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意外と読めない?【漢字クイズ】「況んや」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2026.1.31

中国古来の文語体で書かれた、漢字だけの文章のことを「漢文」と言います。
日本人が漢文を読む場合には、漢字の音や訓を活用しながら日本語の語順で読む「訓読(くんどく)」という方法が必要ですが、この訓読が由来となって漢字の読みを形作る場合があります。それが今回ご紹介する「況んや」という漢字です。みなさんは正しく読むことができますか?

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問題:「況んや」は何と読む?

正解は…

 

「況んや(いわんや)」です。

「況んや」と「言わんや」

「言うまでもなく」「なおさら」「まして」という意味を持ちます。

『「言わ」(「言う」の未然形)+「む(ん)」(推量の助動詞)+「や」(反語の助詞)』というのが元の形で、漢文の訓読が由来となっている言葉です。日常ではなかなか使わない表現ですが、「大人にはできない。況んや子どもには無理だ。」というように、「況んや」はこれより後に来る言葉に対してかかっていきます。

Aすら且つB、況んやCをや

漢文に出てくる「況んや」という表現は、「抑揚(よくよう)」と呼ばれる句法のひとつです。
「Aすら且つB、況んやCをや(AすらかつB、いわんやCをや)」と訓読し、「AでさえBなのに、ましてCはなおさらだ」という意味を表します。

この訓読が現在にも残っていて、「大人が持っても重い。況んや子どもにおいてをや。」のように、文末に「をや」を用いることも多くあります。



参考文献: 明鏡国語辞典、新漢語林



文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!