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「アニメ化ですよ!」「断る!!」売れっ子漫画家が即答でオファーを蹴った“ありえない理由”【作者に聞く】

  • 2025.11.29
漫画家はアニメ化を反対。間髪入れずに断った! 高野准(@takano_66)
漫画家はアニメ化を反対。間髪入れずに断った! 高野准(@takano_66)

「先生、アニメ化ですよ!!」と喜び勇んで担当編集が飛び込んできた。しかし、漫画家は担当編集の話は一切聞かず、間髪入れずに「断ーーーる!!」と叫んだ。一体なぜか。担当編集は「くそー。編集長に何て言えば…」と頭を抱えるのであった。

売れっ子漫画家の正体は「おばけ」!?

漫画が売れて、アニメ化の申し入れが入った! 高野准(@takano_66)
漫画が売れて、アニメ化の申し入れが入った! 高野准(@takano_66)
アニメ化に断固反対のおばけ先生 高野准(@takano_66)
アニメ化に断固反対のおばけ先生 高野准(@takano_66)
自分の目の届かないところで作品を扱われるのが許せない様子… 高野准(@takano_66)
自分の目の届かないところで作品を扱われるのが許せない様子… 高野准(@takano_66)

漫画家のペンネームは「大葉圭(おおばけい)」。週刊少年漫画雑誌の連載を抱えている売れっ子漫画家だ。毎週締め切りがある週刊誌で人間業とは思えないスピードで大作を描き上げ続け、読者から「神!」と崇められている。しかし、その正体は「神」ではなく「おばけ」だった。

今回のエピソードは、おばけ先生の漫画にアニメ化の話が舞い込んできたというストーリーだ。実はおばけ先生はこだわりが強く、自分の作品を他人に任せたくない。「すべて自分が監修できるのであれば考えてもいい」と言うのだが、アニメプロデューサーは「漫画家が全面監修」という申し出に対し、「週刊連載作家にそんなことできるのか!?」と不安視する。

口のない「おばけ先生」の感情表現

本作を描いたのは、講談社主催「アフタヌーン四季賞」で数多の賞を受賞している漫画家・高野准さん(@takano_66)である。高野さんに本作について話を聞いた。

「おばけのマンガ家」のおばけ先生は、高野さんが考える「最強の漫画家」を描いているとのこと。細かい見どころについて尋ねると、以下のように語った。

「はい、おばけ先生は寝なくてもよくて、描くのも早いという“スーパーマンガ家”です。おばけ先生には口がないので、目とかポーズとかでおばけ先生の感情や性格がわかるように心がけて描いてますので、その辺りを見て楽しんでいただけたらな、と思います」

おばけ先生に口はないが、表情は豊かだ。「怒ってるときは目が吊り上がってたり、悩んでるときは伏せ目だったり上の方をみていたり、“元人間”という設定なので人間らしさを感じてもらいたいな、と思っています」と高野さんは話す。

また、おすすめの表情として、「はい!伏せ目のときにだけまつげがぴょこっと出るところが、個人的にかわいいと思っているこだわりポイントです!」と明かした。

果たしてアニメ化の企画は双方合意のもと実現するのか、それとも頓挫するのか。気になる展開はぜひ本編で確認してほしい。

取材協力:高野准(@takano_66)

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