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【無職最高】会社を辞めて1年半「どうすれば働かずに生きられるの?」好きなことをして生きる【作者に聞く】

  • 2025.11.28

20代のころから、株に投資。資産運用で生活する目処が立った30代早々に退職。現在、無職2年目に突入したホンダアオイさん(@hondagobo)は、エッセイ漫画を描いている。今回は『無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています』を紹介するとともに、1年目の無職生活について話を聞いた。

無職になって1年3か月。会社員の仲間たちとの会話にズレを感じ始めた

「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」01 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」01 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)

ホンダさんがFIREを目指したきっかけは、「30代というまだ体力ある年齢のうちに会社を辞めて時間を確保し、自分のやりたいこと(漫画を描くこと等)をしたかったから」だと話す。資産運用が軌道に乗って退職したあと、念願の漫画『1億円を貯めてFIREを目指した男の人生』を制作。好きなことをして生きる「永遠の無職」というパワーワードを手に入れたホンダさん。しかし、実際にFIREをした人のなかには、社会復帰をする人もいる。

「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」02 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」02 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)

「FIREは自由で最高の生き方だみたいに言われることがありますが、私自身はどんな人でも『FIREすれば最高』というわけではないと思っています。漫画『1億円を貯めてFIREを目指した男の人生』を通して一度考えてもらえるきっかけになればいいなと思っています」と、ホンダアオイさんは漫画に込めたテーマを話す。

「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」03 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」03 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)

自身は、2024年8月から無職。ホンダさんは田舎から都会に引っ越し。今は起きる時間に縛られず、好きなことをして過ごす。そんな自由気ままな生活を送っていても、時折「孤独」を感じる瞬間があるという。とくに仲の良かった会社仲間とは、会話にズレを感じるようになり、自営業の人との方が会話が合うようになってきたとか。

「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」04 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」04 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)

「無職も自営も固定の就業時間がないので、自分で起床時間や就寝時間、就業時間、休む時間をデザインしないといけません。その辺りの自分で1日をデザインする点が似ていて話が合いますね。」と、ホンダさん。

「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」05 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」05 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)

「自営の方は平日昼間から休んでる方も多いので、何かと都合が合いやすいです。とくに漫画家やイラストレーターは、常に仕事しつつ、話し相手を求めている方も多いので、よく話しながら作業します。私は平日は自営の人と会って、休日に会社員の人と会ってますね。自営は、無職であることを大した問題だと思っていないのも気楽です。自営は、取引先がなくなって無職なんてことはザラなので、あまり無職で自由に聞いていることを問題だと思っていないので楽ですね」無職とはいえ、働かなくても当面困ることのないお金があるという状態の人たちは、心のゆとりがあるのかもしれない。

「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」06 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」06 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)

無職2年目に突入したホンダさんに「今からでも資産運用を始めたい人に何かアドバイスはないか」と、聞いてみた。「必要な資産額は、どういう人生を歩みたいかによって全く異なります。お金があった方が選択肢は増えますが、資産運用するために過度な節約をして、若い時間を何の経験もなしに過ごして、あとで後悔するなんてことがないようにしたいですね」という。

「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」07 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」07 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)

かく言うホンダさんは、若いころ食費にお金をかけないよう節約していた。「今になって、食費にお金かけると幸福度が爆上がりすることに気づいてしまった」という。自身の体験からも言えるように、「お金は 『貯める』ことも『使う』こともどちらも大切ですので、少しずつ投資経験を積んでいき、周りの意見に流されずに自分に合った資産運用を確立していくのがいいかと思います」と話す。

「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」08 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」08 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」11 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)
「無職になって1年が過ぎ、人間関係も変わり始めています」11 画像提供:ホンダアオイ(@hondagobo)

「1億円あったら…」夢のような話。「もしFIREを目指している方がいましたら、漫画『1億円を貯めてFIREを目指した男の人生』を一読してもらえるとうれしいです」漫画ではFIREするメリットやデメリット、FIREを目指す主人公と普通の人生を歩む同期が対比して描かれる。お金はないよりあった方がいい。貯めたゴールの先を見据えながら、貯蓄とともに自分の目指すライフスタイルを探究してみるのもいいかもしれない。

取材協力:ホンダアオイ(@hondagobo)

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