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寒い冬はおでん! 大量調理に「だしパック」が最高だった|スタイリスト木津明子の【こども食堂】

  • 2025.12.3

木津明子の子ども食堂日記vol.48「万能だしパックで美味なるおでんができちゃったお話」

まずはこの日記の主である木津明子(きづあきこ)の自己紹介を。スタイリストとして働きながら子ども食堂を運営する2児の母です。私は【こども食堂レインボー】がある横浜市磯子区の洋光台駅という町で育ちました。スタイリストのアシスタントを始めたころも、1時間ほどかけこの街から都内へ通っていました。アシスタント期間の途中から都内へ引っ越し、8年ほど東京住まいでしたが、長女(現在中3)を出産後に地元である洋光台へ再び戻ってきました。そしてこの街に恩返しをしたいという気持ちで、3年前に子ども食堂を開いたというワケです。
毎月の食堂の様子をレポートしているこちらの連載、今回は冬に食べたくなるあのおかずのお話です!

買い出し中の私。短い時間で容量よく! 悩まず、目的のものを確実にかごに捕獲していくハンターのよう。

冬といえばアツアツの【おでん】♡ 今までスタッフと献立を何にしようか話してきたときに、何度も出てきた「冬はおでんだよね〜」の言葉を何度となくスルーしてきた私。そのわけは、①具材が多くて材料費がかかる②味付けに自信がない!の2つでした。
【レインボー】のサイトでは毎食30食を用意しているとうたっていますが、実は30食ではあっという間になくなってしまいます。せっかく来てくれた子どもたちに何も出せない状態には絶対にしたくないので、毎食50〜60人の子どもたちが食べられるように十分な量を作っているんです。せっかくのおでんだったら、野菜だけではなくはんぺんとか練り物も入れたいじゃないですか、となるとやはりコストがかかっちゃうんですよね。そして味付け、ワイルドな味付けじゃなく、品のある味つけを普段からしてこなかった私は、薄い色の煮物を作るのが苦手。食べるのは大好き♡ なんですけどね。

そんな私が今年出会った出汁パック【OTOMO/おともDASHI】。これさえあれば、技術はいらない! 美味なる品のある煮物が完成できると知りました。私にとってまさに神の調味料!
大根を一度下茹でするという技術、野菜の角をとる面取りという技術も最近習得した私は(何年こども食堂やってんだって突っ込まないでくださいね!)、週末に家で大根を煮るのにハマっています。何も考えず野菜の面取りをする時間は、ストレス解消にまでなっている気がします。
そして出来上がった大根のホクホク&しみしみが最高なの。【OTOMO/おともDASHI】多めと塩のみで味はバッチリ決まることを体得した私は、今年こそ【おでん】をやってみたくなったというわけです。

大人気のもち巾着! 手間はかかりますが、美味しさには代えられない!

たっぷりの出汁を含んだ大根とジャガイモ♡ これがたまらない~!

完成した【全力おでん】定食です! 彩りもよく仕上がっていますよね。ちなみにおでんの具はおでんの具は大根、たまご、にんじん、もっちり揚げ豆腐、こんにゃく、ウインナー、もち巾着、ちくわ、カニカマ、ナルト、ジャガイモでした!

子どもたちみんなが満足してくれる【おでん】を作ろうと、具材は何がいいかなとスタッフに相談。「練り物はカニカマ入れちゃう?」「おでんとしては食べたことないけど。ホカホカのカニカマってなんだか美味しそう」とか、話も盛り上がります。
そして作ってみました【全力おでん】ちゃんとしみしみのいいお味になってる~♡ 本当に味付けは【OTOMO/おともDASHI】多め&塩だけ! 練り物も食べたい欲求もカニカマ&ナルト&ちくわで食べ応えのある満足いく仕上がりに。みなさんとても簡単なので、やってみてほしい一品です。手に入れやすい出汁パックでいいと思いますので、それを多めと塩だけで味付けてみて。コツもいらないし、ただ煮込むだけ!!
最近スタッフに加わったユミコの息子はハルキ(2才)。ひよこみたいに口がぷるぷるでまだまだ赤ちゃんのようなのですが、おしゃべりは一人前。見た目とのギャップが愛くるしいボーイです。人懐っこい彼は、小学生もなんだか構いたくなっちゃう魅力的な存在。元気いっぱいサッカー少年のリュウトがずっとハルキの後ろを歩いてニコニコしながらハルキと並んでお昼ごはんを食べていました☺️ リュウトの普段と違う一面を見れたのも嬉しかった♡

こうやって自然と小さい子の面倒を見てくれる様子を見ると、食堂やっていてよかったなって思います。

ユミコの愛娘で小学4年生のユウキはクールな性格。なので接客もスーパークールで、店主の私が接客の心得をレクチャーしているのですが、だんだんこなれてきていい感じ。休憩時間には大学生のナナカと高校生のサラサと一緒になって、ポ-カーフェイスで恋バナをしている様も可愛い〜!
 
帰りに小学6年生のケイタがちょっと照れたように「なんか(お金)余ったからお土産」と修学旅行のお土産でクッキーをくれました。余るわけないじゃないね😭 嬉しすぎる出来事でした。周りの小6チームたちも「買ったの? 俺も買いたかったけどお小遣いが足りなかった」とか言ってくれて、食堂のおばさんは胸が熱くなりました。気持ちが本当に嬉しい。ありがとう!
 
そしていつも応援していただいている皆さまありがとうございます♡
2025年もたくさんの出会いと笑顔が溢れる【こども食堂レインボー】でした🌈
年々、あっという間だなって思いますが、こども食堂の一日は濃くて、今日は可愛いおかわりがたくさんあったなとか、久々にあの子に会えたな〜とか、それぞれの子の人生の物語の中にお邪魔しているような気持ちで時間を共有していきたいと思っています!
皆さま素敵なHAPPY HOLIDAYを〜♡

ユミコがもち巾着の余ったお餅でお汁粉を作ってくれました❣️

食堂のおばさんの目頭を熱くしたクッキーです。気持ちが嬉しいよね。

otona MUSE K

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