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【目黒蓮】『SHOGUN 将軍』『SAKAMOTO DAYS』出演も決定! 過去作から俳優としての魅力を再検証

  • 2025.11.29

アイドルグループ・Snow Manの目黒蓮さんが、俳優として次々と大作への出演を決めています。現在、日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)に出演中の目黒さんは、今後は『教場 Reunion』(Netflix)、映画『教場 Requiem』『SAKAMOTO DAYS』に出演予定です。

さらに、世界的に大ヒットしたハリウッドドラマ『SHOGUN 将軍』のシーズン2にも参加することが発表され、世界にも活躍の場を広げようとしているところです。そこで、この記事では目黒さんが出演した過去作を振り返り、俳優としての魅力を再検証します。

2015年に俳優デビュー。ブレークのきっかけは?

数多くの話題作に出演してきた目黒さんですが、本格的な俳優デビューは2015年放送のドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系)です。同作では、鈴木梨央さん演じる小学生の友達“お兄ちゃんズ”の1人となる少年E役として出演。初々しい演技を披露し、旧ジャニーズ事務所のファンの間では話題になったものの、世間的には注目されませんでした。

そんな目黒さんが俳優として知名度を上げたのは、Snow Manのデビュー後に出演した、2021年放送の『教場II』(フジテレビ系)です。木村拓哉さん主演の人気ドラマシリーズで、目黒さんは冷静な観察眼を持つ警察一家に生まれた生徒・杣利希斗を担当。珍しい短髪姿で作品に挑み、レベルの高い演技を見せて人気を得ました。

さらに、2021年10月からは、なにわ男子の道枝駿佑さんとダブル主演を務めた『消えた初恋』(テレビ朝日系)に出演。漫画原作の少し変わったラブコメ作品で、目黒さんはバレー部に所属するまじめで真っすぐな性格の持ち主・井田浩介を演じました。

井田は、道枝さん演じる青木想太が自分を好きだと勘違いしているキャラクター。男子高校生同士の勘違いから始まる奇妙な友情と恋心を描いた作品で、目黒さんはコメディードラマにも対応できる力を披露しました。その後は、グループで参加した映画『おそ松さん』を経て、大ブレークのきっかけとなったドラマ『silent』(フジテレビ系)が放送されます。

社会現象を巻き起こした『silent』で大ブレーク!

2022年10月から放送された『silent』は、川口春奈さんが主演を務め、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録しました。同作で目黒さんは、18歳のときに突然「若年発症型両側性感音難聴」を患う佐倉想を熱演。突然の病で生活が一変し、恋人や友達と離れることになる難しい役となり、目黒さんが見せる切なくも温かい演技に多くの視聴者が涙しました。

難病を患う想は、セリフが少なく手話を使う場面が多いのですが、目黒さんは表情をうまく使い分けて繊細に表現。俳優として、高い演技力が一般的に広く知られるようになります。

その勢いのまま、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』ではクールで空気が読めないキャラクターの柏木弘明を、映画『月の満ち欠け』では心から愛した女性をいつまでも思う一途な男性の三角哲彦を担当。『silent』の大ブレークもあり、目黒さんの演技に多くの人が注目しました。

さらに人気を拡大した“2つの主演作”とは?

そんな中、2つの主演作でさらに人気を拡大することになります。1つは、劇場版まで制作された『トリリオンゲーム』シリーズです。ドラマ版はTBS系で放送され、目黒さんはチャラく世界一のワガママを自称する天王寺陽(ハル)を演じます。かなりむちゃな設定も多かったのですが、無鉄砲でうさんくさいハルをしっかり再現することに成功。劇場版でもハルを魅力的に演じ、作品は大ヒットを記録しました。

もう1つのヒット作が、2023年3月公開の映画単独初主演を果たした『わたしの幸せな結婚』です。顎木あくみさんの小説が原作の映画で、大正ロマンを思わせる時代が舞台となり、目黒さんは銀の長髪が特徴的な久堂清霞を担当。ハルとは真逆の性格の主人公で、美しい見た目とは裏腹に冷酷無慈悲な男という設定となりました。全編にわたってシリアスな映画ですが、目黒さんは清霞のツンデレな部分も披露。ヒロインを演じた今田美桜さんとの相性も抜群で、ファンタジー要素の強い作品で魅力を十分に発揮し、映画は大ヒットを記録しました。
 

月9初主演、日曜劇場への参加で演技の幅を広げる

そして、2024年にはドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)で、月9枠の初主演を務めました。同作は『silent』の制作チームが携わったドラマで、目黒さんは元恋人の死をきっかけに娘の存在を知る28歳の青年・月岡夏を担当。優柔不断でどこか頼りない夏を繊細に演じ、娘を通じて人間として成長する主人公の姿を丁寧に描き出しました。

現在は日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』で、中条耕一を演じています。当初、耕一は謎の男として役名や設定が伏せられていましたが、佐藤浩市さん演じる馬主・山王耕造の隠し子だったことが判明。物語後半の主要キャラクターとして活躍中で、主演の妻夫木聡さんをはじめ、名だたる名優たちにひけを取らない演技を見せています。耕一は競馬オタクで、馬の血統を語るときには早口になってしまうほどのマニア。不思議な雰囲気の耕一をうまく表現し、ドラマの人気を支えているところです。

 

目黒蓮、今後の出演作は?

目黒さんの今後の出演作も気になるところ。『教場』シリーズの新作では、警察学校の卒業生の1人として登場し、主人公・風間公親の身に迫る危機を回避する役のようです。2026年2月に公開予定の映画『ほどなく、お別れです』では、浜辺美波さんとダブル主演を務め、葬儀会社の葬祭プランナー・漆原礼二を演じます。浜辺さん演じるヒロイン・清水美空を指導する指南役となり、厳しくも優しい先輩社員を演じる予定です。

さらに、大ヒット漫画が原作の映画『SAKAMOTO DAYS』では、主人公である最強の殺し屋・坂本太郎を担当。約4時間もの特殊メイクを施す激変ぶりも見せながら、ハードなアクションシーンにも挑戦する予定で、新たな目黒さんの一面を見られることでしょう。そして、『SHOGUN 将軍』シーズン2では、新キャラクターの和忠(かずただ)役を演じます。詳細は不明で、どんな役なのかは今後解禁されるようです。
 

俳優として世界に羽ばたく目黒蓮の魅力とは?

ここまで目黒さんの俳優としての仕事を振り返りましたが、数々の話題作に出演してしっかり結果を出してきた印象です。俳優としての魅力はずばり、どんなタイプの役も自然に見えるよう、しっかり理解した上で演じているところでしょう。プロデューサーや監督がどんな演技を求めているか理解する頭の良さがあるので、どんな役でも自分のキャラクターに仕上げられるのだと考えます。

また、スタイルが良くスッキリした顔立ちで、ラブストーリーからSF、アクションまでさまざまなジャンルのキャラクターに対応できるビジュアルなのもポイント。『SHOGUN 将軍』シーズン2では、本格的な時代劇に挑戦するわけですが、きっと見た目からしてもハマる役を見せてくれるでしょう。

日本だけでなく、今後は世界展開も視野にいれて俳優として成長しそうな目黒さん。話題作が目白押しの2026年はどんな演技で楽しませてくれるのか、期待しましょう。
この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文:ゆるま 小林

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