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「面白みがなかった、まったく」“生成AI”で作詞に挑戦した【大人気アーティスト】とは?

  • 2026.1.6
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

ミュージシャンとして長年第一線を走り続けてきたある人物が、生成AIと創作の関係について率直な思いを語り、視聴者の関心を集めました。最新アルバムではテクノロジーを大胆に取り入れながらも、ある工程だけは最後まで自分の手で貫いたといいます。

いま注目の発言を残したのは一体誰なのでしょうか? クイズ形式でご紹介します!

生成AI時代でも「譲れなかった一線」とは?

この発言が飛び出したのは、テレビ番組でのトークの中でした。近年、音楽業界でも急速に存在感を増す生成AIですが、この人物は決して否定的な立場ではありません。むしろ、新作アルバムでは生成AIに自身の過去作品を学習させ、新たな試みに挑戦していました。

一方で、作詞という核心部分については、あえて生成AIに委ねなかったと告白します。「試しにやってみた」という姿勢は柔軟ですが、その結果として見えてきた限界も率直に語っていました。テクノロジーを受け入れながらも、創作の本質について考え抜いた末の選択だったようです。

番組では、生成AIが生み出す言葉の完成度や、過去の文体をなぞる精度にも触れつつ、最終的には“面白み”という感覚的な部分が決め手になったことが強調されていました。

ここでクイズです。はたして、この人物は誰なのでしょうか?

ヒント…

  1. 日本の音楽シーンを代表する女性アーティスト
  2. 40枚目となるオリジナルアルバムで生成AIと「共演」

「一度自分でやったものは面白みがなかった」

答えは……松任谷由実さんです!

このエピソードは、2025年11月21日に放送されたテレビ朝日系『ザワつく!金曜日』で語られた内容です。

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2019年、全日本スキー連盟主催のプレスカンファレンスに出席した松任谷由実(C)SANKEI

番組に出演した松任谷由実さんは、リリースしたばかりの40枚目のオリジナルアルバム『Wormhole / Yumi AraI』について、「AIと向き合って作った」と語りました。この作品では、過去の歌声を学習させることで、いわば“第二の自分”とも言える存在と共演する形が実現しています。

その一方で、作詞については「歌詞も結果、全部自分で書きましたけども、(生成AIの)ChatGPTでやってみようかっていうトライもしたんですよ」と明かしました。生成AIに自身の全作品を学習させた結果、「出てくるんですよ、それなりのことは」と一定の完成度を認めつつも、そこに強い違和感を覚えたといいます。

松任谷由実さんは、「一度自分でやったものは面白みがなかった、まったく」と率直に吐露しました。さらに実験的に、「夏目漱石が書いたら」「宮沢賢治が書いたら」といった条件を与えると、それらしい文体が生成されたことにも触れています。ただし、その精度の高さが逆に、人の心を揺さぶる何かとは別物であることを浮き彫りにしたようです。

最終的に松任谷由実さんは、「やっぱり人の心を動かすのは人だということをはっきり学びました」と語り、生成AIによる作詞の計画は作品化されませんでした。この言葉には、長年創作と向き合ってきたからこその重みがあり、スタジオでも静かな共感が広がっていました。

とはいえ、生成AIそのものを否定する姿勢ではありません。「どういう方法を使うかは別として、せっかくずっとやってきてテクノロジーに出会えたんだから、それで届けたいものを伝えられたら」と前向きな考えも示しています。最後には、「だから(生成AIを)どう使うかなんですよね」と語り、創作と技術の関係性を冷静に見つめていました。

エピソードを知るとより好きになるかも

生成AIを取り入れながらも、最後は自分の感覚を信じる。その姿勢からは、松任谷由実さんが常に時代と向き合い、自分なりの答えを出し続けてきたことが伝わってきます。便利さに流されず、本当に届けたいものは何かを問い続ける姿こそ、多くの人の心を動かしてきた理由なのかもしれません。