【秩父市】昭和レトロな味わいと思い出の空間を守りたい！創業100年「パリー食堂」

埼玉県の秩父市街に、100年以上の時を超えて人々を魅了し続ける洋食店があります。その名も「パリー食堂」。店内は昭和時代を思わせる空間で、昔ながらの素朴なオムライスや鮮やかなクリームソーダが味わえます。まるで昭和の時代にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気に包まれた老舗洋食店！

今回は、昭和レトロなオムライスメニューの魅力や、歴史的な建物を未来へ繋ぐための支援活動をご紹介します。

パリー食堂が100年以上にわたり愛され続ける最大の理由は、「変わらない素朴な味」と「懐かしいレトロな雰囲気」にあります。

パリー食堂の魅力は、料理だけではありません。秩父の街を見守り続けてきた建物自体が、非常に価値のある「日本の宝」。現在の店舗は昭和2年（1927年）に建てられたもの。

創業当時は、モダンでハイカラな文化の象徴として、街でもひときわ目を引くオシャレな建物だったことでしょう。現在でも、人々を魅了する素敵な建物のデザインです。

昭和初期のモダンな洋食店の面影を色濃く残すこの建物は、その歴史的・文化的価値が認められ、「国指定登録有形文化財」に指定されています。早速、店内に入ってみましょう！

一歩足を踏み入れれば、そこは時間が止まった昭和レトロの世界。誰もが懐かしさを覚える空間が広がっています。

この歴史ある食堂は、三代目店主の川邉義友さんとお孫さんの晃希さん（四代目）の手によって、今も大切に守り続けられています。

メニューは単品からセットメニューまで豊富に揃っていますが、特におすすめはランチセットメニューです。中でも人気なのが、看板メニューのオムライスに『プリンとクリームソーダ』が付く「オムライスプリンセット」。

厨房では三代目と四代目がともに、代々受け継いだレシピと技術で腕を振るい、訪れる人々に変わらぬ味を提供し続けています。

ほどなくして、お待ちかねのオムライスが到着！焼き卵の美しい曲線と、鮮やかなケチャップが食欲をそそります。

パリー食堂のオムライスには、フルーツや野菜が色鮮やかにプレートを彩り、まるで大人になった今も楽しめる「お子様ランチ」のような心躍るワクワク感があり！

看板メニューのオムライスに加え、「プリン」と「クリームソーダ」が同時にテーブルを彩る贅沢さ。興奮が止まらない昭和レトロ満載のセットメニューです。どこか懐かしい素朴な味わいで、どれも美味！

鮮やかなグリーンとアイスがのったクリームソーダは、レトロな店内でいただく時代を超えた「エモい」体験を演出してくれます。

プリンはスプーンを入れると、しっかりとした手応えがある固めの食感。口に運べば、卵とミルクの風味が広がる濃厚で懐かしい味わい。このレトロプリンは、来店したら絶対に食べてほしい絶品デザートです。

時を超えてきた美しい建物も築100年近くが経過し、老朽化には抗えませんでした。

近年行われた診断では、建物の耐震性が著しく低いことが判明。

このままでは、大地震や台風などの自然災害によって、建物が崩壊する危険性があります。事実、老朽化によりすでに建物の一部が崩れ落ちるなど、その危機は深刻です。

「100年の歴史と共に人が集まり笑いあえる大切な空間を守りたい」と、四代目晃希さんは建て替えではなく、耐久工事を行い建物を『残す』ことを選択。あえて困難な「いばらの道」を選び、建物を残すことに挑戦しています。

この大切な空間を守るため、パリー食堂は未来を共にする地域の人々や観光客に向けて、支援を呼びかけています。建物の耐久工事費用をクラウドファンディング（12/31まで）で募集中であるほか、店内でも募金箱を通じて直接支援が可能です。支援の詳細は、HP・Instagram・TikTokなどでも配信中。

秩父の「パリー食堂」で味わう懐かしのオムライスやお店の空間は、世代を超えて愛される温かい思い出そのもの。この感動的な「生きた文化財」を未来へ繋ぐため、建物を残しつつ修繕するという、三代目・四代目店主の困難な挑戦が続いています。

パリー食堂の味と歴史を次なる100年へ繋ぐ想いを支援したい方は、ぜひ公式ホームページのNews情報をチェックしてください。

そして、秩父を訪れた際には、パリー食堂の「オムライスプリンセット」で懐かしい味わいをぜひ、堪能してみてくださいね。

「パリー食堂が、100年先の未来までずっと続きますように」私も微力ながら応援しています！