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韓国の大ヒットミュージカル『レッドブック』、来年5月~日本初演! 出演は咲妃みゆ×小関裕太

  • 2025.11.28
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ミュージカル『レッドブック~私は私を語るひと~』ビジュアル

韓国発のミュージカル『レッドブック〜私は私を語るひと〜』が、咲妃みゆの主演、小関裕太の共演により、2026年5~7月、東京・大阪・愛知にて日本初演となることが決まった。

【写真】小関裕太、色気あふれる撮りおろしショット

『レッドブック』は、韓国で異例のヒットを記録した創作ミュージカル『女神様が見ている』を生んだハン・ジョンソク(脚本)×イ・ソニョン(作曲)のコンビが、4年の歳月をかけて制作したオリジナルミュージカル。19世紀のロンドンを舞台に、小説を書くことで自分自身を表現するアンナが、社会の偏見などと闘いながら「私」として生きる道を見つけ出す物語だ。

2018年の韓国初演では、同時期に米国で広がった#MeToo運動とも重なる、女性への偏見やセクシュアルハラスメントへの問題提起が大きな共感を呼び大ヒットを記録。イェグリーンミュージカルアワード脚本賞や韓国ミュージカルアワード作品賞など数多くの賞を受賞。すでに韓国での上演は4シーズン目を迎え、「新時代のためのミュージカル」として高く評価された本作が、ついに日本に初上陸する。

この日本版初演の演出を手掛けるのは、演劇業界におけるジェンダーギャップの是正をライフワークとしており、作品内外での発信を積極的に行っている小林香。

小林は「女性が文学に名を記すことを許さない社会。女性の声が紙よりも薄いものとして扱われていた時代——それがヴィクトリア朝のロンドンです。『レッドブック』は、その沈黙の底で芽生えた“書く”という行為によって、名も無き女性が、“語られもしない存在”から“自ら物語を書く人間”へと変えていく物語です。この物語は、いまなお私たちに必要とされていますが、同時に、誰もが『自分の言葉で世界を描き直す力』を持っていることを思い出させてもくれます」とコメント。

主人公アンナを演じるのは元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の咲妃みゆ。“官能的な小説を書くことで社会と闘う”、可憐さと大胆さが共存するギャップのある役に挑む。相手役ブラウンを務めるのは小関裕太。真面目一筋で「紳士」として生きることしか知らない新米弁護士を演じる。2025年に放送されたテレビドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)で共演した2人が、“舞台での初共演”を果たす。

咲妃は「『レッドブック』との出逢いは私にとって非常に大きな出来事でした。何故なら私もこの作品に心を救われた1人だからです。幼い頃から変わり者だと言われることが少なくなかった私は“自分は周りの人と違うのかな? 違うことは悪いことなのかな?”と悩んできました。アンナが葛藤し奮闘する姿は、烏滸がましくも自分自身と重なるように思えたのです」とコメント。

小関は「この作品が持つテーマの一つである『私らしさ』がうごめく、昨今の時代変化の中で、今必要な強いメッセージだなと個人的に感じました」としている。

ミュージカル『レッドブック~私は私を語るひと~』は、2026年5~7月、東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、大阪・森ノ宮ピロティホール、愛知・御園座にて上演。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■演出・上演台本・訳詞 小林 香

女性が文学に名を記すことを許さない社会。女性の声が紙よりも薄いものとして扱われていた時代——それがヴィクトリア朝のロンドンです。『レッドブック』は、その沈黙の底で芽生えた“書く”という行為によって、名も無き女性が、“語られもしない存在”から“自ら物語を書く人間”へと変えていく物語です。この物語は、いまなお私たちに必要とされていますが、同時に、誰もが「自分の言葉で世界を描き直す力」を持っていることを思い出させてもくれます。お客様お一人お一人の胸の奥にある“レッドブック”。その新しいページが、劇場でそっと開きはじめますように。

■音楽監督 桑原まこ

音楽監督を務めさせていただきます、桑原まこと申します。このチームの一員となれますことを嬉しく思います。
『レッドブック』はアンナという女性主人公の物語です。同じ女性として、アンナが立ち向かう姿を見ていると、つい熱くなってしまいます。
私が音楽を続けてきた中で、女性だからこその悔しさを感じる日もありました。でもそれ以上に、たくさんの優しさに助けられてきました。その記憶を抱き締めながら、自分らしく作品に向き合います。すでに自宅で口ずさんでしまうほど、可愛らしく大胆で、魅力的な曲ばかり。この音楽たちと毎日を過ごせることも、今からとても楽しみです。

■咲妃みゆ

『レッドブック』との出逢いは私にとって非常に大きな出来事でした。何故なら私もこの作品に心を救われた一人だからです。幼い頃から変わり者だと言われることが少なくなかった私は"自分は周りの人と違うのかな?違うことは悪いことなのかな?"と悩んできました。アンナが葛藤し奮闘する姿は、烏滸がましくも自分自身と重なるように思えたのです。降り注ぐ他者からの視線や言葉を受け止めながらアンナがどんな道を選ぶのか…ぜひ劇場で見届けていただきたいです。最後に、この作品を生み出されたハン・ジョンソクさんとイ・ソニョンさんへ心からの敬意を表します。

■小関裕太

2026年、『レッドブック』の日本初演にてブラウンを演じさせていただくことになりました。
20歳の時にご一緒させていただいていた演出の小林香さんと。そして以前ドラマでの共演もある咲妃みゆさんをはじめとして、強力な方々と一緒に公演を迎えられることがとても嬉しく、楽しみにしています。
この作品が持つテーマの一つである「私らしさ」がうごめく、昨今の時代変化の中で、今必要な強いメッセージだなと個人的に感じました。ストーリーも楽曲も美しいです。ぜひ楽しみにしてください。スーツを纏って劇場でお待ちしています。

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