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【中道あんさん流】60代で始めたひとり暮らし!買って良かった家電ベスト3と不要になった意外アイテム

  • 2025.12.1

【中道あんさん流】60代で始めたひとり暮らし!買って良かった家電ベスト3と不要になった意外アイテム

「人生100年時代」なんて言うけれど、50代なんてまだ半分! でも、5年後、10年後を想像すると、ちょっと不安になることもありますよね。のんびり隠居なんて夢のまた夢なら、今のうちに“できること”を始めたい。トップブロガー中道あんさんが今回語るのは、ひとり暮らしで買ってよかった家電ベスト3!

ラクを選ぶのは「自分を大切にする」こと

61歳でひとり暮らしを始めて1年になりました。ある秋晴れの午後、公園を散歩してふと思い出したのが、「そうだ、この公園を見て、この環境に惚れたんだった」ということ。この1年で、暮らしはグンと便利で豊かになりました。自分の時間が増え、フットワークが軽くなったのです。

感じたのは、「家電はただの道具ではなく、暮らしを支える静かな相棒になる」ということでした。家族がいた頃は、多少不便でも昔のやり方を守っていました。たとえば、2階建ての一軒家を、くまなく掃除機をかけて、階段やキッチンは雑巾がけまでしていました。それは、自分が頑張ればいいという、自分のタダ使いの精神が基本。これって、多くの母親が陥る自己犠牲の慣習かもしれません。

ひとりの暮らしでは、日々の小さな家事がそのまま自分の負担になります。だからこそ、ラクを選ぶことは手抜きではなく、「自分を大切にすること」だと思うようになりました。

今日は、私の暮らしを整えてくれた家電ベスト3と、やめた家電をひとつご紹介します。

暮らしを整えてくれた家電ベスト3

まずは、お掃除ロボット。

スイッチひとつで黙々と床をキレイにしてくれる心強い存在です。毎朝、ボタン一つで水拭きしながら掃除してくれるのです。なので、一日の始まりに床はすべすべ。引越ししたばかりの頃は、ハンディタイプの掃除機を使っていました。けれど、2LDKの部屋を毎日掃除するとなると、小一時間は必要でした。その時間をもっと重要なことに充てたい。それがお掃除ロボットを購入した理由です。

ただし、メリットばかりではありません。ロボットそのものの掃除は人間の仕事。ブラシに絡んだ髪の毛を取るのも、本体の掃除も、それなりに手間がかかります。付属品は消耗品なので交換には費用もかかります。

2つ目は、サブスク型の卓上浄水サーバー。

美味しい水がいつでも飲めるのは、健康をサポートしてくれます。私は、コーヒー、紅茶、ハーブティをよく飲んでいました。理由は水道水が美味しくないから。いつでも温かい飲み物を飲んでいたのです。その理由は、水道水を沸騰させないと、なんとなく飲むのに抵抗があるから。なので、卓上電気湯沸かしポットを使い倒してお茶をつくる。おかげで、よくポットを買い替えています。

実は、健康に良いのは色のない水がいちばん。娘の家で先に使っていて、すごく便利だというので、小スペースの卓上型水サーバーを契約することに。白湯も冷たい水もすぐ飲める。ポットでお湯を沸かさなくっても、お茶もすぐに飲める。驚いたことに、コーヒー・紅茶を飲む回数が圧倒的に減って、変わりに水や白湯を飲むことが増えたのです。月額3140円は決して安くはないですが、健康のサポート料だと思えば安いものです。

ただ、数カ月で水漏れトラブルが起きて交換対応に追われたことが。一見、手放しで便利そうに見えるものほど、「お世話の手間」がついてくると感じました。

3つ目はスマートウォッチ。

これは家電というより、私の「頑張りすぎ防止係」です。動きすぎ、座りすぎ、寝不足、ストレス。私では気づけない小さなサインを教えてくれます。

ただ、「設定が面倒なんじゃないの?」「私に使いこなせるかな?」という、不安も大きくて、実際に買うまであれこれ調べました。けれど、すべて杞憂に終わる。つけて触っていればなんとなくわかってきました。実際に使ってみて驚いたのが、1日1万歩以上を歩いていたこと。自分ではそんな感覚がなくて……。

朝夕の犬の散歩。
駅前のカフェまで往復歩く。
ランチタイムは公園で息抜き。
気分が乗ったら、電車で梅田まで。
なんてやっているもんだから、1万歩なんて余裕。1万5千歩ほど歩く日だって珍しくありません。これで、スニーカーの踵が異様に減る理由が分かりました。歩きすぎです。

このように、スマートウォッチを身につけることで、自分の今の状態とやることが分かります。朝の目覚めが悪いのは、睡眠の質が悪かったから。そういう日は昼寝する。ボディバッテリーが減っていたら、早めに寝る。「まだ寝る時間には早い」と思っても、ウォッチを見れば答えは明らかです。自分の意志よりスマートウォッチの数値の方が、私の本心に正直なのです。これは、私の健康を守るうえでなくてはならないアイテムとなりました。

手放した家電は

逆に手放した家電は電子レンジ。

温めるだけなら蒸し器のほうが美味しく、丁寧に暮らす喜びを感じられるようになりました。そして、意外でしたが、冷ご飯の美味しさも知ることができました。冷凍食品や加工食品を使うことが減って、旬の野菜をよく食べるようになりました。便利さより、暮らしを味わうことを選んだ結果です。

どの家電も、不具合やメンテナンスの手間はあります。けれど、それ以上に「自分の時間と心の余白」を生み出してくれる。60代の暮らしは、便利さより「余白の豊かさ」を選ぶ時代になりました。

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