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ママタルト檜原、今年も酉の市へ!相方・大鶴肥満は“落ちない”熊手に出会えたものの…

  • 2025.11.30

「M-1グランプリ」にて2022年から2年連続で準決勝に進出し、2024年には悲願の決勝進出と着実に認知度を高めているお笑いコンビ・ママタルト。独特な言い回しの長尺ツッコミが癖になるツッコミ担当・檜原洋平さんは、持ち前の陽気な性格とハッピーオーラで笑顔を届けるご機嫌ボーイだ。「ママタルト檜原の楽しみ日記」では、そんな檜原さんの生活にある“お楽しみ”を皆さんにおすそ分け!

第25回「酉の市」

第25回の更新です。

先日M-1グランプリ2025で準決勝に進出しました。進出もして更新もするとはすごい。街で後ろから「おいそこの頑張り屋さん!」と声が聞こえてきたら「どしたん?」と当たり前に振り返るやろう。

準決勝に進出するのは4回目なんですがその喜びはいまだに大きく、進出が分かった瞬間は自分の部屋で「キタァァァ゛!!!」と正拳突きをして叫んでしまいました(この時の俺の正拳突きは、喧嘩をしたことのない激よわの俺が繰り出した正拳突きといえど、それをもし大木に打ち込んでいたら、その打ち込まれた大木を背もたれにして座った時ちょうど頭をいい感じに置けるへこみを生み出すくらい勢いがあったやろう)。

マンションの掲示板に「マンションの住民の方から『11月20日の20時頃、異常な爆音がして迷惑でした。なにか、だんじりのようなことをされているのでしょうか。だんじりをしているような音を出すのはやめてください』とクレームがありました」と張り紙がされないか心配になったほどです。

今年もM-1の準決勝に挑戦できるのはうれしいやろう。前回あまりうまくいかなかったので、また決勝戦に出てみたい。

今回のお楽しみは酉の市。

2021年の秋にAマッソの加納さん、ひつじねいりの細田、Gパンパンダの星野、ぎょねこの小島アローの5人で新宿の花園神社の酉の市に行って、熊手を買いました。

熊手は幸運をかき集めると言われていて、また、いい一年を過ごせたら翌年は少しランクアップした熊手を購入するとよいとも言われているのです(熊手の値段は据え置きでもいいし、なんなら去年より値段を下げてもいいともいわれています。毎年同じお店で買い続けたほうがいいと言う人もいれば、違うお店で買ってもいいと言う人もいます。北以外の方角に向けて飾るのがいいと言う人もいれば、方角は関係なく玄関の外に向けて飾るのがいいと言う人もいます。酉の市に通ううちに、真実を見極める目が養われるのです)。

初年度はみんなで500円の耳かきみたいな小さい熊手を購入しました。

「始まりましたね熊手人生が」

「これは続けていきましょう」

「一気に値段あげすぎんようにな」

熊手メンバーは互いに熊手人生を約束し合い、メンバーが全員そろわない年は互いにフォローしあいながら、その誓いは毎年果たされ続けました。値段も500円→1000円→2000円→4000円と地に足をつけながら小刻みに更新をしていき、4000円の熊手になった去年は「いよいよくるとこまで来たな」というようなムードが漂っていました。

2024年から大鶴肥満とジグロポッカのりょーぞーも熊手メンバーに加わり、新人の二人は耳かきみたいな熊手を1000円で買いました(物価高で耳かきみたいな熊手が500円から1000円に上がっていたのです)

そして迎えた2025年の酉の市。昨年キーホルダーみたいな熊手を買ったというフランツの土岐くんも加わり、来られなかった細田と小島アローを抜いた6人で熊手を買いに行きました。

土岐くんが大鶴肥満の去年買った耳かきみたいな熊手を見て、「肥満さんそんなちっちゃい熊手で決勝いけたんですか!熊手すごいな」と熊手への信頼を高めたあと、加納さんたちと合流。熊手を見てまわりました。

5000円か6000円の熊手を探していたのですが、その値段にもなると熊手の見た目も店によってバラバラになってきて好みも分かれてきます。さすがに今年からはおそろいの熊手を買うルールは撤廃され、各々がビビッときた熊手を買うことにしました。

まず大鶴肥満が目をつけたのが、でかい馬の人形がついた3000円の熊手。しかしその馬の人形のサイズやツヤのクオリティから、縁起がよさそうな雰囲気がプンプンしていました。

みんなが「2年目でそれは飛ばし過ぎでは」と心配していると、店主の人が「なんでヒダリウマって言うか知ってる?馬は右から乗るとダメなの。左から乗らないといけないの。左から乗ると、“落ちない”の」と説明してくれ、肥満の購買意欲はMAXに。

肥満が「買います」と言うと、店主が「じゃあ俺の説明が1000円だから4000円ね」と言ってきたのです。肥満が「冗談がうまいですね」といなしながら3000円を渡そうとすると受け取ってもらえず、結局4000円払っていました。ちょっとボラれたのです。

肥満は「お前に出会ったことがもうさっそく運ないがな!」と言いたい気持ちをグッとこらえ、熊手を抱きしめました。

そのあとみんなも思い思いの熊手を購入して、最後は星野の熊手のみとなりました。

星野は昨年、みんなとは別日に酉の市に行ったため、送られてきた4000円の熊手の写真をもとに一人で買いにいき、かなり騙された結果「写真と同じのならコレだよ」と9000円の熊手を購入していたのです。

そんな星野は今年子宝に恵まれ、お父さんになりました。なんと今年は一万円の大台に乗るというのです。一万円の熊手になると、店主のみなさんが柏木を叩いて、「ヨォー!パパパン!パパパン!パパパンパン!はっ!パパパン!パパパン!パパパンパン!よっ!パパパン!パパパン!パパパンパン!よいしょー!」とやってくれるサービスまでついてきます。

みんなで星野の素晴らしい一年を祈ったあと、驚きの事実が、なんと店員さんの苗字が“星野”、熊手を買ったお店の名前が“星野の奥さんの旧姓”だったのです。

これは2026年のGパンパンダはすごいことになるやろう。みんなも熊手を買ってみよう。

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