【日常漢字3選】やかん、こたつ、タンス、日常アイテム漢字　豆知識も紹介

毎日、使ったり目にしたりするアイテムには、ひらがなで浸透しているものがたくさんあります。

いざ、漢字で書こうと思うと、このように思うはずです。

「漢字でどう書くんだっけ？」

見たことはあるけれど、ペンを持つと意外と書けないということはありますよね。

本記事では、自宅によくあるアイテムの漢字を3つ紹介します。

書けそうで書けない！身の回りのアイテム漢字クイズ

今回は、ひらがなやカタカナで表記されることが多いアイテムの漢字を用意しました。

サラッと書けたら、「すごい！」と言われること間違いなし。

ぜひ、チャレンジしてくださいね！

問題1:やかん

まずは、水を温めるために使う、やかんです。

電気ポットが普及し始めてからは、使う人が減っているものの、今なお、たくさんの種類が売られています。

やかんの漢字は2文字で、どちらも中学生までに習っているものです。

一体、どんな字を使っているのかというと…。

※写真はイメージ

正解は『薬缶』でした！ほかにも『薬罐』『薬鑵』という表記があります。

『薬』という字がある通り、もともと、やかんは薬を煎じる道具であったとか。

薬を煮るための別の道具が普及してからは、やかんは湯や茶を沸かすものになったと言われています。

問題2:こたつ

昔ながらの冬の風物詩である、こたつ。

柔らかなこたつ布団に包まれながら、ぬくぬくと温まる時間は最高ですよね。

そんなこたつの漢字は、『火』にまつわる字が使われています。

どんな字かを考えて、「思い浮かばない！」という人は、下へスクロールしてみてください。

※写真はイメージ

こたつは『炬燵』または『火燵』と書きます！

もっとも馴染みが少ないのは『燵』という字でしょう。

『燵』は、単体で暖を取るための火や道具を表す、日本特有の国字なのだとか。

こたつは日本の文化である一方で、イランにはテーブルの下に電熱器を置いて厚手の布団をかける『コルシ』という、こたつによく似たアイテムがあるそうですよ！

問題3:タンス

衣類などを収納するための家具である、タンス。

2025年現在、木製やプラスチック製など、さまざまな種類が普及しています。

タンスの漢字は、江戸時代に普及したそうですが、現代では、カタカナで見かけることが多いですよね。

「分からない…降参だ！」と思った人は、こちらで正解を確認してみましょう。

※写真はイメージ

正解は、『箪笥』です！

どちらの漢字も、『竹で編んだ入れ物』を表しています。

タンスというと、引き出しを備えた家具をイメージしますが、江戸時代以前は持ち運びができる箱を指していたそうですよ。

身近なアイテムの漢字表記、調べてみて！

ひらがなやカタカナで認識していた、身近なアイテムの漢字表記を知ると、漢字表記の由来やアイテムの歴史を知ることができます。

あなたも、今、目の前にあるものの漢字を調べてみてはいかがでしょうか。

新しい発見ができて、日常が少し豊かになるかもしれませんよ！

[文・構成／grape編集部]