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複数の読み方がある!?あなたは「漁る」をどう読む?→気になる正解は?【漢字クイズ】

  • 2026.1.22

漢字の読み方には「音」と「訓」の二種類があります。中国での発音をルーツとする読み方を「音読み」、その漢字が持つ意味に相当する日本語を当てはめた読み方を「訓読み」と呼びます。

普段の生活で音と訓を意識することは少ないですが、その一音で日本語として意味が通じるものが「訓読み」である、と区別するのが一般的です。

今回は、そんな訓読みの中から「漁る」をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

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問題:「漁る」は何と読む?

正解は…

 

「漁る(あさる)」です。
「えさや獲物を探し求める」「物や人を得ようとして探し回る」という意味を持ちます。

実は複数の読み方がある?

「魚や貝をとる」「漁をする」という意味で「いさ(る)」「すなど(る)」と読むこともありますが、古語として扱われることも多いので、現在では「あさ(る)」とするのが一般的です。

日本にはもともと、「食料を求めて探し回る」ことを指す「あさる」や「いさる」といった言葉が存在していました。
そこに、意味が共通する「漁」という漢字を当てはめたことで、これらの訓読みが生まれたと言われています。

「浅蜊」の語源

「漁る」という言葉は、実はある貝の語源にも関係しています。諸説ありますが、「砂の中にいる貝を『漁る』ようにして獲る」というところから、「漁り貝」が転じて「浅蜊(あさり)」という貝の名称が生まれたと言われているのです。

また、「漁る」は動詞の連用形に付くことで複合動詞を作るという特性もあります。「美術品を買い漁る」のように「あちこちを回ってその動作をする」という意味を持ったり、「歴史書を読み漁る」のように「探し求めては、手当たり次第にその動作をする」という意味で用いられることもあります。



参考文献: 明鏡国語辞典、大辞林



文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!