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スペインの味が広尾に!本格ハモン・イベリコが味わえるフードトラック「アトレヴィオ ハモンカー」が登場

  • 2025.11.28

東京・広尾の駅前の広尾商店街に、スペインの本格的なハモン(生ハム)を楽しめるフードトラック「Atrevío Jamón Car(アトレヴィオ ハモンカー)」が2025年11⽉15⽇にオープン。世界17カ国・68万店以上の⼩売網を展開するグローバル⾷品企業「Sigma Alimentos」のレストラン事業「Atrevío(アトレヴィオ)」を運営している、ソルト・コンソーシアム株式会社がプロデュースするフードトラックだ。

暖かみを感じるデザインのフードトラック
暖かみを感じるデザインのフードトラック

「アトレヴィオ ハモンカー」は広尾駅からすぐの場所にあり、仕事帰りやランチタイムに気軽に立ち寄れる。フードトラック前の広場にはテラス席も設けられているため、購入したものを開放的なテラスで座って味わうこともできるし、テイクアウトして自宅でワインとともにゆっくり味わうのもおすすめだ。本格ハモンを味わうと、まるでスペインに来たかのような気分になるだろう。

スペインの“生ハム文化”を気軽に体験

スペインでは“ハモン”と呼ばれる生ハムが日常の食文化に根づいており、食卓には欠かせない存在。今回登場した「アトレヴィオ ハモンカー」は、そんなスペインの伝統食文化を日本に広めたいという思いからスタートした、⿇布⼗番の旗艦店「アトレヴィオ」に続く第2のプロジェクトだ。

フードトラックの中には一流の料理人たちがそろう
フードトラックの中には一流の料理人たちがそろう

味わえるハモンは6種類!おすすめは「ハモン イベリコ ベジョータ」

「アトレヴィオ ハモンカー」では、定番の「ハモン・イベリコ」から希少価値の高い「ハモン イベリコ ベジョータ」まで、6種類の本格ハモンを提供。特に「ハモン イベリコ ベジョータ100」は、イベリコ黒豚の中でも純血種で、ドングリやハーブだけを自由に食べて育った豚から作られる贅沢な逸品。オレイン酸が含まれる良質な脂身が口の中でほどける上質な旨味が特徴だ。

スペインではコルタドールといってハモンを切る仕事の資格もある
スペインではコルタドールといってハモンを切る仕事の資格もある

看板メニューはボカ⾷パン!パンにもこだわり

「アトレヴィオ ハモンカー」の看板メニューは、スペインのサンドイッチ・ボカディージョから着想を得た“ボカ⾷パン”。4種類がラインナップされており、どれもハモンのおいしさを引き立てる工夫が光る。ベースのサンドイッチには、「ハモン セラーノ」が使用されている。

・フレッシュトマトとハモン:トマトの酸味がハモンを引き立てる王道の一品

・ハニーピーチとハモン:ジューシーな桃と塩味のハモンが絶妙

・トリュフクリームとハモン:芳醇なトリュフとハモンの贅沢な組み合わせ

・和牛ステーキとハモン:スペインで人気のボリュームのある組み合わせ

さらに、500円の追加料金で「ハモン セラーノ」から「ハモン イベリコ ベジョータ50」に変更も可能。なかでもおすすめは、「ハモン イベリコ ベジョータ50」に変更したトリュフクリームとハモンのボカ⾷パン。口に入れた瞬間、上品な香りととろける食感が広がり、秋の森にいるような余韻が楽しめる。

サイドメニューも絶品!ポテトとクラフトビールで至福のひととき

また、注目すべきはサイドメニューのポテト。下茹での段階で塩と砂糖を加える独自の製法で、外はカリッ、中はホクホク。思わずおいしい!と声を上げてしまうこと必至の見逃せないサイドメニューだ。ブラバスソース(辛口)、トリュフチーズ、ガーリックバターなど、ソースの選択肢も豊富。ドリンクには厳選されたクラフトビールもあり、仕事帰りにふらりと立ち寄るのにもぴったりだ。

【写真】ハモンを使ったメニューは定期的にチェックしたい ※写真はイメージ
【写真】ハモンを使ったメニューは定期的にチェックしたい ※写真はイメージ
アーチ形の窓を連想させるボカ食パン
アーチ形の窓を連想させるボカ食パン

今後の新メニューにも期待大

ブランドプロデューサーのジェンセン蟹瀬レナさんによると、「アトレヴィオ ハモンカー」では実験的なメニューもこれからどんどん開発するとのことで、今後はイベントや季節に合わせたハモンを中心に新メニューを提供する予定だ。

また、「アトレヴィオ ハモンカー」では、お土産用のハモンを買うこともできる。ハモンのパッケージにはそれぞれスペインの都市が窓モチーフのむこうに描かれていて、ハモンがスペインと日本の架け橋となるという願いが感じられる。家に呼んだ友人がさまざまな種類の本格ハモンと、ワインを持って現れたら、うれしいこと間違いなしだ。

ブランドプロデューサーのレナさんに聞いてみた!「アトレヴィオ」ブランドへの思い

今回フードトラックを立ち上げた、「アトレヴィオ」ブランドプロデューサー・ジェンセン蟹瀬レナさんに話を聞くことができた。

 日本とスペインの文化の橋をつなぐ、ブランドプロデューサーのジェンセン蟹瀬レナさん
日本とスペインの文化の橋をつなぐ、ブランドプロデューサーのジェンセン蟹瀬レナさん

――「アトレヴィオ」ブランドについて詳しく教えてください。

「アトレヴィオ」のブランドコンセプトは「Find Your Spain」。“開かれた窓からスペインへ”をテーマに掲げ、デザインや素材にも徹底的にこだわっています。フードトラックのロゴやパンの形、パッケージにまで“窓”のモチーフを込めているので探してみてください。スペイン各地を巡り選び抜いたアートピースはトランクに入れて持って帰って来ました。フラグシップ店である麻布十番のお店のインテリアに取り入れているので、ぜひ麻布十番のハモン専門店「アトレヴィオ」にも遊びに来て見てください。

――スペインと日本の共通点はありますか?

「アトレヴィオ」は、スペインの心温まる食と文化を通して、人と人がつながる場所を作ろうとしています。スペインで、ハモンの作り方やイベリコ黒豚の飼育についても見てきましたが、スペイン文化の食へのこだわりの高さを感じました。スペインのハモン製造には、日本の先端技術の機械も使われているんです。日本人の持つ食へのこだわりと似ていることが多くて、スペインの高品質なハモンは日本でも受け入れられると思ったのです。

――「ハモン セラーノ」について教えてください。

日本でよく聞く“ハモン セラーノ”は「山のハム」という意味で、白ブタから作られるハムです。「アトレヴィオ ハモンカー」でも、この白ブタのハモン・セラーノを使ったボカディージョ(スペインのサンドイッチ)が基本メニューになっています。ただしプラス数百円で、ドングリなどで育ったイベリコ黒豚の最高峰ベジョータ100%などほかの種類のハモンに変更もできます。いろいろなハモンの味わいの違いを試してみてほしいです。

――パンへのこだわりは?

ボカディージョに使われているのは、日本でおなじみの「山型食パン」です。“スペインへの窓”をテーマにしたブランドコンセプトに合わせて、窓にも見える山型を選んでいます。実はこの食パンを選ぶのに山ほど食パンを食べて、苦しくなりながら(笑)、悩み抜いて選びました。パンの厚みなども計算してハモンと合わせています。食べると気づくのですがボカディージョにはクルトンも入れて食感を楽しめ、よりおいしく感じるようにしています。

広尾で気軽に“本物”のハモンを味わえる貴重なスポット「アトレヴィオ ハモンカー」。スペインの食文化と日本の技術が融合した、まさにグルメ好きには見逃せない1台だ。

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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

取材・文=レックス・稲葉めぐみ

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