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「今日も子供預かって」と休日に頼むママ友。私がある正論を言うと、二度と頼まなくなったワケ【短編小説】

  • 2025.12.7
「今日も子供預かって」と休日に頼むママ友。私がある正論を言うと、二度と頼まなくなったワケ【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

図々しいママ友

せっかくの休日だから、映画でも観に行こうかと話していた矢先のことです。

玄関のチャイムが鳴り響きました。モニターを確認するまでもありません。

「おはよー!ごめん、今日も子供預かって!本当に今日だけだから!」

ドアを開けると、そこには息を切らしたママ友と、すでに靴を脱ぎかけている彼女の息子の姿がありました。

「ちょっと急にネイルの予約取れちゃってさ。2時間くらいで戻るから!お菓子持たせてるし大丈夫でしょ?」と、彼女は当たり前のように子供を置いていこうとします。

これで今月に入って4回目です。

「友達だもん、助け合いでしょ?」が彼女の口癖ですが、私は一度も彼女に頼ったことはありません。

我が家の冷蔵庫を勝手に開ける息子さん、散らかったおもちゃ、そして「ありがとう」の言葉一つなく去っていく彼女。

私の中で、我慢の限界を超えた音がしました。 靴を履いて逃げようとする彼女を、私は強めに呼び止めました。

私の正論の一撃

「待って。預かるのは構わないけど、条件があるの」

彼女はキョトンとしています。私は冷静に、でも今までで一番低い声で告げました。

「他人の命を預かるって、どれだけ重い責任か分かってる?もしこの子がここで大怪我したら、あなたは絶対に私を責めるでしょう?その『命の責任』に対する対価、今日からちゃんと請求させてもらうわ。1時間2,500円。これでも相場より安いのよ。あと、万が一の時の免責事項を書いた契約書にもサインして。今すぐハンコ持ってきてくれる?」

彼女は口をパクパクさせ、「はあ?お金取るの?友達なのに信じらんない!」と声を荒らげました。

「友達だから言ってるのよ。『友達』を都合のいい言い訳にして、私をタダの便利屋扱いするのはやめてくれない?プロのシッターに頼むお金が惜しいなら、自分の時間は自分で作りなさい」

私の後ろでは、夫も無言で腕を組んで仁王立ちしていました。

「……もういいわよ!ケチ!」

顔を真っ赤にした彼女は、捨て台詞を吐いて息子さんの手を引っぱり、逃げるように帰っていきました。

それ以来、彼女からの連絡はピタリと止まりました。少し厳しい言い方だったかもしれませんが、ようやく我が家に平穏な休日が戻ってきました。

自分の時間と家庭は、毅然とした態度で守らないといけませんね。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

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