一家だけにとどまらない。男性の両親も息子夫婦が移住した1年後に麓の町に移住しており、孫の世話をしたり野菜を分け合ったりと、自然豊かなこの地でセカンドライフを満喫している。

この家族の姿に、林は「好きなことを自由にやっている方だと思っていたら、家族まで巻き込んでみんなを幸せにしている。改めて自由に生きる尊さを感じました」と、感動していた。

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