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60代から始める自由な【ひとり旅】人気ブロガー・ショコラさんおすすめのスポットは?

  • 2025.11.27

60代から始める自由な【ひとり旅】人気ブロガー・ショコラさんおすすめのスポットは?

小さなしがらみや予定に追われる毎日から、少しだけ離れてみませんか? 小さな荷物と、大切にしたい“好き”なものだけを抱えて出かければ、誰にもジャマされない自由な時間が待っています。今回は人気ブロガーのショコラさんに、実際に行ってよかったひとり旅について教えていただきました。

お話を伺ったのは
ショコラさん ブロガー

しょこら●1956年生まれ。
夫と別居後、40代で一人暮らしを始め、契約社員として働き始める。
67歳まで仕事を続け、2023年に仕事をリタイア。
現在は、趣味やひとり旅を楽しむ日々。
60歳のときに始めたブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が、幅広い年齢層の女性から支持を集めている。

ときにはツアーを利用して安心安全に旅を楽しむ

「元気なうちに、行きたいところに行かなくちゃ!」と、近頃ひとり旅熱が加速しているというショコラさん。これまで訪れた中で印象に残る旅先を紹介してくれたが、すべてが個人手配の旅ではなく、ツアー旅も活用しているという。

「ひとりでは行きにくい場所への旅は、ツアーに入ったほうがラクだし安心です。ひとり参加OKのツアーには、『ひとり参加可』と『ひとり参加限定』の2タイプがあり、今年行った台湾は前者のタイプ。私以外にもひとり参加の方がいたこともあり、気兼ねなく楽しめました」
一方、じっくりめぐりたい場所への旅は個人旅をセレクト。

「誰かに気を使うことも、使われることもなく、自由を満喫できるのが個人旅の魅力。今後も目的や交通の便などで旅のスタイルを使い分け、ひとり旅を楽しみたいなと思っています」

のんびりじっくり楽しめた【台湾旅】

今年4月、かねてから行きたかったという台湾へ。「ツアー名に“急がずめぐる”とあったのですが、その言葉どおり、スケジュールはとてもゆったり。ひとりで街歩きを楽しむ時間もあって、大満足の旅でした。自分以外にひとり参加の方がいたのも心強かったです」

日月潭文武廟(リーユエタンブンブビョウ)

「日月潭という湖と、そのほとりに立つ文武廟。眺めがとても美しく、もう一度訪れたいと思うほど。山奥にあるので、ツアーでなければ行けなかったかも」

無為草堂人文茶館(ウーウェイツァオタンレンウェンチャーグワン)

ツアー初日の夕食は、日本と中華の折衷様式の建物が美しい茶館、無為草堂へ。「池を囲むように立つ日本統治時代の建物も、店内の調度品もため息が出るほどすてきでした。食事の後は、ホテルに戻り解散。その後、夜のお散歩を楽しみ、ひとり旅気分を堪能しました」

安平樹屋(アンピンシューウー)

「ガジュマルの根が絡みついているのは、100年ほど前に建てられた倉庫だそう。一度この目で見たいと思っていましたが、植物の生命力にただただ圧倒されました」

ドラマや小説の舞台【長崎・福岡の旅】

小説や映画の舞台を訪れることも多いというショコラさん。「長崎を訪れたのも、『海に眠るダイヤモンド』がきっかけ。舞台となった軍艦島に上陸すると、当時の人たちの暮らしぶりがありありと浮かんできて。ドラマとシンクロするような、不思議な感覚でした」

軍艦島(端島[はしま])

「軍艦島に上陸するには、風速や波の高さなど、厳格な安全基準をクリアしなければならず、上陸できるかヒヤヒヤ……。運よく上陸できてラッキーでした」

門司港駅

「せっかく九州に行くならと、以前から行きたかった門司港駅へ。国の重要文化財に指定されている駅舎は、夜の闇に浮かぶ姿も美しかった!」

稲佐山からの夜景

「きらめく光の絨毯に思わずため息。大好きな作家、吉田修一さんの故郷、長崎を訪れたいとずっと思っていたので、実現できてよかったです」

三宜楼(さんきろう)

「門司港近くの高台に立つ高級料亭、三宜楼。昭和6年に建てられた建物の内部をはじめ、器や芸者さんの愛用品など、当時の繁栄ぶりがわかる資料も見ごたえがありました」

絶景には満足【広島・山口の旅】

“ひとり参加可能”なツアーを利用。「いろいろな場所に行けたのですが、一カ所ごとの滞在時間が短く、ご家族連れやご夫婦参加者が多くてちょっとモヤモヤ」

元乃隅(もとのすみ)神社

「青い海と空を背に123基の鳥居が連なる風景は、まさに絶景。暑い中、この鳥居をくぐって歩いたのもいい思い出」

角島(つのしま)大橋

「ドラマやCMで有名な角島大橋。エメラルドグリーンに輝く海と、白い橋のコントラストが本当に美しかった!」

嚴島神社

「嚴島神社は今回の旅の一番の目的地。じっくり見る時間がなかったので、いつかまたひとりで訪れたいですね」

ショコラさんが次にねらうひとり旅は?

弘前、田沢湖、角館など【東北旅】

「旅行会社から届くパンフレットを見ていたら、突然東北に行きたくなって。図書館で借りたガイドブックを見ながら計画を立て、この秋に旅行予定です」

尾道、倉敷など【瀬戸内旅】

「レトロな建物や街並みが好きなので、尾道、倉敷にはぜひ行ってみたいなと。気ままに街を歩き、建物や街並みをじっくり味わいたいですね」

※この記事は「ゆうゆう」2025年12月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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