岡本翔子の星占い 【蠍座】12月の運勢「成功者になろうとするのではなく」

蠍座

10月24日～11月22日生まれ

Try not to become a man of success but rather to become a man of value.
「成功者になろうとするのではなく、価値ある人間になることだ」

12月は仕事も人間関係も基本、現状維持。自分は何に「価値」を置いているのか、私という人間の価値は何によって形作られているのかを、深く見つめ直すよい機会です。年末に向けて、“自分の価値を自ら育てる”時間が始まります。

このメッセージはドイツ生まれの理論物理学者、アルベルト・アインシュタインが残した言葉です。外の世界で認められようと躍起になる必要はなく、自分自身を認められるように、あなた自身の価値を高めてほしい時期です。

今月は自分の才能をもっと活かしたいという欲が芽生えます。と同時に今の収入や仕事のやり方に疑問が湧いてきたりもします。そして人からの評価より、自分が納得できることを優先したくなるでしょう。

あなたが本当に求めている豊かさとは何かを、ここで改めて考え直すような出来事も起こります。目に見える貯金や資産も大事だけど、あなたがこれまで培ってきたものの中に、目には見えない財産があると気づいてほしい時期です。

才能を磨くために自分に投資するのも賛成です。また生活の質を高めることも12月のテーマです。たとえば調理器具や掃除道具、寝具など、上質な生活用品を手に入れると、日々の小さなストレスから解放されるでしょう。

冬至を過ぎると……

愛情面では“これだけは譲れない”というものが明らかになるので、一見順調な関係に見えても、心の中では相手との関係が微妙に変わってくることも。誠実にあなたに向き合ってくれる人とは、安心感のある関係が築けます。

冬至も過ぎると小旅行にツキがあります。一年の疲れを癒しエネルギーチャージできたら、新年に向けて何らかの決意や覚悟が強まるでしょう。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の蠍座を運行するのは12月15日（月）昼過ぎ～12月18日（木）未明まで。目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

★月をあなたの味方に変えるカレンダー『ムーンカレンダー2026』が好評発売中！

★行動する最適な日がわかるムーンダイアリー「MOON BOOK 2025」が好評発売中！

文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE