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「サッカーかテニスかを選ばないといけない時期があって…」錦織圭がサッカーを諦めた理由を明かす

  • 2025.12.3

先月29日に埼玉県和光市の和光スポーツアイランドで体験型スポーツイベント『第1回イチローDREAM FIELD DAY』が開催された。

同イベントに出席したプロテニス選手の錦織圭は、少年時代にサッカーかテニスを選ばなければならない時期があったと明かした。

子どもたちがスポーツを通じて、“好きを見つけるきっかけ”を届けることを目的に立ち上げたユニクロ主催のこのイベントには、錦織の他に、元プロ野球選手で現在はマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを努めるイチロー氏と元サッカー日本代表の内田篤人氏が出席した。

このイベントには、小学4年生から中学3年生の子どもたちが参加。各スポーツのレジェンドらと汗を流した。

トークセッションでは「好きなことを見つけること」をテーマに、イチロー氏、内田氏、錦織がそれぞれの意見を語り合った。

イチロー氏が「好きなことに打ち込むべきか、得意な方に進むべきなのかに悩んだときにどうすればいいか」と二人に話題を振ると、内田氏は「僕はプロになって、『仕事だ』って思い始めてそれほどサッカーが好きではない時間がかなりあった。なので、僕は得意な方で行った方が、得意なことを好きになれるかもしれないというタイプかも」と持論を展開した。

錦織は内田の意見に共感し、自身の過去のエピソードを回想した。

「僕もサッカーかテニスかを選ばないといけない時期があって、サッカーもある程度頑張っていたんですけど、やっぱり結果が出なかった。周りのみんなを見ていても『これでは上に行けないな』と思って、最初はしょうがなくテニスを選んだんです」

島根県出身の錦織は、小学1年生から小学6年生までテニスをしながらサッカーを本格的に習っていた。今でもサッカーは大好きで、過去にはテニスボールでリフティングを披露したことも。

それでも、世界のトップレベルまで上り詰めたテニスを「仕方なく選んだ」というのは衝撃的な事実だ。

錦織は「でもテニスはうまかったし、自分に自信を持っていたからテニスを選びましたね」と、得意なことを選び、最終的にワールドクラスのテニス選手になった。

参加した子どもたちは、各競技のレジェンドたちと交流しながら、自分の興味や可能性を実感する時間を過ごした。それぞれの“好き”を見つけ、未来への一歩を踏み出すきっかけとなってほしい。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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