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静かな時間が流れる、築80年の古民家で和のランチ。西荻窪のブックカフェ「松庵文庫」

  • 2016.6.6
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西荻窪にある「松庵文庫(ショウアンブンコ)」は、築80年の古民家をリノベーションしたブックカフェです。ドラマやCMのロケ地としても有名で、庭先には樹齢100年を越える大ツツジがあります。 建物が醸し出すノスタルジックな雰囲気の中、好きな本を読みながら体に優しいランチをいただいてみませんか?

“美しい建物を守りたい”その思いが生んだ古民家カフェ

JR西荻窪駅から徒歩7分。建物の前に生い茂る大きなモチの木が目印です。

築80年の古民家をリノベーションして誕生した「松庵文庫」。ここにはもともと音楽家夫婦が住んでいたそう。ある時、この建物を手放すことを知った現オーナーが、“長い年月をかけて大切に住まれていた建物が壊されてしまうのはもったいない”と、カフェにすることを発案。

元の雰囲気を壊さぬよう、柱や梁、天井はそのまま使用し、間取りだけ変えて1階をカフェスペースに、2階をシェアルームにして生まれ変わりました。

ここで出会った本が、何かのきっかけになるように

「松庵文庫」の「文庫」とは、“智慧が集まる場所”という意味なのだそう。ここに集う人々が持っている経験や知恵を互いにシェアして、それが積み重なっていくイメージで名付けられました。

ここに置かれる本は、荻窪の書店「Title」がセレクト。料理本や暮らし周りの本、旅の本など、この空間だからこそ、時間をかけてじっくり読みたくなるような本が厳選されています。

旬の食材と五分づき米で体に優しい「つつじ御膳」

ランチメニューは「つつじ御膳」(1,390円)と「洋食プレート」(1,250円)の2種類。

ここで扱う食材は全て“安心して食べられる”ものを選んでいるのだそう。品質はもちろん、食材を作っている農家さんの人柄も知ったうえで、本当に信頼出来るものを扱っているんだとか。

「つつじ御膳」のお米は「お米農家やまざきさんの無農薬コシヒカリ」。栄養価が高く歯ごたえのある五分づき米です。上品に盛り付けられた御膳には、たけのこや木の芽、新玉ねぎなど、季節に合わせた旬の食材がふんだんに使われています。

ランチにはプラス400円で、ワインアドバイザーが選んだグラスワインが付きます。ちょっとリッチな気分で味わいたいですね。

食材や雑貨、器が並ぶショップも併設

店内には、こだわりの食材や雑貨、器など置いてあるショップスペースもあります。

スタッフが実際に食べたり使ってみて、おすすめできるものだけが並んでいるそう。

益子の陶芸作家が作った1点ものの器や、実際にお店で使用している食器類もこちらで購入することができますよ。

心地よい空気に癒されて、思わず長居したくなる「松庵文庫」。都会の喧騒を忘れてゆっくりと流れる時間を過ごしてみませんか?

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