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上野・国立科学博物館で「大絶滅展」が開催中!生命のピンチと進化の歴史「ビッグファイブ」に迫る

  • 2025.11.29

地球で生命が誕生してから約40億年、絶滅と進化・繁栄することを繰り返すことで、生命は多様に進化を遂げてきた。そんな生命の進化の歴史に、規模の大きかった5回の「大量絶滅」(通称「ビッグファイブ」)から迫る特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」が、東京・上野の国立科学博物館で2025年11月1日から2026年2月23日(祝)まで開催中だ。

特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」が、東京・上野の国立科学博物館で開催中
特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」が、東京・上野の国立科学博物館で開催中

特別展の展示は、5回の大量絶滅イベントを過去から順に辿っていき、化石や岩石に残された証拠からひも解き、生き物たちの生存をかけた進化の歴史をなぞる構成となっている。大量絶滅事変の原因は、地球外からやってきた小惑星の衝突や、火山などの地球内部の活動、時によっては生命活動そのものと多様だ。そこで、今回の展覧会では、各種の古生物や火山、古気候・古海洋などを専門とする国立科学博物館の研究者10名が監修しており、さまざまな視点から「ビッグファイブ」や、危機を乗り越えた生命の神秘に近づく内容が展開されている。

大絶滅展の会場には大きな地球儀「大絶滅スフィア」が登場し、球状の映像展示でこれまでの大量絶滅イベントを学べる
大絶滅展の会場には大きな地球儀「大絶滅スフィア」が登場し、球状の映像展示でこれまでの大量絶滅イベントを学べる
国立科学博物館の研究員10名が監修に参加した
国立科学博物館の研究員10名が監修に参加した

また、本特別展に向けて大量絶滅5回のうちいくつかと深く関わるモロッコにおいて、実地調査も実施された。モロッコでの発掘調査の様子や、過去の火山活動の調査結果など、本邦初公開となる標本や情報も公開されている。

調査や化石の発掘・削り出しなどに使われた装置や機器も
調査や化石の発掘・削り出しなどに使われた装置や機器も
モロッコでの調査で回収されたアンモナイトなどの化石を含む岩塊が展示されている
モロッコでの調査で回収されたアンモナイトなどの化石を含む岩塊が展示されている

化石と一緒に5回の大量絶滅のビフォーアフターに迫る!見どころの一部を紹介

特別展で触れられる最初の大量絶滅が起こる前の古生代オルドビス紀以前には、カンブリア爆発と呼ばれる生命の急激な進化などのイベントが発生し、生命の多様化が進んでいた。オルドビス紀以前の化石の展示では、通常あまり見られない脚や触覚まで残った三葉虫の化石や、アノマロカリスやエーギロカシスなどのラディオドンタ類の化石や再現模型が紹介されている。

カンブリア爆発で誕生した生き物の化石がまとめて展示されている
カンブリア爆発で誕生した生き物の化石がまとめて展示されている
アノマロカリスに代表されるラディオドンタ類の復元模型と化石をまとめて展示
アノマロカリスに代表されるラディオドンタ類の復元模型と化石をまとめて展示
アノマロカリス(レプリカ) 国立科学博物館蔵
アノマロカリス(レプリカ) 国立科学博物館蔵

最初の大量絶滅事変は、約4億4400万年前の古生代オルドビス紀と古生代シルル紀の境界で発生。火山活動をきっかけに寒冷化と海面の低下、その後の温暖化といった急激な環境の変化で、海域に大きな被害がおよび、海域の生物の86%が絶滅したイベントだった。しかし、大量絶滅終盤の温暖化によってサンゴなどの生物礁の回復は早く、大量絶滅を生き延びた生命は荒波を受けない環境で再び進化を進めることができた。大量絶滅後のシルル紀で特徴的な生物の1つがウミサソリである。大きなもので全長2メートルにもなるウミサソリの実物大レプリカは迫力満点だ。

アクティラムスの復元模型(左)と化石レプリカ(右) 国立科学博物館蔵
アクティラムスの復元模型(左)と化石レプリカ(右) 国立科学博物館蔵

第2の大量絶滅事変は、デボン紀後半の約3億8000万年前~約3億6000万年前に複数回続けて起こった一連の絶滅だ。火山活動によって気候が寒冷化し、海ではダンクルオステウスなどの板皮類(あごのある巨大魚の一種)や多くの三葉虫が絶滅し、陸では巨大な森を中心とした生態系が始まった。

ダンクルオステウス(レプリカ) 国立科学博物館蔵
ダンクルオステウス(レプリカ) 国立科学博物館蔵
第2の大量絶滅後に陸上で反映した巨大な木(ワッティエザ)の化石が日本初公開!高木のイラストも一緒に展示されており、その大きさを体験できる
第2の大量絶滅後に陸上で反映した巨大な木(ワッティエザ)の化石が日本初公開!高木のイラストも一緒に展示されており、その大きさを体験できる

植物の光合成によって多量に作り出された酸素は、巨大な陸上生物の誕生を促した。トンボに近い仲間であるオオトンボ類は、羽の端から端までの長さが60センチを超えていたという。展示ではヤスデの仲間で、体長が2メートル程度にもなるアースロプレウラの再現模型が登場している。

アースロプレウラ(復元模型) 国立科学博物館蔵
アースロプレウラ(復元模型) 国立科学博物館蔵

第3の大量絶滅事変は、約2億5200万年前に発生した。絶滅の規模は地球史上最大で、海洋生物の種の80~86%、陸上生物にいたっては種の97%が姿を消した劇的なイベントだった。この大量絶滅を機に、地質年代は古生代最後のペルム紀から中生代の三畳紀へと切り替わる。史上最大規模となった大量絶滅の原因は、シベリアで起こった大規模な火山活動だった。

史上最大規模の大量絶滅の原因となった大規模な火山活動を体験できる模型も
史上最大規模の大量絶滅の原因となった大規模な火山活動を体験できる模型も

海・陸両方で多くの生物が絶滅したが、恐竜や魚竜、私たち哺乳類につながる仲間が生き残った。大量絶滅前に地上の生態系の頂点に立っていた単弓類の多くが大量絶滅を生き延びられなかったが、絶滅しなかった一部の種が進化して、現在の哺乳類の祖先となった。展示されているディメトロドンの全身骨格(レプリカ)も、爬虫類や恐竜のように見えるが、実は哺乳類の遠い祖先の姿だ。

ディメトロドン(レプリカ) 国立科学博物館蔵
ディメトロドン(レプリカ) 国立科学博物館蔵

恐竜が台頭するきっかけとなった第4の大量絶滅事変は、約2億100万年前に発生した。原因は、大西洋を作った超大陸パンゲアの分裂と、それに伴う火山活動。この大量絶滅は“爬虫類”の世界を大きく変え、恐竜が主役に躍り出るきっかけとなった。そして、地質年代は中生代三畳紀から中生代ジュラ紀に切り替わり、大きな身体を持つ恐竜たちが時代の中心になっていく。この時代の展示で注目は、レドンダサウルスとクリオロフォサウルスの大迫力の全身骨格。レドンダサウルスは、大型の肉食性爬虫類で三畳紀末の約2億500万年前に北アメリカ大陸に生息していた。また、クリオロフォサウルスは、南極大陸で発見されたジュラ紀前期の恐竜で、頭のトサカ状の突起が特徴的だ。

レドンダサウルス(奥・レプリカ)とクリオロフォサウルス(手前・レプリカ) 福井県立恐竜博物館蔵・国立科学博物館蔵
レドンダサウルス(奥・レプリカ)とクリオロフォサウルス(手前・レプリカ) 福井県立恐竜博物館蔵・国立科学博物館蔵

恐竜の足跡の化石も登場する。大量絶滅後の数少ない大型の陸上動物として独自の立場を築き、繁栄の時代を迎えた恐竜が闊歩していた陸上の様子に思いを馳せてみてはいかがだろうか?

恐竜の行跡化石(レプリカ) ジュラシカミュージアム(スイス)蔵
恐竜の行跡化石(レプリカ) ジュラシカミュージアム(スイス)蔵

そして、「ビッグファイブ」最後の大量絶滅事変は、中生代白亜紀と新生代古第三紀の境界に対応する約6600万年前。なんと、この大量絶滅事変の原因となったのは、直径約10キロメートルサイズの小惑星の衝突だった。恐竜など中生代型生物が絶滅し、人類の祖先となった哺乳類が台頭していく時代へと変化した。鋭い歯で動物を捕食していた大型魚のシファクティヌスや、中生代を代表する古生物・アンモナイト、恐竜のなかでも人気の高いトリケラトプスやティラノサウルスなど、大量絶滅によって滅んでしまった多くの種の標本が展示されており、迫力も抜群だ。

トリケラトプス(頭骨・レプリカ) 国立科学博物館蔵
トリケラトプス(頭骨・レプリカ) 国立科学博物館蔵
シファクティヌス 福井県立恐竜博物館蔵
シファクティヌス 福井県立恐竜博物館蔵

原因となった隕石は、北米南部のユカタン半島に衝突したと考えられている。この時代の変化は北米西部の化石で詳しく研究されており、今回の展覧会ではアメリカのデンバー自然科学博物館から貴重な標本が多数来日した。大量絶滅にどのように生態系が回復し、さらなる発展を遂げていったか、アメリカの大地に記録されている自然の歴史を化石の変化で辿ってみよう。

マメ科の一種 デンバー自然科学博物館蔵
マメ科の一種 デンバー自然科学博物館蔵
デンバー自然科学博物館から来日した貴重な標本のなかには、現代でも見られるような植物の葉の化石も デンバー自然科学博物館蔵
デンバー自然科学博物館から来日した貴重な標本のなかには、現代でも見られるような植物の葉の化石も デンバー自然科学博物館蔵
大量絶滅から時間が経つごとに進化していった哺乳類の頭の化石が並べられて展示 デンバー自然科学博物館蔵
大量絶滅から時間が経つごとに進化していった哺乳類の頭の化石が並べられて展示 デンバー自然科学博物館蔵
開会前日に行われたメディア内覧会には、アメリカのデンバー自然科学博物館のスタッフも来日
開会前日に行われたメディア内覧会には、アメリカのデンバー自然科学博物館のスタッフも来日

5回の大量絶滅を経た後も、進化や小規模な絶滅を繰り返し、現代にもつながる生命が形成されてきた。たとえば、哺乳類のウマ科では、生息環境の変化に対応するように脚の形が変化したり、体格が大きくなったりと、種の変化が発生した。ほかにもホタテや植物など、地層中に化石として保存されてきた古来の生物の進化も化石を見比べて確かめることができる。

左から右へと古い種から新しい種へと進化した標本が並んでいる(左から順にメソヒップス、メリキップス、ウマ) 国立科学博物館蔵
左から右へと古い種から新しい種へと進化した標本が並んでいる(左から順にメソヒップス、メリキップス、ウマ) 国立科学博物館蔵
ウマ科の脚は種の進化につれて変化していった 栃木県立博物館蔵
ウマ科の脚は種の進化につれて変化していった 栃木県立博物館蔵

また、北太平洋に生息していたステラーダイカイギュウの実物化石は、なんと世界初公開。2006年に多摩川で発見されて、4カ月もかけて全身骨格が発掘された化石は、とても貴重な標本だ。

ステラーダイカイギュウ 国立科学博物館蔵
ステラーダイカイギュウ 国立科学博物館蔵

スペシャルナビゲーター・福山雅治さんが感じた自然の壮大さ

開会前日に行われたメディア内覧会には、展覧会スペシャルナビゲーターを務める福山雅治さんが登場。幼少期に祖母が営んでいた農業に触れていた経験から、「遠くにあるすごく美しいものであると同時に、非常に生きていくのが大変な場所」と自然に対する自らの想いに触れた。そして、特別展のテーマ「大量絶滅」について、「地球全体を『生命体』と捉えたときに、地球そのものの変化が地球上に生きる生命体に大きな影響を及ぼしている」という壮大さに言及し、「生き残るためには与えられた運も、それを頑張ってつかんでいく一生懸命さも必要なんじゃないかな」と特別展の展示から感じた、生きていくことに対する次世代へのメッセージを語った。

展覧会スペシャルナビゲーターの福山雅治さん
展覧会スペシャルナビゲーターの福山雅治さん

福山雅治さんは、NHKの番組『ホットスポット最後の楽園』にて世界を巡り、絶滅の危機にある野生動物たちの驚きの生態や進化の不思議を見つめてきた。そのなかで福山雅治さんが撮影した27点の写真や、感じたことを表現した文章が、特別展の第2会場に特別企画としてまとめて展示されている。福山雅治さは、目で、音で、あるいは匂いで、野生動物たちをどのように感じてきたのだろうか。過去の大量絶滅に触れたあとで、ぜひ現代の絶滅と進化の最先端に思いを馳せてみてほしい。

福山雅治さんがNHKの番組『ホットスポット最後の楽園』の取材で撮影した写真が第二会場で展示されている
福山雅治さんがNHKの番組『ホットスポット最後の楽園』の取材で撮影した写真が第二会場で展示されている
それぞれの写真の下には福山雅治さんが付けたキャプションも紹介されている
それぞれの写真の下には福山雅治さんが付けたキャプションも紹介されている
絶滅危惧種に指定されている動植物標本の展示も
絶滅危惧種に指定されている動植物標本の展示も

ちなみに第1会場と第2会場の間の通路には、5回の大量絶滅前後の生態系を記したイラストが多数並んでいる。こちらも要チェックだ。

第1会場で紹介されていた古生物たちがユニークなイラストで一堂に
第1会場で紹介されていた古生物たちがユニークなイラストで一堂に

会場では福山雅治さんが大量絶滅をめぐる生命進化の軌跡を案内する音声ガイドも実施。会場レンタル版は貸出料金650円で、アプリ(iOS/Android)配信版「聴く美術」を使用する際は配信料金800円で利用可能だ。アプリ配信版では、特別展の会期が終了する2026年2月23日(祝)まで会場外で何度でも再生できるほか、ボーナストラックも収録されている。福山雅治さんが案内する音声ガイドとともに、生命の絶滅と繁栄の歴史に想いを馳せてみてはいかが?

ユニークな古生物グッズが多数展開!『すみっコぐらし』とのコラボグッズも

第2会場の特別企画コーナーを見終わったら、ぜひ展覧会特設ショップにも立ち寄ろう。恐竜のイラストの描かれたグッズや、実際の化石など今回の特別展の内容に関するグッズのほか、特別展のオリジナルグッズも多数登場している。

展覧会特設ショップでは多数の古生物グッズが展開
展覧会特設ショップでは多数の古生物グッズが展開
ぬいぐるみやてぬぐい、ステッカーなどさまざまなグッズが登場
ぬいぐるみやてぬぐい、ステッカーなどさまざまなグッズが登場
大絶滅展トートバッグ(黒・1100円)
大絶滅展トートバッグ(黒・1100円)

グッズの中で一番の注目は『すみっコぐらし』とのコラボグッズだ。アノマロカリスやディメトロドン、ステラーダイカイギュウなど、本展に展示される古生物たちの着ぐるみを被った「すみっコ」たちのグッズが販売されている。コラボビジュアルが描かれたA4クリアホルダー(2枚セット・990円)や、12月23日(火)発売予定のキュートな「てのりぬいぐるみ」(全8種・1760円)のほか、アクリルキーホルダー(全6種ランダム・各770円)、カプセルトイの缶バッジ(全6種ランダム・各400円)など、さまざまなアイテムが展開されている。現代の生物とは違ったところのある不思議な古生物たちの着ぐるみを被った「すみっコ」たちは、子どもから大人まで多くの人をとりこにすること間違いなし。

展覧会特設ショップの一角に『すみっコぐらし』とのコラボグッズコーナーが登場 (C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
展覧会特設ショップの一角に『すみっコぐらし』とのコラボグッズコーナーが登場 (C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
店頭のコラボイラストには「それでも進化は続く」という今回の大絶滅展を印象付けるフレーズが (C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
店頭のコラボイラストには「それでも進化は続く」という今回の大絶滅展を印象付けるフレーズが (C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
アクリルキーホルダー(全6種ランダム・各770円) (C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
アクリルキーホルダー(全6種ランダム・各770円) (C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
アクリルキーホルダー(全6種ランダム・各770円) (C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
アクリルキーホルダー(全6種ランダム・各770円) (C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.

また、コラボグッズ以外にもティラノサウルスぬいぐるみ(2750円)や、「サカバンバスピス」のぬいぐるみ(1980円)など人気の古生物を中心に、特別展で登場する古生物がぬいぐるみに変身した。「ひっくり返して、またひっくり返すぬいぐるみ(ウマ科3種)」(3960円)というユニークなぬいぐるみも。3回ひっくり返すことができるこのぬいぐるみは、始新世のシフルヒップスから漸新世のメソヒップス、中新世のメリキップスと、馬の進化を1つのぬいぐるみで感じられるおもしろいグッズとなっている。特別展で生命の絶滅と進化の歴史を辿ったあと、展覧会特設ショップにて個性あふれる古生物たちのグッズを探してみよう。

「ひっくり返して、またひっくり返すぬいぐるみ(ウマ科3種)」(3960円)
「ひっくり返して、またひっくり返すぬいぐるみ(ウマ科3種)」(3960円)
SNSで一躍有名になったサカバンバスピスのぬいぐるみ(1980円)
SNSで一躍有名になったサカバンバスピスのぬいぐるみ(1980円)
ティラノサウルスぬいぐるみ(2750円)
ティラノサウルスぬいぐるみ(2750円)
全長80センチ以上のステラーダイカイギュウぬいぐるみ(大きなサイズ・6600円)
全長80センチ以上のステラーダイカイギュウぬいぐるみ(大きなサイズ・6600円)

国立西洋美術館の「印象派展」も一緒に!お得なチケット情報

国立科学博物館がある上野公園一帯には、東京国立博物館や上野の森美術館など、さまざまな博物館・美術館が集中している。なかでも国立西洋美術館では、2025年10月25日~2026年2月15日(日)の期間で特別展「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」(以下、印象派展)が開催されている。国立科学博物館と国立西洋美術館は隣接しており、今回紹介した大絶滅展と一緒に印象派展も楽しめるお得なチケットも販売中。印象派展の一般観覧券1枚と、大絶滅展の一般・大学生観覧券1枚のセットチケットが4100円で、当日券を2種購入するよりも500円お得になる。どちらも気になっている人はぜひセットチケットをチェックしてみよう。

大絶滅展では、生命が誕生してから幾度も訪れた危機と、生き延びた生き物たちによる進化の歴史を深く学ぶことができる。今現在生きている自分たち生命は、いかにして危機を乗り越えてきたのか、地球と生命の壮大な物語を体感し、未来へと続く進化の道筋に思いを寄せてみよう。

(C)2025 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.

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取材・文=平岡大和

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