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教室内をウロウロしていた子どもが大人になると…。定型発達の人にはわからない〈多動性の強い人〉の厄介な特徴とは?【もしかして…発達障害!?】

  • 2025.12.2

「じっと座っているのが苦手」「人の話をさえぎって話し始める」。これがいつものこととなると、発達障害の傾向がありそうです。

頭の中が落ち着きなく、集団で「秩序立った対話をする」のが大の苦手。【ADHD傾向】

ADHDの特性は人によっていろいろですが、年齢とともにあらわれ方が変わります。ADHDといえば、教室内を立ち歩いたりする小学生をイメージしていませんか?これは「多動性」のあらわれです。

年齢が上がるにつれ立ち歩きなどは減り、多動性は目立たなくなっていきます。けれどもそれで多動性がなくなったかというと、そうではありません。

大人になって物理的な体の動きが収まってきても、多動性の強い人は頭の中ではウロウロソワソワ忙しいことが多いのです。これを「マインドワンダリング」と呼びます。

次々と違うことを考えてしまうのですから、気が散りやすく、人の話を聞いていないことがよくあります。上の漫画のEさん(33歳)も退屈な会議で、ついつい頭の中がウロウロソワソワしていますね。連想ゲームのようにどんどん考えが次のことへ移り変わっていってしまうのです。

また、黙っているかと思いきや、今度は自分が話したいと思ったことをがまんすることができず、人の話をさえぎって発言を始めてしまうこともあります。集団で「秩序立った対話をする」という会議が、ADHDの人には苦手なのです。

今、考えるべきことを書き出しながら集中する

頭の中でウロウロソワソワ。よけいな思考から抜け出すには、今考えるべきことに絞って、紙に書き出してみるのがおすすめです。

例えば会議中なら、その議題となっているテーマをまず書く。そして、他の人の発言で重要と思うことをメモ。自分で思いついたアイディア、疑問点などをメモ。といったように箇条書きしていくのです。

手を動かして、文字を眺めて思考を集中させることにより、他のことに気がそれるのを防ぐことができます。

大人になってからも足を何度も組みかえたり、ボールペンをくるくる回したりと、行動上での落ち着きのなさが見られ、周りを落ち着かなくさせてしまう場合もあります。

会議は事前にお願いして、終了時間をあらかじめ決めて、長くなる場合は休憩をはさむなどの配慮をしてもらえるといいですね。

教えてくれたのは…司馬理英子先生●司馬クリニック院長。医学博士。岡山大学医学部卒。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについての研鑽を深める。1997年に帰国し、東京都武蔵野市に発達障害の専門クリニックである司馬クリニックを開院。以来、子どもから大人までの治療を行っている。

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