【8割が無防備】自宅Wi-Fiに潜む危険性…ルーターのサポート終了、徐々に進行中【リスクは？】

自宅Wi-Fiルーターは家庭の「砦」

スマートフォンやIoT機器の普及により、自宅のWi-Fiルーターは家庭内ネットワークにおける最も重要なインフラとなりました。ルーターは通信の玄関口ですが、「自宅だから安全」と油断している方も多いのでは？

実際、NordVPNによる調査によると、自宅Wi-Fiの保護方法について約8割（82%）の人が正しく理解していないことが明らかになっています。そこで今回は、スマホライフPLUS（https://sumaholife-plus.jp/）に掲載された記事を参考に、Wi-Fiルーターの最新セキュリティリスクと適切な管理方法に関する情報をご紹介。各項目の詳細はぜひスマホライフPLUSでご確認ください。

1：8割超が無防備！ルーター乗っ取りで起こる被害

NordVPNによる調査によると、全国のインターネットユーザーの82％が自宅Wi-Fiのセキュリティ対策を正しく理解していないことが判明しています。今やスマホ、スマートスピーカー、冷蔵庫、照明までもがインターネットに接続されており、サイバーリスクが高まっています。

ルーターは家庭内のあらゆる機器の通信をつなぐため、悪意ある第三者がルーターに侵入すると、深刻な被害が生じます。具体的には、ユーザーが気づかないうちにルーターが悪質な「ボット」化され、特定の企業や社会インフラへのDDoS攻撃などに悪用されたり、「不正利用」「通信内容の監視」「中間者攻撃」などが引き起こされる可能性があります。

＜出典＞

8割超が無防備！あなたのWi-Fiルーターも狙われている？今すぐ確認すべきセキュリティ対策

（スマホライフPLUS）

2：ルーターの寿命は「3年」に短縮？サポート終了リスク

かつては「故障しなければ使い続ける」という感覚でしたが、ルーターの製品サイクルは大きく変化しています。新しいWi-Fi規格が登場すると、過去の規格はサポートが終了する流れがあり、「Wi-Fi 5」対応製品の多くはすでにサポート期間が満了している可能性が高いです。

さらに、Atermシリーズで知られるNECプラットフォームズは、2025年12月1日から製品サポート期間を従来の「販売終了から約5年間」から「販売終了から約3年間」へと短縮すると発表しています。サポートが終了したルーターを使い続けると、セキュリティ上の脆弱性が発見されても修正されず、不正アクセスや乗っ取りの格好の標的となります。

＜出典＞

Wi-Fi 6のサポート終了が徐々に進行中、サポートが切れたWi-Fiルーターを使い続けるリスクとは

（スマホライフPLUS）

3：ルーター選びは「価格」より「安定性」を重視しよう

新しいルーターを選ぶ際の基準は何でしょうか。株式会社インターリンクによる調査によると、ルーターを選ぶ際に最も重視するポイントは「接続の安定性」（20%）が1位であり、次いで「メーカーの信頼性」（18%）でした。

一般的にコストパフォーマンスが重視される傾向がある中で、ルーターに関しては価格（15%）や通信速度（14%）よりも、通信の安定性やメーカーの信頼性が重視される傾向が明らかになっています。

また、利用中のメーカーではYAMAHA、BUFFALO、NTT東日本／NTT西日本、NECプラットフォームズなど、国産メーカーが圧倒的な人気を占めています。

＜出典＞

Wi-Fiルーター人気は国産メーカーが圧倒 重視されるのは「安定性」と「信頼性」

（スマホライフPLUS）

【まとめ】デジタル時代における家庭内セキュリティ対策

Wi-Fiルーターは家庭のネットワークセキュリティを司る重要な砦であり、無防備な状態は非常に危険です。ルーターのサポート期間は短縮傾向にあるため、「購入から3年」を目安に買い替えを検討し、最新の暗号化技術WPA3への対応やVPNの活用など、積極的な対策を講じることが安全で快適なインターネット環境を維持するための新常識です。

※記事内における情報は原稿執筆時のものです。店舗により取扱いがない場合や、価格変更および販売終了の可能性もございます。あらかじめご了承ください。