隣の席の上司から“チャット”で叱責!?人間関係が難しい令和オフィスあるあるに困惑【作者に聞く】

「例の件はどうなってるんだ！」と上司からチャットで連絡が入ったサラリーマンは困惑していた。なぜなら、その上司は隣の席に座っているからだ。“もしかしたら怒っているのかもしれない”とおそるおそる声をかけ、事情を説明すると「あ、そうなの」と普通の態度。しかし着席するや否やまたポンッとチャットの着信音が…えっ、また!?

口頭で事情を説明した際は、案件について納得していた様子だったのに、またもや隣の席からお叱りのチャットを送ってきた上司。なぜ隣にいるのにチャットなのだろうか…？

今回の漫画『チャットだと強気』を描いたのは、現在はWeb広告関係の仕事をする傍らでSNSに「サラリーマンのあるある漫画」を投稿しているまくべす(@maxvess3)さんである。まくべすさんに話を聞いてみた。

――今回のエピソードを漫画にしようと思ったきっかけは？

直接顔を合わすと何も言わないのに、チャットではやたらと強気の上司がいて「直接言ってくれればいいのに…」というモヤモヤを漫画にしました。「面と向かって話をする勇気がないのかな…」「そんなに私、話しかけにくいキャラなのかな…」とかいろいろ考えてしまいます。

――職種によってチャットの活用頻度は異なると思いますが、まくべすさんが働くWeb広告関連の業界ではよく使われているのではないでしょうか？

そうですね。今やどの会社でも必須ツールじゃないでしょうか。エビデンスとして残せるし、言った言わないで揉めなくて済むので便利になったなとは思います。会議で忙しい上司や営業など職種によってはほとんど在席していないので、捕まえるのも一苦労…でしたが、チャットならいつでも話を振り出しておけるのでそこはだいぶ楽になりましたね！

――気軽に使えるチャットですが、気をつけていることはありますか？

チャットにはチャットなりのやりとりのコツがあると思っています。文面には気をつけないと冷たく事務的に感じてしまうのでそこは気をつけています。時代とともにコミュニケーションの取り方も変わるので、私もついていかないといけないなと思っています。

最近は対面で人と話すことが苦手な若者、対面どころか電話も苦手な若者が急増しているため、チャットなどをはじめとするコミュニケーションツールが活躍している。実際に会話することが激減したことは寂しい気もするし、隣の席や目の前の席など近くにいる場合は「口頭で話した方が早い」という意見も聞こえてくる。一方で、チャットなどのツールを利用した方が相手の作業を中断させず、タイミングがいいときに確認できたり、履歴が残るという利点もある。今後も時代とともに新しいツールが台頭してくるだろうが、“頼りっきり”になるのではなくケースバイケースで“使いこなして”いきたい。

ほかにも、『チャット』というタイトルの作品では、上司の投稿に部下たちがすぐにリアクションをしたところ、上司が激怒！なぜ？その理由は本作を読んでみて！サラリーマンのあるあるを描いたまくべすさんの漫画「目指せ！日本一の社畜!?ぬこリーマン」は、SNSにて新作が随時更新されているので、ほかの作品もお楽しみあれ。

画像提供：まくべす(@maxvess3)

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。