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「娘、この先うまくやっていける?」挨拶しても、周りは“塩対応” → 娘の『最強アンサー』に母、脱帽

  • 2025.12.5

娘の習い事の送迎で遭遇した、思春期女子たちのあからさまな「塩対応」。
思春期女子ってこんな感じだったっけ……? とへこむ私をよそに、娘は全く気にしていない様子。40代筆者が体験した、娘の意外な一言に救われたエピソードをご紹介します。

画像: 「娘、この先うまくやっていける?」挨拶しても、周りは“塩対応” → 娘の『最強アンサー』に母、脱帽

恐怖! 挨拶しても無視される「アウェー」な空間

娘が通っている習い事の教室へ送迎に行ったときのこと。そこには、娘と同じ年頃か少しお姉さんの女の子たちが数人でたむろしていました。
「こんにちは!」と明るく声をかけても、彼女たちはスマホから目を離さず、チラリとこちらを見ただけで無反応。
かろうじて一人が蚊の鳴くような声で返してくれましたが、その態度は明らかに「ダルそう」そのものでした。

(うわぁ、なんか怖い……)

思春期特有のアンニュイな雰囲気なのか、それとも私が「部外者」だからなのか。
私はその場のいたたまれない空気に圧倒されていました。
女子特有の「グループ」の圧、そして排他的な空気感。
自分が学生だった頃の複雑な人間関係を思い出してしまいました。

「あの子たちと仲良くできる?」母の心配は止まらない

どんよりとした気持ちでふと娘の方を見ると、彼女はまだ幼さが残る無邪気な笑顔で、別の友達とキャッキャと走り回っています。
無邪気に笑い合う姿は、先ほどの冷ややかな女子グループとは対照的です。
しかし、私の心の中には黒い雲が広がっていました。

(あの子たちと同じ空間で、娘は上手くやっていけるのかな?)

今は楽しくしていても、いつかあのような「塩対応」の洗礼を受ける日が来るのではないか。
もしかして、すでに仲間外れにされたり、陰で何か言われたりしているのではないか。
心配になった私は、休憩時間に娘をこっそり呼び寄せ、声を潜めて尋ねました。

「ねえ、あっちにいる子たちとは遊ばないの?」

「性格が合わないから!」娘の潔すぎる回答に脱帽

私の心配をよそに、娘はポカンとした顔をした後、満面の笑みでこう言い放ったのです。

「うん! 性格が合わないから話さないよ!」

えっ、それだけ!? 「仲間外れにされている」のでも「無視されている」のでもなく、単に「合わないから関わらない」。娘の中で、その事実は単純明快で当たり前のことだったようです。

「だって、話しても楽しくないもん。私は楽しい子と遊ぶ!」

そう言って再び友達の輪の中へ走っていく娘の後ろ姿を見送りながら、私は呆気にとられると同時に、肩の力がスッと抜けていくのを感じました。
大人の私は「みんなと仲良くしなきゃ」「嫌われないようにしなきゃ」と勝手に顔色をうかがっていましたが、娘はとっくに自分にとっての「心地よい場所」を知っていたのです。

無理して合わせる必要なんてない、合わないなら離れればいい。
そのシンプルで力強い答えに、私は逆に勇気づけられました。

(そうだ、そのままで育て!)

難しい人間関係もなんのその。天真爛漫な娘の「最強アンサー」に、思春期女子への恐怖心もすっかり吹き飛んでしまった出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

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