【耳鳴り・難聴】に効果的！ 専門医が教える「耳のマッサージ法」とは？

【耳鳴り・難聴】に効果的！ 専門医が教える「耳のマッサージ法」とは？

家族との会話で聞き返す回数が増えた、最近声が大きくなったと言われる……。それは耳からの注意信号かもしれません。耳の状態が変わると、日々の過ごし方や人づき合いに影響することも。ここでは、耳鳴り、難聴対策になる耳のマッサージ法をご紹介します。

教えてくれたのは
木村至信さん 馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック

きむら・しのぶ●耳鼻咽喉科医。
信州大学病院に勤務後、難聴遺伝子、遺伝子解析研究のスペシャリストとして厚生省（当時）で研究に携わり、米国ネブラスカ州国立リサーチ病院に留学。
大学病院での高度医療、癌センターでのオペ研修など医療のトップレベルの現場で15年以上勤務。
横浜市立大学医学部大学院にて医学博士を取得。
現在、横浜市内のクリニックで地域密着の診療に励んでいる。

耳鳴り＆難聴対策に！【耳マッサージ】

耳の健康のため、血流がよくなり自律神経が安定する耳マッサージを試してみましょう。複数のツボが刺激され、耳鳴りや難聴に効果あり。

①

耳全体を手でおおい、ぐるぐる動かします。右まわりでも左まわりでもやりやすいほうでOK。

【ひとまわり1秒×5回】

②

耳の皮ふを指でつまみ、上に3秒軽く引っ張る。下・斜め上・斜め下・横、それぞれの方向にも同様に3秒ずつ引っ張る。

【各3秒×3回】

1・上

2・下

3・斜め上

4・斜め下

5・横

③

耳たぶを親指と人さし指ではさみ、3秒ほど軽く押して刺激を与える。

【3秒間】

④

耳の後ろに手を当て、耳を前（鼻の方向）に向かって倒す。

【①～④を5回×1日3回】

秋冬は耳のトラブルが増加。耳の「温活」をしましょう

冷たい外気や風にさらされて耳が冷えると、血流が滞って耳鳴りやめまいなどのトラブルが増加しやすくなる。外出時は耳にも防寒対策を。ふかふかした耳当てや、耳までおおうことができるニット帽など、耳を温める防寒具を用意しましょう。

イラスト／あらいのりこ
取材・文／武田純子

※この記事は「ゆうゆう」2025年12月号（主婦の友社）の内容をWEB掲載のため再編集しています。